2011年12月31日

1年の最後に

 2011年が通りすぎていく。オタオタしているうちに終わってしまう。自分がいかに役に立たないかを実感した年だったし、「今のこの時代を日本で生きている意味」なんてことを柄にも無く考えた年でもあった。

 友人が教えてくれた嬉しいニュース。台湾のネットユーザーが選ぶ「2011年の嬉しかった十大ニュース」の1位に「震災後の台湾からの支援に対して日本人が感謝してくれたこと」が入ったという(中国語の元記事はこちら)。

 日本のネットユーザーにアンケートをとったら「震災後に海外から支援してもらったこと」がたぶん1位になると思う。

 他人の厚意に対して感謝を示すのって当然のことだと思うのだけれども、心にそれだけのゆとりがある人は少なくなっていると思っていた。だから、「謝謝台湾計画」を知ってブログで協力を呼びかけた際、友人など2、3人が協力してくれればいいなぁ程度の思いだった。それが分かっただけでも20人近くが協力してくれたという。みなさん、その節はどうもありがとうございました。

 こちらの感謝を喜んでもらえるって理想的だ。自分の行動は遅かれ早かれ結局は自分に帰ってくるのだと、ここ1、2年の間、いい意味でも悪い意味でも実感してきた。因果応報とか自業自得とかいうやつだ。

 人間て本当に都合よくできている。他人に何かしてあげたことはよく覚えているのに、他人からしてもらったことはすぐに忘れてしまう。一方で、他人からされた(悪い)ことはいつまでも根に持つのに、他人にした(悪い)ことは覚えていない。これが逆になれば、毎日をさぞかしラクにすごせるだろうに、聖人君子じゃないからそれが難しい。少しでも理想型に近づけたい。

 ではみなさま、ブログの更新をサボりがちですみません。今年もありがとうございました。良いお年を。
       
             
posted by らくだ at 18:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年12月29日

ある動画との再会

 何年か前に見た動画を偶然見つけた。同じ内容の動画が何種類もアップされているだろうから、その時とは違うものかな? 中身は前に見たものと同じ。

「幸せって何だろう?」って考えることが多かった1年の最後にもう一度見た。字幕だけなのに相変わらず泣けた。まだ見たことがない人はぜひどうぞ。

posted by らくだ at 20:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

2011年12月26日

クリスマスプレゼント?

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 昨日はクリスマスイブ用に夫がパエリアを作ってくれた。これで4人分なので、もちろん2人では食べ切れない。今晩もパエリアだったので料理当番だった私はほとんど何も作らずに済んでラクできた。我が家の料理当番は日替わりなのだ。

 ところで、ちょっと困っていることがある。アマゾンでデジカメ用の互換バッテリーを購入した。2種類のカメラ用に別々に購入。2個セットのと1個のとを注文したはずなのに、全部で4個届いた。まず1つ届き、その次の日に2個セットと前日に届いたのと同じのが届いた。あれ???

 アマゾン直販じゃなくてアマゾンに登録している別々の業者から購入した形なんだけど、要するに1つだけ注文した方の業者が間違えて2日連続で送ってきたらしい。返送するのはやぶさかじゃないけれど、送る作業が面倒くさいなぁ。まさか送料こちら負担なんてことはないよなぁ。クリスマスプレゼントだと思って、もらってしまおうか。
     
posted by らくだ at 00:03 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年12月22日

善意のブーメラン

 8月末にユーチューブにアップされた動画「善意のブーメラン」が話題になっていると知ってみてみた。



 良い意味でのアメリカらしさ100%。恥ずかしくなるほどスーパーポジティブ。『こんな風にいけばいいんだけど、他人の善意を踏みにじるヤツがどこかで絶対に現れるんだよね』とか『最初の少年はスケボーを放ったままじゃ盗まれちゃうよっ』なんて思ってしまった私は、かなり毒を溜め込んでいるみたいだ。疲れているのかな。
             
posted by らくだ at 23:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

2011年12月18日

最後の一葉

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 ハナミヅキにしがみつく葉っぱ一枚。デジカメを買い換えたので近所で試し撮りした。今回購入したのは富士フイルムのFinepix F600EXRというやつ。私が10年余り前、一番最初に買ったデジカメがFinepixで、5代目にしてまたFinepixに戻ってきた。今度のは今までになく望遠機能が使える感じ。

