2011年05月31日

SDカードの書き込みエラー

 夫のパソコンで突然SDカードへの書き込みができなくなった。「このディスクは書き込み禁止になっています」というエラーメッセージが出てくるという。何かトラブルがあると私に報告が来て、私がググって解決策を見つけることに(なんとなく)なっている。

 ググっても、適当な解決策が見つからない。一番多いのは「SDカードのロック解除」だったからだ。ロックが解除されていることは確認済み。ある質問サイトでは質問者が「パソコンを買い換えることにしました」と納得して解決した例もあった。買い替えはちょっと勘弁して欲しい。

 書き込めないカードはパナソニックの金ラベル(これは「金パナ」とは言わないのだろうか?)で、同じカードを私のパソコンで試してみたら書き込むことができた。問題があるのはカードではなくて夫のパソコンらしい。しかし、他のメーカーのSDカードで試したら、夫のパソコンでも問題なく書き込める。書き込めないのはパナソニックのSDカードだけで「金ラベル」「青ラベル」ともにダメ。これらも数日前までは問題なくできていた。

 パナソニックのカスタマーサポートに電話したら、パソコンのカードスロットに問題がありそうだと言われたそうだ。でも、他のメーカーのSDカードなら認識するのだから、パソコンを修理しなくてもパナのじゃないSDカードを1枚買ってくればいいや、っていう話になっていた。

 一件落着したところで、ググった際に見つけた解決策を試してみることになった。SDカードにあるライトプロテクトの爪をロック側に1ミリ程度動かすという方法だ。「逆襲のニート」というブログでこの解決方法を見つけたときは『ずいぶん単純な解決方法だな〜。これで解決すればカスタマーサポートなんていらないよ…』と半信半疑だったのだが、なんと夫がこれを試したらすんなりと書き込めるようになった。

 パナソニックのサポートの人は、こんな解決方法があるって知っているのだろうか?
     
posted by らくだ at 20:45 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年05月30日

ソーラー充電器を購入

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 災害対策としてソーラー充電器を購入した(写真の左側にあるボールペンは大きさを示すためで備品ではありません)。付属アダプターがたくさんあり、各社の携帯・スマホ・ゲーム機に対応している。充電はパソコンのUSBケーブルからも可能。すべてソーラーパワーに頼ると充電には14−16時間必要で、USB利用だと6−8時間必要だそう。

 大震災のあとに我が家の備品を見なおして買おうということになったのだが、楽天でずっと売り切れになっていたので変えなかった。梅雨入りしたタイミングでようやく在庫があるのを見つけて買った。3980円。

 60グラムなので旅行に持ち歩くにも苦にならない軽さ。ソーラー充電でも緊急のメールを送るのに必要な充電はできるかな。当初は『海外旅行で電気が来ていないような僻地に行ったときに充電できて便利に違いない』だと思ったのだが、そんな場所では3G、GSM、Wi−Fiを問わず電波なんて飛んでいないだろうってことに今になって気づいた。あくまで防災グッズとして置いておくことになりそうだ。

posted by らくだ at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年05月27日

旅館組合が東電に損害賠償を毎月請求だって

 栃木県の鬼怒川・川治温泉旅館協同組合が東電に損害賠償を請求するという(詳しくは下記リンク先記事参照)。損害額は月単位で計算して毎月最大で2億円に達する可能性があるとか。

 記事は「東京電力福島第1原発事故の風評被害を受けているとして」「原発事故による風評被害や計画停電で宿泊客は例年の1割程度」と、なんだか原発事故だけが原因みたいな書き方。仮に原発事故がなかったとしても自粛や消費マインドの低迷による影響はかなりの程度あったと思われるのに、それについては一切触れられていない。

 どこまでが風評被害でどこまでが自粛などによる損害かってどうやって判断するのだろう。それに、このブログでも繰り返し書いている通り、原発関連の損害って「風評被害」によるものかな? 検索で一番上に出てくるウィキには「存在しない原因・結果による噂被害のこと」と出ている。

 仮に原発事故を受けて「栃木県の温泉は放射能に汚染されている」とかいう報道があったり、噂が流れたらそれは風評被害だと思う。でも、原発事故は実際に起きていて、その事故に関するさまざまな事実の報道に触れた人が自分の判断で行くのをやめても「風評被害」なんだろうか? 東電の味方をするつもりは皆無だけど、どうも釈然としない。

 私としては「風評被害」という言葉を使わず、例えば「原発事故により放射能が拡散、人々が放射能を恐れて旅行者が減ってしまった。だから損害賠償しろ」って主張してくれたほうが共感しやすい。

