自分が海外旅行をしても、以前に比べて日本人の若者に会わなくなった。飛行機の中をみても個人旅行をしていそうな若者が少なく、熟年を中心とする団体客が目に付く(全体的な傾向として日本人が減って外国人が増えた)。バックパッカーをあまり見かけなくなった。
私が海外旅行を始めた学生のころとは確かに時代が違う。インターネットで海外の新聞や雑誌の内容も読めるし、観光地の写真だって検索すれば好きなだけ見られる。世界中の知らない人とチャットやテレビ電話だって楽しめる。わざわざ海外に出かける必要はない、面倒くさい、と思うのも分からないでもない。
でも、バーチャルはバーチャルだし、何もテレビや写真で何回も見た観光名所を見物することだけが旅ってわけでもない。私にとって旅の醍醐味は、観光名所見物よりもそこに行くまでの過程であったり、その国に住む人々の生活を垣間見ることにあったりする。知らない国で地下鉄やバスに乗って移動し、スーパーに入って商品を見たり物価を比べたり、レストランで食べたことのないものに挑戦する。町によって感じる匂いや音もある。実際に行ってみないと分からないことはたくさんある。
もちろんそれらは中年になったって高齢者になったって海外に行けば経験できるのだが、若者の感受性ってのは全然違うはず。数十年後の自分と日本のために海外にどんどん出かけてほしい。「書を捨てよ、町へ出よう」じゃなくて「携帯を捨てよ、海外へ出よう」ってところだ。
【続報】若者の海外旅行離れ−その2(2009年7月21日)
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それではまた来ます。
席を譲らなかった若者じゃないけど、そんな事に金使うくらいなら保証されてない自分の老後のために蓄えておく。
会社の
世代によって、時代によってライフスタイルが変わるってゆうのは世の常なんでしょうけど、年をとるにつれて時間が取れなくなっていく現在の自分を見るとバイクに乗ってあちこち旅をしてたあの頃がいやに懐かしい今日この頃ですな。
あ〜、俺もおっさんになってしまった〜。
「席を譲らなかった若者じゃないけど」という私には非常に分かりやすい比喩で説明してくれてありがとうございます。
記事にはワーキングプアという言葉も出ていたのですが、昔は『カネがなくてもとにかく海外旅行には行く』っていう人たちもいたのでピンときませんでした。FROGさんの書き込みを読んで、なるほど足元だけの話じゃなくて将来への見通しが昔と今じゃ大違いなのだと思い至りました。
>蔵@大阪さん
自分の時代をあてはめると、『なんで気力・体力があふれていて感受性も豊かな若いうちに外国に行かないの?もったいない…』と思いがちですが、今の日本において若者でいることって、結構厳しいことなのかもしれませんね。上のFROGさんの書き込みを読んでふと思いました。自分は良い時代に生まれ育ったと感謝すべきでしょうか。
しかし、心と金のトレードオフとでも言いますか…。
地球は回っていますので、僕らに子供ができるころには一周半くらいして、らくださんの頃のような心の時代が戻ってくると良いな。
って言葉が浮んでしまった自分に嫌悪感…
ただ私も最近若者が海外に行かなくなったという感覚は感じています。特に男子が。私の職場に入ってきた新人君も三年連続パスポートを持っていませんし(だからといって社会全体がそうだという結論にならないのは承知ですが実際自分の身の回りがそうだと強く感じます)。
自分が海外に行くことが好きだからということも有りますが、実際に行ってみて初めて分かることを感じない人が増えてきたというのは残念な気がします。なのでらくださんの結論には共感します。
猫も杓子も海外に行けさえすれば良いという風潮がなくなり、価値観が多様化した言ってしまえばそれまでの気がしますけどね。
http://news.ameba.jp/weblog/2008/07/15676.html
子供を持った親でしたら判ると思います。
らくださんは、お子さん産んでいますか?