昨年の選挙で民主党が圧勝した際、「不思議なほど感動がない」と書いた理由が分かってきた。本来なら感じると同時に理由も分かっていなくちゃいけないのだろうが、トロい私のことだからしょうがない。
自民党政権がようやく終わるってことに感慨はあった。しかし、新政権の実質的なリーダーは、古い自民党体質をもっとも引きずっている人物。私が子供の頃から自民党に対して抱いているイメージを一番体現している政治家は今なお小沢サンなのだ。民主党の実質的なリーダーが「ミスター自民党」というのもヘンな話だけれど…。古賀さんはじめほかにも「ミスター自民党」と称される人はいるけれど、小沢サンに比べるとどうしても小粒にみえちゃう。
鳩山サンにしても小沢サンにしても、億単位の金銭スキャンダルは庶民感覚からあまりにもかけ離れていて別世界の話のようだ。早くまともな感覚を持ったリーダーが出てきて本物の「チェンジ」を果たしてもらいたいものだけれど、有権者の間にも「政治家はカネに汚い人、清廉潔白な政治家なんていない」という諦めに似た認識ができているようにも思う。
自民党政権が続いていたらJALの破たんはもっと先送りされていただろうし、政権交代した意味はそれなりにあったと思うべきだろうか。
2010年01月19日
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