 那須観光協会も損害賠償請求を検討中で、塩原温泉などにも連携を呼びかけるというから、他の県の旅館組合もどっと追随するのだろうか。東電が請求額をきっちり満額賠償するとは考えにくいけれど、多少は支払ってもらえるのかな。

posted by らくだ at 23:45 | Comment(7) | TrackBack(0) | 温泉・温浴 | 更新情報をチェックする

2011年05月26日

15%の節電を達成するには

 もう1カ月あまりも前の話になる。ポストに入っていた電気使用量のお知らせをみて目を疑った。4月分の電気使用料(使用期間は3月9日から4月10日)の右下に小さく「ご参考までに昨年4月分のご使用量は…」という欄があり、どうみても昨年の方が使用料が少ないのだ。計算したら1日当たりの使用料は今年のほうが9.2%も多かった。

 最初は何かの間違いかと思った。だって、大震災のあとはほとんど暖房を使わず、寒くても毛布をかぶって過ごしていた。照明だってこまめに消し、ドライヤーもなるべく使わなかった。とにかく徹底して節電したつもり。それなのに去年の同じ時期に比べて使用料が増えているなんて。

 しばらく考えて理由が分かった。去年のこの時期は夫と1週間ほど九州まで出かけていたのだった。それ以外にも日帰りであちこち出かけていた。それに対して今年の春、私は「青春18きっぷ」を1日分しか使っていない。とくに自粛を意識していたわけじゃない。それでも積極的に活動する気分になれず、巣ごもり状態でテレビを見ていることが多かった。在宅時間が大幅に増えたのだから、電力使用量が去年よりも多いわけだ。

 震災後に節電のためにパチンコ屋やゲーセンは営業自粛・短縮すればいいのに、みたいなことを書いた記憶がある。実際には自宅でじっとしていないでパチンコやゲームに出掛けたほうが総量としては節電になったのか…と思うとちょっと複雑な心境だ。

 資源エネルギー庁が先日発表した「家庭の節電対策メニュー」(PDFファイル)には、事細かな提案があって、消費電力の大きな電気製品(温水洗浄便座、電気ポット、食器洗い乾燥機、オーブントースター、掃除機、ドライヤー、洗濯乾燥機(乾燥)、浴室乾燥機、ジャー炊飯器、電子レンジ、アイロン、IHクッキングヒーター等)は平日の9時から20時を避けて使いましょうなどと書いてあり、ふむふむと読み進んだ。最後の方に「ライフスタイル」として「旅行や外出も節電に役立ちます」とサラッと書いてあるが、これは結構大切なことなんじゃないだろうか。

 少なくとも我が家みたいに東北電力と東京電力の管内に住んでいて自宅で仕事をしている人は、自宅外でできることは外でやって、なるべく家を空けるというのが最大の節電になりそう。我が家でこの夏15%の節電を達成するには、それしかないように感じている。私はエアコンを使わない覚悟だけど、暑くなりそうだなぁ。とにかく去年の夏よりも出かけよう。
   
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2011年05月22日

今年もやってきた…

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 泣いても笑っても踊っても暴れても毎年必ずやってくる誕生日。またひとつ年を重ねた。今年も夫が夕食を作ってくれた。このブログに写真を載せるかどうか事前に確認され、写真なしだとショボくすると言われたので、豪華版でお願いした。

 エビ好きの私のためにエビ尽くし定食で、左手前からピーマンのエビ詰め、エビのスープ?、タイ風エビの天ぷら、奥左がエビのせサラダ、近所のケーキ屋で買ってきたいちごタルト付き。食べ過ぎて苦しくなった。昼はお客さまがいらして、ラスクをプレゼントしてくれた。

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 いくつになっても誕生日を祝ってもらえるのは嬉しいことだ。
      
posted by らくだ at 21:09 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年05月20日

情けは人のためならず(謝謝台湾計画その後)

 嫌がらせのメールでも役に立つことがある。1年に数回は意味不明ないし悪意100%のメールが届くのだが、先日の「謝謝台湾計画」を紹介したあと「義援金を出さずに台湾にお金を送る非国民」とかいうメールが何回か届いた。

 そのすべてが違うメアドから送信されていたけれど多分同一人物の仕業だろう。先週の旅行中にもメールは来ていて「義援金も出さずに海外旅行に行くご身分」とか書いてあるのと同時に、台湾の新聞社が日本から支払った広告掲載費を寄付に充てると発表したので「結局すべて無意味」と書いてあった。

 私にしてみれば5月3日に感謝の広告が出たことですべて満足のうちに終わったことだったのだが、調べたら確かに自由時報が広告掲載費を日本財団法人交流協会台湾事務所に送る(送った?)様子だ(5月13日付自由時報の一番最後の段落参照)。私のブログを見て賛同・参加してくださった方もいる様子なので報告しておく。つまり、嫌がらせメールに感謝しなくてはならない。

