遠回りのあげくに2時間タクシーを飛ばしてようやく目的地に到着(もちろん、タクシーは航空会社持ち)。
おまけに朝方のバスで温泉に行くはずが、バスに乗り遅れた。宿の人から7時45分に出ると聞いたバスは7時発だったのだ。次のバスは午後1時で、今日中に帰って来るのは不可能だという。ここまでは最悪。
腹が減っては戦はできぬと朝御飯を食べに入った食堂で、たまたま一緒になった在住南アフリカ人にその話をしたところ、タクシー運転手の友人がいるからとすぐに電話してくれ、格安料金で連れていってくれることになった。
片道1時間半あまり、そのうち1時間以上は未舗装のガタボコ道だった…。しかも、この運転手さん、温泉の存在は知らなかったのに、行ってみたら温泉の地主はなんと彼の友人だった。
この地主さんもいい人で、片道30分ほどのぬかるみ道を案内してくれて、お金は受け取れないとキッパリ断られた。ほとんど獣道で途中で浅い川を歩いて4回ほど渡った。バスを利用して一人で来ていたら、絶対にたどりつけなかっただろう。
1日目の苦労を補っても十分にお釣りが出る嬉しい体験だった。