2008年10月22日

私は「わたし」

 文化審議会の漢字小委員会が「私」という漢字を「わたし」と読んでもいいと了承したという(10月21日の産経ニュース)。そんなことをいわれても、小学生の頃から「私」と書いて「わたし」って読んでいた。小学、中学、高校と何も言われなかったし、職場でも「私」と書いて「わたし」と読む暗黙の了解があった。細かい決まりがようやく実態に追いついた。

 自分にとって「わたし」よりも問題があるのは「こむ」の漢字表記。「込む」じゃなくて「混む」を使うことになるとか。以前の職場で「こみあうは『混み合う』じゃなくて『込み合う』ね!」と教育を受けた身には「込む」が染み込んでいる。学生時代に「混む」と書いていたのを社会人になって「込む」と直した。

 ネット上で書く文章にも「込む」を使っている。一般的には「混む」を使う人が多いに違いない。わざわざ「ホームページのここの字が間違っていますよ」とメールで指摘してきた人すらいる。これは実態に自分が遅れていたってことだ。

 今後は「混む」が優先されるという。紙に書いたものは直せないにしても、ネット上に公開していて修正可能なものは直したほうがいいんだろうな、やっぱり。優先度なんてつけないで「どちらでも可」と曖昧にしてくれると修正しないですむからありがたい。
posted by らくだ at 20:18 | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

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