今回訪問したジャワ島西部(たぶんインドネシア全体だと思う)には郵便ポストも郵便局も少なかった。たまたま郵便局の少ない場所ばかり歩いていたのかもしれない。それでも、かなりの繁華街をブラブラしても郵便ポストは見かけなかった。1週間の旅行で2、3回しか見なかったように思う。くすんだオレンジ色で目立たないってのもあるかもしれない。
そんなわけで、夫が買ってきてくれた切手を貼り付けたものの、投函しそびれて帰りの空港まで持って行った。普通、国際空港なら郵便局はあるし、最悪の場合でもポストくらいあるはず。
ところが早朝の便を利用したため、空港についたら人影もまばら。店もやっていないし、郵便局もポストも見当たらない。早く着きすぎて24時間やっているコーヒーショップでお茶を飲んだので、その店の人に聞いたら「知らない」という。
出国手続きをしたあとに郵便局や窓口がある空港も多いので、最初は楽観的だった。でも、あまりにも朝早くて人が少ないので不安になってきた。
ジャカルタの空港はチェックインカウンターに行く前にセキュリティチェックがある。そこの体格のいいおじさんに「ポストはどこですか?」と聞いてみた。やはり知らない。絵葉書を持った私が困った顔をしているのを見て「もし俺のことを信じてくれるのだったら、あとで出してあげるよ。空港内は分からないけれど、郵便局が道の向こう側にあるのは知っているんだ」という。
何となく信用できそうな人だったので、「必要な切手は貼ってあるので、投函だけしてください」と、ありがたくお願いした。それでも『忘れたりなくしたりしていないかな〜』とちょっと心配だったのだ。
なんせ私は旅先での無くし物が多く、このブログに書いたスピード社製の水着も最初に使ったところでレジ袋に入れたまま置いてきたのだ。おじさんを自分と一緒にして悪かった。ポツポツ届くメールのおかげで、また旅の余韻を楽しませてもらっている。