 謝謝台湾計画に参加したことは、もちろん微塵も後悔なんてしていないし、むしろ誇りに思っている(この記事末尾にリンクした今日付の産経新聞を見てその思いを強くした)。日赤に義援金は出した。義援金を少しでも増やそうとブックオフに古本を大量に売り払ったし、今年の誕生日プレゼントは夫とお互いに自粛することにした。

 それから1カ月しかたっていない4月下旬の段階で義援金を追加するつもりはなかった。結果としては、謝謝台湾計画があったから、そして賛同者が多かったからこそ、その段階で新たな義援金を出せたことになる。同じような人はたくさんいたんじゃないかな。1700万円も集まった義援金は、この計画がなかったらゼロだった可能性がある。

 新聞社が広告費を被災者支援のためにと交流協会に贈ってくれるからって、お金が往復しただけで無意味だったとも思わない。私はおめでたくできている人間なので、善意のお金がグルグルまわるのっていいな〜と感じただけだ。

 今回の大震災でシミジミと噛みしめたのは「情けは人のためならず」。日本は私が思っている以上に世界の人達から愛されていた。「これまで日本に援助してもらったから」という話をたくさん聞いたり読んだりした。日本特有のことわざかと思っていたけれど、世界で通用する考えなのだと思うと、世界の人々がより身近に感じられるようになった。

posted by らくだ at 22:43 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年05月16日

風邪とともに帰宅

 昨日の昼前に成田に着き、午後早い時間に帰宅した。飛行機の中で鼻がグズグズするのは気圧のせいかホコリのせいだろうと思っていたのだが、風邪を引いていた。帰宅した途端にどんどん具合が悪くなっていった。クシャミが何回も連続して出るし、のどもイガイガに…。そのうちデスクに向かっているのもつらくなり、早めに就寝した分だけ早起きしてヒーヒー言いながら仕事を片付けるハメになった。

 私は海外にいるときは絶好調で、帰国した途端に具合が悪くなることが多い。海外で暴飲暴食しても全然大丈夫で、日本に帰ってきていつもの食事をしたらお腹をこわしたなんてこともある。そういう意味では今回のもよくあるパターンのひとつ。寄る年波のせいか、実感しないうちに夜行便が負担になっているのかな。どうにか小康状態まで持ち直した。

 旅行中はブログを更新する時間がたっぷりあったのに接続環境がなく、帰ってくると接続の問題はないのに雑務に追われて更新する時間がない…。
    
posted by らくだ at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年05月11日

悲喜こもごも

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宿で1時間250円ほどの有料Wi-Fiを利用中。きのうはどうなることかと思った。日本から予約していた国内線が2時間あまりディレイの末、オーバーブッキングで私と西洋人4人が弾き出された。

遠回りのあげくに2時間タクシーを飛ばしてようやく目的地に到着(もちろん、タクシーは航空会社持ち)。

おまけに朝方のバスで温泉に行くはずが、バスに乗り遅れた。宿の人から7時45分に出ると聞いたバスは7時発だったのだ。次のバスは午後1時で、今日中に帰って来るのは不可能だという。ここまでは最悪。

腹が減っては戦はできぬと朝御飯を食べに入った食堂で、たまたま一緒になった在住南アフリカ人にその話をしたところ、タクシー運転手の友人がいるからとすぐに電話してくれ、格安料金で連れていってくれることになった。

片道1時間半あまり、そのうち1時間以上は未舗装のガタボコ道だった…。しかも、この運転手さん、温泉の存在は知らなかったのに、行ってみたら温泉の地主はなんと彼の友人だった。

この地主さんもいい人で、片道30分ほどのぬかるみ道を案内してくれて、お金は受け取れないとキッパリ断られた。ほとんど獣道で途中で浅い川を歩いて4回ほど渡った。バスを利用して一人で来ていたら、絶対にたどりつけなかっただろう。

1日目の苦労を補っても十分にお釣りが出る嬉しい体験だった。
posted by らくだ at 17:54 | Comment(3) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2011年05月09日

10日遅れのGW

成田空港1タミなう。これから10日遅れのGW突入で、まだ行ったことのない南の島へ。公衆無線LANサービスには期待できそうにないので、一週間ほど更新をお休みします。
posted by らくだ at 14:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ、訂正など | 更新情報をチェックする

2011年05月08日

マツコへの過渡期?

