たとえばこれ)。
ひょっとして、人質になっている英国のマーガレット・ハッサンさんかポーランド人女性なのでは、と思って大元のCNNのサイトをはじめ、あちこち海外のニュースサイトをのぞいたのに、どうもそれらしいニュースがみつからない。探し方が悪いのかな。それとも、身元が明らかになるまで何らかの自己規制みたいなのが働いているんだろうか(あるいは英大衆紙のサイトあたりには出ているのかもしれないけど、そこまで探していない)。日本のメディア各社も書き逃げというかなんというか、続報が全然出てこないのはなぜなんだろう。そろそろ身元がわかってもいいはずなのに。どうも不自然だ。
Wikipediaのハッサンさんの項には末尾に「ファルージャで11月15日、金髪ないし白髪の女性が両手足を切断され、のどを切られた遺体で見つかったが身元は確認されていない」としたうえで、ポーランド人女性は金髪だったと説明しているだけだ。香田さんの最初のときのように別人であることを祈るしかない。
一方、ファルージャで代表取材した米英のテレビにより、海兵隊員が非武装で負傷している捕虜を「死んだふりをしている」として射殺したことが明らかになった(
CNN)。日本で放映されたのは、射殺した瞬間の画像はなくてかなり編集されていたとはいえ、見ていて気分が悪くなった。こういう映像が世界に流されることで、また米英(と日本など)の敵は増えそうだ。
米軍関係者は「ファルージャを解放した」と涼しげな顔をしていたけど、「解放」と「制圧」じゃ全然違うな。まさにものはいいよう。
【追記】上のエントリーを書いて24時間もたたないうちに、メディア各社はハッサンさんが射殺されたようだと伝えた(BBC)。最後の望みも消えたのか。暗い気分だ。イスラム教徒のみなさん、アラーの神はこんなことを許さないはずでしょう。あなたちの同胞の暴走をどうにかして止めてください。
らくださんの言っていた人だ!と気づき、読み流さずきちっと読みました。
ハッサンさんは、イスラム教徒だったそうです。
残念です。
追記の部分を書きながら、イラクでは「キリストはこんな蛮行を許すはずない。どうかキリスト教徒のみなさんはアメリカ兵の蛮行をやめさせてください」と祈っている人もいるのかもしれないと思いました。ただただ悲しいです。