そのすべてが違うメアドから送信されていたけれど多分同一人物の仕業だろう。先週の旅行中にもメールは来ていて「義援金も出さずに海外旅行に行くご身分」とか書いてあるのと同時に、台湾の新聞社が日本から支払った広告掲載費を寄付に充てると発表したので「結局すべて無意味」と書いてあった。
私にしてみれば5月3日に感謝の広告が出たことですべて満足のうちに終わったことだったのだが、調べたら確かに自由時報が広告掲載費を日本財団法人交流協会台湾事務所に送る(送った?)様子だ(5月13日付自由時報の一番最後の段落参照)。私のブログを見て賛同・参加してくださった方もいる様子なので報告しておく。つまり、嫌がらせメールに感謝しなくてはならない。
謝謝台湾計画に参加したことは、もちろん微塵も後悔なんてしていないし、むしろ誇りに思っている(この記事末尾にリンクした今日付の産経新聞を見てその思いを強くした)。日赤に義援金は出した。義援金を少しでも増やそうとブックオフに古本を大量に売り払ったし、今年の誕生日プレゼントは夫とお互いに自粛することにした。
それから1カ月しかたっていない4月下旬の段階で義援金を追加するつもりはなかった。結果としては、謝謝台湾計画があったから、そして賛同者が多かったからこそ、その段階で新たな義援金を出せたことになる。同じような人はたくさんいたんじゃないかな。1700万円も集まった義援金は、この計画がなかったらゼロだった可能性がある。
新聞社が広告費を被災者支援のためにと交流協会に贈ってくれるからって、お金が往復しただけで無意味だったとも思わない。私はおめでたくできている人間なので、善意のお金がグルグルまわるのっていいな〜と感じただけだ。
今回の大震災でシミジミと噛みしめたのは「情けは人のためならず」。日本は私が思っている以上に世界の人達から愛されていた。「これまで日本に援助してもらったから」という話をたくさん聞いたり読んだりした。日本特有のことわざかと思っていたけれど、世界で通用する考えなのだと思うと、世界の人々がより身近に感じられるようになった。