2009年04月23日

中身よりも付録

 最近のファッション誌は付録で売れ行きが決まるのだという記事(4月18日付のJ−CASTニュース)を『ふ〜ん、中身よりも付録で勝負ってのも編集サイドとしたら悲しい話だねぇ』を冷やかに見ていたのだが、自分も付録の威力をいやというほど実感することになった。

 福岡の出版社が出している「温泉博士」というマイナーな月刊誌が所用で必要になった。毎月10日発売だから発売日からまだ10日程度しかたっていない。当初の九州・山口版が西日本版に拡大し、全国版になったのは昨年の秋から。東京あたりではまだあまり知られていないはずで、そんなに売れないだろうと高をくくっていた。発売の直後に池袋ジュンク堂内の2カ所に置いてあるのを確認していたし。

 ところが、である。そのジュンク堂に行っても見当たらない。在庫を確認してもらったら、あっさりと「在庫が切れてしまいましたので、お取り寄せになります」と言われた。それから4軒回ったが3軒は売り切れで1軒は取り扱っていなかった。

 なんでこんなに売れるかっていうと、無料入浴特典があるからだ。雑誌を持っていくと、あちこちの温泉(今月号は全国127カ所)で無料入浴させてもらえる(GWなど除外期間あり)。雑誌が450円だから、普通なら1カ所行くだけでも元が取れる計算だ。有効期間は雑誌発売日の5日後から1カ月(今回は4月15日から5月15日まで)。

 そんなわけで温泉好きの間ではあっという間に評判となり、発売と同時に購入する人が多い様子。雑誌の記事内容が話題になった記憶はないが、「今月はどこどこの温泉に無料で入れる」という話題ならあちこちで見かける。まさに記事よりも付録で売っているクチだろう。ファッション誌だけじゃないんだ。

 「出版不況」という言葉は今回の景気後退以前からずっと言われている。雑誌の廃刊が相次ぐこのご時世に5軒の本屋を回っても手に入らないバカ売れ雑誌があるとは思わなかった。

 結局、本屋はあきらめてネットで買ってセブンイレブンで受け取ることにした。最初からネットで注文しておけば無駄な時間を使わないで済んだけれど、所用に間に合うかどうかギリギリのところだ。


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posted by らくだ at 19:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 書評・芸能など | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この本は新宿のジュンク堂もありませんでした。4月20日現在 東京駅の八重洲ブックセンターに1冊残ってました
Posted by ウサギ忍者 at 2009年04月25日 07:49
ウサギ忍者さん、
こちらまでおいでいただき、ありがとうございます!

八重洲ブックセンターでも1冊ですか…。やっと最寄りのセブンイレブンに届いたみたいなので、明日取りに行ってきます。
Posted by らくだ at 2009年04月25日 22:22
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