 久しぶりにカメラ売り場を丹念に見て回った。デジイチがずいぶん小型化・軽量化したなぁという印象。値段もコンデジの上位機種よりも安いのがあってビックリ。

 記録メディアだって、確か3代目のカメラまでは16MBのSDカードが付属品としてついていたと記憶しているのに、今じゃもう2GBのSDカードだって売っていない。こちらの希望通りに値引きしてもらえなかった代わりに、4GBのSDHCカードをおまけにもらった。
    
posted by らくだ at 21:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年12月12日

2011年の漢字

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 今年の漢字が「絆」になったそうだ。私は何ヶ月も前から「災」になるだろうと思っていたので、なんだかホッとするとともに自分のネガティブさを実感した(写真は8月に奈良の興福寺で撮影)。

 悪い意味の漢字は選ばないんだっけと思って過去をさかのぼって調べると、2004年に既に「災」という字が選ばれていた。しかし、2004年に大きな災害なんてあったっけ。思い出せない。ちなみに1995年は「震」、1998年は「毒」、2001年は「戦」、2007年は「偽」と、災害や犯罪絡みの漢字も選ばれていた。

 私はことし「絆」という言葉を噛み締めた記憶はない。それでも、震災後に日本が海外の多くの国からたくさんの支援を受けて「情けは人のためならず」ということわざが頭の中でグルグル回っていたのは、考えてみると「絆」を感じていたのかもしれない。

 今怖いのは年末の特別番組。きっと各局が1年を振り返る番組で東日本大震災の悲惨な場面を何回も繰り返し流すだろう。それを想像するだけで胸に重しを載せられたような重苦しい気分になる。

 新聞の写真ならそれほどショックはないのに動画を見るのはなぜか怖い。震災直後はテレビにかじりついていたのに、同じ場面を見るのが今ではつらい。逃げたくなる。東京に住む私がそんな風に感じるというのはヘタレすぎるのか…。時間がたてば乗り越えられるだろうか。
      
posted by らくだ at 23:21 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年12月02日

武雄市長の決断

 震災ガレキを受け入れる意向を表明していた佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長が一転して受け入れを断念したというニュースには驚いた(12月1日付西日本新聞夕刊)。

 残念なのは受け入れるのをやめたという事実よりも断念した理由だ。「安全性について市民を納得させられない」というのならまだ理解できるのだが、実際にはガレキを受け入れたら「苦しみをお前たち職員に与えてやる」、「武雄市が、市民が等しく楽しみにしているいろんなイベントをことごとく妨害する」などの脅迫が理由だという(詳しくは12月1日付のブログ武雄市長物語「震災瓦礫受け入れ提案の見送りについて」を参照)。もっと過激な文言もあったのかもしれないが、脅迫に屈する形になったのは他人事ながらとても悔しい。市長のブログにも悔しさがにじみ出ている。

 さらに残念なのは、武雄市の公式ホームページをfacebookページに移行するなどfacebook市長として知られる市長のfacebookのウォールだ。一昨日あたりに閲覧した際にはこの問題についてコメント欄で熱い議論が交わされていて、友人登録していなくても自由に読むことができた。賛成派・反対派を問わずに『鋭いなぁ』と唸る書き込みも多かった。

 それが今ではすべての投稿が閲覧できなくなってしまいウォールは空っぽ。原則として実名登録のfacebookでもダメだったか…。武雄市の公式サイトにも関連情報は見当たらない。それほどまでに強力な脅迫だったら、警察に被害届を出してもいいのではないだろうか。

 翻って東京の場合、いつの間にかガレキを受け入れることになっていて、「被災地からガレキを受け入れました」という事実の報道で初めて知った。石原知事嫌いの私でも、この件に関しては「よし!」と嬉しく思った。武雄市の話など読むと、たぶん都庁にも反対意見はたくさん届いているに違いない。あの知事ならたとえ脅迫があってもビクともしないだろう。その点は心強い。
    
posted by らくだ at 21:08 | Comment(6) | TrackBack(0) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする