2011年07月03日

水没ケータイ奇跡の?復活

 携帯電話(防水機能のないガラケー)が一時水没状態になっていたことに気づいたのは、半日以上たってからだった。気がつくと外側が濡れているだけじゃなく、中をあけても水滴がついていて液晶保護シートがめくれている。内部も電池、SIMカード、マイクロSDすべてが濡れていて、もちろん電源は落ちていた。カメラのレンズだって内側に小さな水滴がたくさん付いている。(><)

 こんな状態ではもう使えないだろうと9割方諦めた。とはいえ悪あがきせずにいられない。とにかく乾かすことにする。足温器の上に載せて乾かす一方で水没携帯の対処方法を検索すると、1週間ほど乾かしたほうがいいと出ているサイトもある。気の長い話だ。1週間待った末にやっぱりダメだった…なんてことになるのも悲しい。復旧作業を調べるのに並行して、オークションサイトで白ロムの相場も調べる。

 さらに調べたら携帯電話の乾燥機「ドライヤー・ボックス」なるものがあることが分かった。我が家から行きやすいところではヨドバシカメラ新宿西口本店に置いてあり、これをつかえば30分で乾燥できるという。しかも、乾燥しても携帯が使えなかった場合の利用料はタダ、治った場合でも1000円で済む。

 早速、ダメ元で新宿に出掛けた。目指す乾燥機はヨドバシ新宿西口本店の携帯電話館2階にある。利用をお願いすると、作業同意書への署名を求められた。「一部の機種では本体に変形等が起きる場合があります」「一部の機種ではキーボタンが押しづらくなる場合があります」「一部の機種では画面が映らなくなることがあります」などといろいろ書いてある。

 「画面が映らなくなることがある」っていうのは、復旧しないってことと同じでは?などと思ったが、このまま使えなくなるくらいなら試してみようと思って署名。30分ほどブラブラして店に戻った。

 ホカホカと温かい携帯電話に電池をセットして電源を入れると、なんと電源が入った。店員さんに促されてSIMカードを入れると、それもちゃんと認識している。ここまでで電池が切れてしまったのでメールや通話の機能は試さないまま満足して1000円払って帰ってきた。

 帰宅してから充電して試してみると、通話もメールもワンセグも使える。これで元通りに直ったと喜んでいいのだろうか? ドライヤー・ボックスのおかげで助かった。ヨドバシ新宿西口本店以外にはマルチメディアAkiba、マルチメディア横浜、マルチメディア川崎ルフロン、マルチメディア吉祥寺、マルチメディア梅田、 ウィルコムプラザ青森店(他社携帯も利用可能)にあるそうなので、同じような目に遭ったらぜひ行ってみてください。ただし、iPhoneはサービス対象外。
     
posted by らくだ at 21:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年07月02日

震災関連クリック募金のバナー増やしました

 震災関連のエントリーを書いたところで続けてもう一つ。2日ほど前、クリック募金へのリンクバナーを設置しました。。これ↓↓と同じやつです。

クリックで救える命がある。

 ここには3種類2種類の震災復興クリック募金があります。バナーをクリックしてdffのページを開けば分かるとおり、上の方に各社の小窓があって、そのうちユニリーバ、フィアット、東日本大震災復興支援という各小窓が震災関連。そこをクリックすると1日1クリックにつき1円を協賛企業が寄付してくれます。ユニリーバはツイッターも利用すれば、さらに1円寄付できます。

 エイブル、CHINTAI、カカクコム、第一三共、コスモ石油、JX日鉱日石は震災復興とは直接関係なく環境・教育・医療等のクリック募金を受け付けています。

【追記】東日本大震災復興支援のクリック募金が2日で終了した様子なので打ち消し線にて訂正しました。
posted by らくだ at 15:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ、訂正など | 更新情報をチェックする

「つなみ 被災地のこども80人の作文集」

文藝春秋増刊「つなみ 被災地のこども80人の作文集」 2011年 8月号 [雑誌] / 文藝春秋 (刊)

 書店でこの作文集が平積みになっているのを見つけて買った。東日本大震災で津波の被害を受けた保育園・幼稚園児から高校生まで80人分の作文が収められている。その一部は手書きの原稿用紙をそのまま掲載しているので、その思いがより生々しく伝わってくるように感じる。

 まだ、一部をパラパラと読んだだけなのだが、みんなしっかりしているな〜。これなら東北と日本の未来は大丈夫だ、という気になった。みんな心のどこかで『なんで自分(たち)だけがこんな目に遭わなくてはいけなかったんだろう』という理不尽な思いを抱えているはずなのに、友人や家族の命や自宅を奪った震災の悲惨さだけでなく、震災のせいで気づいたこと、分かったことなどを前向きに受け止め、それをこれからの人生に還元していこうと考えている子が多くて頼もしく思った。

 飛ばし読みをしながら印象に残った部分をいくつか引用しておく。
−−でも今、私達を全力で支えてくれている世界のたくさんの人達がいます。避難所で、イライラすることもあるけれど、世界中の人達が応援してくれていると考えると、頑張れます。だから、もう少し私たちを応援していて下さい。世界中の人達のおかげで、私たちは生きていくことができます。災害にあって、本当に人の優しさがわかりました。これからも、世界中の人達に感謝して、いつか恩返しできることを信じながら、元気に生きていきたいと思います。   
  閖上中学校2年 小斎可菜子さん
−−でも、いつまでも何なよなよしてんだ!!と言い聞かせ、私は友達の分まで生きようと思いました。まだ、余震が続いて怖がっている方もいるので、子供の笑顔で元気にしていきたいです。
  閖上小学校5年 武藤ゆいさん
−−僕は人間の汚い心を見てしまうことがあります。避難所に来た物資を被害を受けていない大人たちが持ち去ってしまったり。みなさんは、この愚民たちの愚かな行動をどう思いますか。
  東松島市矢本第一中学校2年 尾形大輔さん
−−今、言いたいことは、世界の人にありがとう、がんばります、と言いたいです。私達は負けません。だいじょうぶです。世界の人が、このことを忘れないでほしいです。
  陸前高田市高田第一中学校1年 鈴木麻子さん
−−自えい官のみなさん、久しぶりのおふろ気持ちよかったよ。あったかいごはんもありがとう。夜中のパトロールもありがとう。けいさつ官のみなさん、夜中のパトロールやいっしょにあそんでくれてありがとう。
 全国のみなさん、勉強どうぐやいろいろしえんしてくれてありがとうございます。ぼくも大人になったらみなさんに少しでもお礼ができるよう、優しくて、たくましい大人になりたいと思います。
  釜石市鵜住居小学校4年 小笠原響綺さん
 呼んでいると自然に涙が出てくるので、少しずつ読み進めるつもり。これは子供たちによる作文集と同時に貴重なルポルタージュ作品でもある。表紙と巻頭カラーの子供たちの写真は笑顔のものが多くて救われた。関心のある方はぜひご一読を。文藝春秋の8月臨時増刊号で800円。
    
posted by らくだ at 14:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書評・芸能など | 更新情報をチェックする