2011年11月15日

「感謝台湾」の旅のはずが…

 台湾旅行から戻ってきた。今回は「感謝台湾」の旅として、いつもの旅よりも散財しようと思って出かけた。もともと貧乏性の私のことだから散財といっても最初からたかが知れているのだが、予想以上に苦戦した。

 平均すると毎日一食は誰かにご馳走してもらっていた。直前に書いたように全く知らない人からご馳走してもらったこともあれば、これまでの台湾旅行で知り合った人たちがご馳走してくれたり、家に招待して家庭料理でもてなしてくれたこともあった。

 なんせ台湾では「ご飯食べた?」が基本の挨拶。友人・知人の食事の心配ばかりしているんじゃないかって思うほどで、「はい、もう済ませました」って返事しているにもかかわらず、「一緒に食べようと思ってお弁当を持ってきた」とか「◯◯に一緒に行ってご飯食べようと思ってやってきた」と言われて、促されるまま2回立て続けに食事をしたこともあった。

 せめて泊まるところは昨年よりもグレードアップしようと思っていたら、ある町で「前にここで泊まったって言っていたよね」と、わざわざ昨年の宿まで知人が送ってくれた。おまけに中から出てきた宿の主人が「あんた去年も来て後で日本から写真を送ってくれた人だね。ありがとうね。今回は安くしてあげるよ」と、値引き交渉をしたわけでもないのに割引料金になった。「あの〜、私はお宅の通常料金よりも高いところに泊まろうと思っていたんですけれど…」なんて、もちろん言えない。

 おみやげも持ち切れないほどいただいた。自分で買う必要がなかった。というよりも、とても持ち運べないので買えなかった。あと、私の着ていたTシャツ(Thank you Taiwanのメッセージ入り)がよかったのか、本来なら有料の物・サービスがあちこちで笑顔とともに無料になった。

 というわけで、いつも以上に台湾の人々の厚意に依存した旅になってしまった。緊縮財政を心がけていたわけじゃなく、むしろ積極的にお金を使おうと思っていたのに。

 予想外の出費といえば、温泉愛好家の方に案内をお願いして山中の源泉地めぐりをした際、土砂降りの雨にあってジーンズがベチョベチョになってしまい、台北のユニクロでパンツを買った程度。これじゃ全然「感謝台湾」の旅にならなかったな。
      
posted by らくだ at 23:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする