2010年04月26日

身から出た中国のサビ

 上海万博をめぐる盗作騒ぎが10日ほど前から話題になっている。PRソングは部分的にしか聞いていないので全体的に似通っているのかどうか知らないが、少なくとも私の聞いた部分は岡本真夜の「そのままの君でいて」とウリ二つだ。

 盗作の疑惑を持たれている中国の作曲家は、韓国とメキシコの楽曲も盗作しているのではないかと指摘されている。メキシコの曲と盗作曲とされる曲を部分的に聞いたらこれもそっくり。あちこちの国の歌をパクッてしまう作曲家もスゴイが、もっとすごいのはそれを見つけた人だ。どこでどうやって見つけたんだろう? つくづく悪いことはできないなぁと思った。

 PRソングが点火剤になったのか、公式マスコット「海宝」と中国パビリオンまで盗作疑惑が浮上している(ちなみに私はガンビー君を知りませんでした)。写真を見る限り、個人的にはこの程度なら許容範囲内だと思う。これで盗作だったら、日本のスーパー銭湯なんて、設計会社が違ってもどこも同じような造りで盗作だらけだ。

 ディズニーランドのパクリ騒動なんかもあった中国だけに、いったん厳しい目が向けられると、そのバイアスを払拭するのは大変。盗作騒ぎの拡大は「身から出たサビ」とも思える。
     
posted by らくだ at 23:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
むかーし、私が子供の頃は、
「日本がまねが上手い国」って言われてました。
ただ、日本の場合には、まねてもアレンジを加えて、元の本物よりも良いものにしてしまうので、アメリカなどから「新しいものは独自に作れない」なんてイヤミを言われてました。
日本人はそんなことすっかり忘れてしまったみたいですね。

中国の場合、うり二つにパクリますよね。
またはその逆で、まねのレベルが低い。

どうせまねるなら、本物より良いものにするくらいの意気込みが欲しいですね。
Posted by うに at 2010年04月27日 10:45
>うにさん
考えてみれば、テレビも自動車もコンピューターも全部“盗作”ともいえるのかもしれませんね。(^^;

子供のころは知的所有権なんて言葉もありませんでしたね。フラット化で世界中のものをパクリやすくなったと同時に、窮屈になったのは当然なのかな? 
Posted by らくだ at 2010年04月27日 23:20
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