なんせこの男性には10年以上も前に友人を紹介しようと試みたこともある。私の根回しが不十分だったこともあり、全くうまくいかなかった。
2年近く前、新婦が仕事をやめて実家に帰っていると聞き、新郎に「彼女はいろいろつらいことがあったみたいだから慰めてあげなよ」とメールを送ったのが2年近く前。ほかの男性から「○○さん(新婦)のメールアドレスが変ったみたいなので教えてください」というメールが来たときは、2人の恋路に邪魔が入ってはいかんと思い、はぐらかして教えなかった。
私の思惑通りに2人が付き合っていると聞かされたのが1年前。ウホッと舞い上がったものの、それから先がなかなか進まず、先行きを危ぶんでいたところだった。昨年11月半ば、私の父が入院したのとほぼ同時にホームページのBBSがつぶれてどっぷり落ち込んでいたにもかかわらず乗鞍くんだりまで出かけたのも、なんとかこの2人をくっつけようと私が計画した1泊旅行だったからだ。
こうしてみると私はかなり気合の入った「お見合いおばさん」だ。これまでも、こんなことを何回もしてきたけれども、成功例はきのうの1組だけ。「らくだの結婚相談所」はビジネスにはなりそうにない。