2004年11月19日

不愉快な犯罪用語


 奈良市で小学校1年生の女の子が殺された事件、時間がたつにつれて悲惨で異常な事件像が次々に明らかになってくる。テレビで「快楽殺人」とか言っているのを小耳に挟み、すごい違和感があった。こんな悲惨な殺人を「快楽」とは何だ! これほど事実と正反対の言葉はない。

 このほかよく使われる私の嫌いなことばに「愉快犯」というのがある。使われるのは決まって不愉快な事件のときだけだ。何で犯罪者側の視点で表現しなくてはいけないんだろう? まったく無関係の私が不愉快になるってことは、被害者はどんな気分になることか。恐ろしく不適切な言葉だ。

 ところで、テンプレートを変えようとしたら、途中で画面がフリーズしてワケの分からないレイアウトになってしまいました。明日修復します。  

posted by らくだ at 22:19 | 東京 🌁 | Comment(3) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんな表現をするから罪が軽んじられる
被害者の方はもちろん、心を痛めている人間に
聞かせられない追い討ちをかける言葉の暴力だと思う。
Posted by 聖婆 at 2004年11月19日 23:46
 性犯罪のときの「犯人はいたずら目的で」の「いたずら」と
いう言葉にも違和感あります。被害者側に立ったら、きくのも
耐えられない言葉ですよね。

Posted by テレジア at 2004年11月20日 09:34
「言葉の暴力」、まさにその通りですね。
マスコミの人たちや評論家たちはいつも何気なく使っている言葉かもしれませんが、あまりにも無神経ですね。
Posted by らくだ at 2004年11月20日 09:36
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック