日銀の福井総裁の名前がブッシュ、金正日、ビンラディン、プーチン、ビル・ゲイツ、ローマ法王と併記されている。すごい顔ぶれだな〜。米タイム誌最新号の「世界で最も影響力を持つ100人」の「指導者と革命家」部門の20人に堂々リストアップされているのだ(記事の詳細は定期購読者しか読めないけど、同部門20人の名前はこのページの下部に掲載されている。ほかの部門で日本人が数人リストに入っている)。
グリーンスパンFRB議長を差し置いてねぇって感じだ。福井総裁の評価ってそんなに高かったの? ちょっと意外。購読していないので、何が評価されたのか知らない。顔ぶれをみると必ずしも好評価された人ばかりじゃなさそうだけどマイナス評価ってことはないよね。
6年前に福井副総裁(当時)が営業局課長の接待事件の監督責任をとって松下総裁(同)と辞任したときは「幸運ならばひょっとして総裁に返り咲ける日がくるかも」って感じだった。あのころを振り返るとこんな雑誌に掲載される日が来るとは夢にも思っていなかった。
対照的なのはドイツ連銀(BUBA)かも。中銀の独立度調査をすると、昔は必ず1位に入ったもんだ。といってもペール元総裁とティートマイヤー前総裁のころの話だ。
欧州中銀(ECB)に金融政策の決定権が移ってからBUBAの凋落が著しいように感じる。先週末にウェルテケ総裁が引責辞任した。といっても彼は部下じゃなくて自分が接待を受けていたのが原因だ。2002年初めのユーロ現金流通のイベントで家族の文までホテル宿泊費7600ユーロ(現在のレートで約10万円)をコドレスナー銀行に払ってもらっていたのをシュピーゲルにすっぱ抜かれた。
BBCなどの報道によると、野党は財務省がホテルの請求書などをシュピーゲル−ゲルに横流しして一連の騒ぎを始めたと非難しているとか。BAのホームページに掲載されている辞任の挨拶(PDFファイル)は財務省への恨み節に満ちている。
The trust between the Federal Finance Ministry and myself has been irreparably destroyed.(財務省と私自身の間の信頼は修復不可能なまでに破壊されている=筆者訳)こんなドロドロした挨拶って初めて見る。なんだかまだ尾を引きそうな雰囲気だ。ウェルテケの名誉回復はあるんだろうか?
日本ていつのまにかそんなに景気が良くなっていたんですね。経済指標もほとんどみていませんが、つい先日アメリカのISM(私はNAPMといったほうがしっくりきます)をみて、「アメリカはいいなぁ。景気がよくて」と思っていたところなんです。目からうろこって感じです。どうもありがとうございます。
たしかに、庶民アンテナですが周りの人は余裕ありげに見えます。
加藤の乱以来の谷垣ファンとしては良い仕事をしているのだと安堵しました。
ますます活躍を期待したいところです。
だから「ファンダメンタルズを反映して・・・」とかアナリストやディーラーが言っていても真に受けない方がいいです(笑)単にみんなが「いい」と思って買ったという動きがあったに過ぎないので。下手したら5分後には違うこと言います。