私のようなオバサン世代は栃木名物といえば干ぴょうくらいしか思い浮かばないのだが、少し前に栃木県限定で「レモン牛乳」なる飲料を売っていると聞いて密かに興味を持っていた。久しぶりに栃木県の湯めぐりをする機会があったのでコンビニで買ってみた。
製品名は「関東・栃木レモン」。レモンは大きな太字、関東は大きめの字、栃木は目立たない小さな字で書いてある。通称の“レモン牛乳”を名乗れないのは乳飲料だから。底のほうに「商品名の関東・栃木は製造社名です」とわざわざ説明があるのに、脇をみると「製造者名:栃木乳業株式会社」となっているのが不思議だ。製品名は「栃木レモン」じゃだめなんだろうか?
栃木県のどこのコンビニでも置いているわけじゃなく、1軒目のセブン−イレブンにはなかった。西那須野駅前のセブン−イレブンで見つけた。200ミリリットルの紙パックで83円。
で、お味の方はというと、ひとことでいえばイマイチ。レモンらしさのかけらも感じられなかった。もともと「無果汁」という表記があるとはいえ、何らかのレモンらしい風味付けがあるのかと思っていた。実際にはただの甘い牛乳、じゃなかった乳飲料といったところ(牛乳よりも薄い)。私のレモン牛乳体験はこれが最初で最後になりそうだ。