1位のエミレーツ航空は給料が非課税、マンションと乗用車が供与され、医療は歯医者まで保険でカバーされて無料というから人気の高さも当然だ。なぜかJALが5位に入り、インタビューされた人(音声を聞いていただけなのでどこの航空会社の人か不明)が「給料がいいって聞いているから」と答えていた。笑えた。
この人はJALの経営状態をまったく知らないのかな。同業他社の大まかな状況くらい知っていても良さそうなものだけど。それにしても「給料が高いと聞いているから」という理由で債務超過の企業に転職したいって人が何人もいるのは異常だ。要するに高給すぎるってこと。
企業年金にしたって、債務超過の会社から従来と同じだけ企業年金をもらって当然なんてムシがよすぎる。Good Old Daysは過ぎ去ってしまったのだ。
自分の納めている税金がJAL存続に使われて従業員の給料や退職者の年金になって消えていくのは絶対に納得できない。個人的にはJALはいったんつぶれた方がいいと思う。
日本に大手のLCC(格安航空会社)でも育っていれば、JALの路線を引き継がせることもできたかもしれないけれど、そこまで体力のある会社は現段階で存在しない。よってブラジル方式(フラッグキャリアのヴァリグが破たんしてLCCのゴルに買収された)は難しそう。
ならばスイス方式で(旧スイス航空の破たん後、子会社のクロスエアが継承して会社名をスイスインターナショナルエアラインズとした)。JALウエイズでも別の子会社設立でもいいから、事業を引き継がせればいい。当然ながら継承会社はJALの給与体系や企業年金は引き継がない。しかも、企業名をあまり変えなければ対外的にはつぶれたなんて分からず、JALが存続しているようにみえる。国民の負担を考えるとこれが一番、と素人の私が提案してみる。
ランキングの話に戻ると、2位は独ルフトハンザ、3位はシンガポール航空、4位タイ航空の順だった。JAL以外は納得できた。