ここんとこ、ホームページ用のメールアドレスには届かなくなったのに、メインで使っているメールアドレスには半端じゃない数が届いている。日を追うごとに増えていて、朝起きてチェックすると50通、ビジネスアワーに入るとさらに加速して100通ぐらい届くのが普通になっている。要するに会社のパソコンが感染しても痛くも痒くもない人が多いらしい。
それがきょうは1通も届かなかった。正確にはウイルス関連のメールは1通だけ届いた。DIONからの「ウイルス検出のご連絡」というメールだ。内容は以下の通り。
DIONのメールサーバがウイルスを検出したため、該当のメールのfromアドレス宛にお知らせしております。添付のメール配送情報にお心当たりがある場合、お客様のパソコンがウイルスに感染している可能性がございます。至急ご確認をお願いいたします。「fromアドレス宛に」っていうところにちょっと引っかかったし、DIONにそんなメールを送ったつもりはないものの、こんなメールがきたらやっぱり不気味だ。ISPの有料サービスでアンチウイルスソフトを入れていて自動的にアップデートされているはずなんだけどなぁとブツブツいいながらスキャンしたら、やっぱりシロだった。
DIONからきたメール、私が送ったというメールのヘッダー部分も付いていた。確かにreceived fromは私のメールアドレスになっているんだけど、その隣のIPアドレスは210.198.100.211となっている。これをIPドメインサーチのサイトで調べたら、本当の発信元と思われるのはセコムウインテック山梨だった。1日に百数十通来るウイルスメールを全部調べているわけじゃないけど、1日のうち少なくても何通かはここのIPが記されている。
DIONてウイルスメールが差出人を詐称することを知らないでこんなメールを送ってきたわけ? 迷惑な話だなぁと思ったら、DIONには1月157円でウイルス撃退お好み着信サービスというのがあり、その一環として「送信元警告機能」というのがあるのだった。
ウイルス撃退お好み着信サービス」では、ウイルスを検知した時に、そのメールの送信元(from:に書かれているメールアドレス)に向けて、「あなたが送ったメールからウイルスが検出されました」というメールを送付する「送信元警告機能」があります。恐ろしく時代遅れなサービスだ。ウイルスメールが差出人を詐称するのは1年以上前からの話で、今は主流派になっているのに。いままでDIONからこんな不愉快なメールが1通しか届かなかった私はひょっとするとラッキーかもしれない。DIONでも恐ろしく失礼なことをしているのに気付いているようで、5月26日には送信元警告機能サービスを終了するという。遅いよ!!