何日目かの段階で「一生分の滝を見たと思う」とボソッと言ったら、みんな同意してくれた様子だった。その後もいくつも滝を見たから、滝に限定すれば人生を1.5回分生きたような気がする(ってなんのこっちゃ)。といっても私は子供のときから滝見物が大好きなので、どの滝も楽しめた。
しかし正直に書くと、あまりにもたくさんの滝を見すぎてごっちゃになり、名前もよく思いだせない。「フォス」というのがアイスランド語で滝を意味するらしい。どの滝も無料で見物できるし、柵や注意を促す看板等もなかったように思う(細いロープが張ってあるところは一部にあった)。日本とはエライ違いだ。そんなアイスランドの滝をまとめてご覧あれ。
↑「ゴールデンサークル」と称される定番観光ルートの一部になっているグトルフォス。左側に写っている小さな人間たちをみれば規模はおわかりいただけるはず。
↑同じく「ゴールデンサークル」の別の見どころ「シンクヴェトリル」にあるオクスアルアゥルフォス。シンクヴェトリルは世界で最も早く民主制議会が開かれた場所で、北米プレートとユーラシアプレートの境目になっているところでもある。この滝は北米側からユーラシア側に流れ落ちている(と思う)。なぜか滝の上部中心だけ緑色っぽくなっている。
↑セリャランスフォス。遊歩道ができていて滝の裏側をぐるっと歩くことができる。当然ながら水しぶきを浴びてビショぬれになる(滝見物はそうでなくちゃ)。
↑スコウガフォス。落差62メートル。滝の右側に遊歩道ができていて、上まで登ることができる。これは一番下じゃなくて途中の斜面から撮影。
↑東部セイジスフィヨルズルにある二股の滝。名前は知らない。流れ落ちて合流する。滝の右側に遊歩道があって滝壺まで歩くことができる。
↑名前不明の滝。
↑デティフォス。ヨーロッパで一番の水量を誇るとか。周りの岩がおもしろい形をしている。
↑ゴーザフォス。ガイドブックには一番美しい滝だと出ていた。いったい誰が滝の美醜を決めるんだろう?
↑私が個人的に好きなのは、こんな感じの幾筋もの細い滝。多分名前もないか、あっても知られていないと思う。これが道の両側に何本もあるのがアイスランド東部の風景で、すっかり慣れっこになってしまって特に写真も撮らなかった。上の写真を見て「こういう滝が一番好き」といっても見る人はピンと来ないかも。
↑おまけ。馬に「やっほ〜」と挨拶したら笑われた(としか思えない表情)。左の馬はおとなしく、なでなでしてあげたら気持ちよさそうにじっとしていた。そんな一シーンにも後ろに滝が写りこんでいる。
しかし、滝撮影は320万画素のショボいコンデジには厳しいものがある。新しいデジカメ欲しいな。次ももちろんコンデジだけど、マニュアル操作ができるやつ。
私は、デティフォスにゾクっとしました。
確かに凄い水量って感じですね。
その次の滝も確かに美しいです〜。
自然の多い国ですね。
テディフォスは迫力満点でした。しかも、滝が流れ落ちるところまで何の障害物もなく行けちゃうんです。
分別をわきまえた人ばかりで、日本の名瀑に比べれば訪問者の人数も少ないのかも知れませんが、日本の過保護ぶりに慣れた私にとってはビックリでした。
こちらには初めてお邪魔します。
アイスランド楽しまれたようですね?
滝だけの写真もいいですね?そう言えば、Moving Waterというアイスランドの滝だけのミニ写真集を買ってたんでした。
デティフォスまで行かれたんですね?数年前に行ったときは、悪路でバスが揺れましたが、大丈夫でしたか?
デティフォスに限らず、滝や断崖にも柵がなかったりしますよね?高いところや、端っこ好きの私としては、ついついギリギリまで行きたくなってしまいます。
特に、冬場は凍ってたりして「足滑らしたら終わりかも〜」といったスリルを味わえますよ。
レンタカーだと、いろいろ回れていいですね?運転は好きなんですけど、最近マニュアル車に乗ってないから練習しようかな?
あ、でもその前に方向音痴をなんとかしなきゃ、でした。
うわっ、ブログに来ていただいて嬉しいです。
デティフォスの道はダートでしたが、ランドマンナロイガルへの道に比べれば、鏡のようになめらかでした(ちと大げさか…)。ランドマンナロイガルに行くときはものすごいガタボコ道だったんです。英語のガイドブックに従って行ったんですが、ルート選択を誤ったようです。
しかし、デティフォスもほかの滝も、その気になればギリギリまで近づけますね。私はそのほったらかしぶりが嬉しかったのですが、一方で『これまでに転落事故はないのかな〜』と心配してしまいました。
そっか、冬場は周りが凍っているんですね。夏とは全然違う眺めなんだろうな〜。冬の滝も良さそう!
レンタカーは幸運にも「オートマが余っているから」と、マニュアルのレンタル料金のままでオートマを貸してもらえたそうです。もしマニュアルだったら、多分2300キロ余りも走り回っていなかったと思います。(って、運転はすべて他人任せで、助手席か後部座席から文句だけ垂れていた私ですが)
レンタカーの旅もいいですね!運転しないしバス大好きだからよいのですが、デティフォスの奥にまた素敵な滝の光景があるらしく、とか、バスを逃してランドマンナロイガルに行きそこなったりとか、そこは自由になりませんな。あと… 内陸の悪路を走るのは、お好きな方にはたまらないかも?(笑)
私もいつもは公共交通機関で旅しています。今回はたまたま友人が誘ってくれたので便乗させてもらえてラッキーでした。しかも、いつも1人旅か夫との2人旅なので、十数年ぶりに友人とのグループ旅行ができて新鮮で楽しかったです。
車の旅ってタイムテーブルがないので、どうしても昼過ぎ頃まで「わ〜すご〜い」などといいながら時間を使い、3時すぎになって「ヤバイ、時間がない。ユースのチェックインは8時までと言われてた」とあわて出す毎日でした。こればかりは学習効果がなく、最後まで変わりませんでした。
それに車だと、現地の人や他の旅行者と話をする機会はガクンと減ってしまう。いろんな人に話しかける癖のある私にとって、それはちょっとマイナスポイントでしたが、車でないといけないところも随分ありました。総合的には車で回ってよかったかな、と思っています。
車も加わると旅の幅が広がるな〜。実はペーパードライバーにもかかわらず、6月にケアンズでレンタカーを借り、400キロ余り走って温泉に往復。最後に車を返す直前の給油で見事にベコった前科者です、あたしゃ。