 昔の同級生Aから電話があった。話すのは数十年ぶりかも。共通の友人の近況について話が一巡したところで、話は意外な方向に進んだ。

「らくださんテレビに出てるよね? 見てますよ〜」

「えっ、あ、あれはたまたま映っちゃったというか何というか、出演というほど大げさな話じゃないし、1年の契約が3月で終了してもう二度と映ることはないから大丈夫だよ。安心して!」

「やっぱり、らくださんだったんだ! 最初に見つけたのはB(別の同級生)なんだけど、同姓同名の別人かもしれないって言ってたんだ。俺はらくださんに違いないって一目で分かったよ。随分ふくよかになったけれど、昔の面影があるし、昔から鋭いことを言ってたよね」

「ちょ、ちょ、ちょっと… ふくよかで鋭い??? テレビに映ったのってプライムでもゴールデンでもなくて見ている人がいないはずの時間帯なんだけど、まさかマツコ・デラックスと見間違えたってことはないよね?」

「ギャハハ、そういうところが変わってないな〜。ふくよかって言ったってさ、まだそこまで行ってないから安心してよ。子供の時のらくださんてアメンボか蚊トンボみたいにガリガリだったじゃない」

 要するにアメンボか蚊トンボがマツコに向かいつつあると言いたいらしい。確かに子供のころに比べれば体重は随分増えたし、今じゃ健康診断のときに「痩せすぎ」と書かれることもない。それでも標準体重だと自覚していたし、「随分ふくよか」なんて言われたのは、多分生まれて初めてのことだ。

 ショックは大きく、何も言い返せずに適当に会話を切り上げて電話を切った。毒舌はどっちだよ!! 昔はクラス内で「Aの言うことじゃアテにならないな〜」みたいにバカにされていたのにさ…。

何がショックって、これがバッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)


これですよ?バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)(マツコさん、ゴメン)

デラックスなマスク!マツコデラックスになりきりマスク / オガワスタジオ

 こんな変身モノがあったらコワすぎる。寝ている子も泣き出すに違いない。待てよ、ホラー映画にはなるかもしれないなぁ。男性がハエになる秀作映画「ザ・フライ」もその昔にヒットしたし。ハリウッドで映画化する際は、ぜひ過渡期役に抜擢してください。監督には「ザ・フライ」のデビッド・クローネンバーグを逆指名!といきたいところだけれど、まだ現役で活躍しているのだろうか。
    
posted by らくだ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年05月06日

遅ればせながら「疎開のススメ」

 今さらながらの提案。一部の公園で「遊ぶのは1日1時間までしてください」と呼びかけている福島市や、一部の学校で校庭の表土を削った上にロープを張り巡らして入れないようにしている郡山市などの子供や妊婦は疎開してもらったほうがいいのではないだろうか。できれば東北・関東全体の子供や妊婦対象で。

 以前から漠然と感じていた。一段と強く感じるようになったのは、4月27日の衆議院決算行政監視委員会の模様をユーチューブで見たからだ。時間のある方は御覧ください。↓



 これによると、東京都足立区にある公園のベンチで1平方cm当たり3ベクレルの汚染があり、管理区域は4ベクレルなので「東京でさえも、その管理区域のレベルに近いところまで汚染が進んでいる」と参考人が明言している。東電は海洋汚染の観測地点を3カ所から6カ所に倍増したそうだが、素人には『たった6カ所なんだ…』としか思えないし、経産省の審議官が海洋投棄した汚染水の量を一ケタ少なく答弁しているのも、危機感がまったくないことが伝わってきて背筋がゾクゾクっとした。

 こんな状態でお上の言う事を信じろって言われても私には難しい。これまで繰り返されてきた「ただちに健康被害はない」という言葉は間違っていないとは思う。じゃあ5年後、10年後はどうなの? 確信を持って安全を保証してくれる人はいるのだろうか(もしいたら、私の心の平静のためにも教えてください)。

 それに時間がたってから健康被害が発生したとして、現段階で「安全」と言っている人たちが、責任を取ってくれるとも思えない。「だから4月中旬の段階でチェルノブイリと同じレベル7だと判断しました」とか言われて終わりそう。

 それだったら、将来の日本のことを考えて子どもと妊婦はできるだけ安全なところに避難させるべきでは? あとになってみれば必要なかったという話になるかもしれないけれど、大事を取るべきだと思う。

 そもそも、放射能のために校庭で遊べない学校に子どもを安心して送り出せる親が存在するだろうか? 私だったら不安でしょうがない。でも、「観光客が復興支援として来てくれました」とか「風評被害をなくせ」なんてムードになっていたら、その不安は口にしにくい。復興ムードに水を差すことになるから。「風評被害」という言葉が重い足かせになっている。

 何世代もあとになってから、「太平洋戦争の時に日本政府は子どもを疎開させましたが、60年以上後の政権は原発で放射能が漏れても子供たちを疎開させませんでした。将来の兵役に期待していたとはいえ、戦時中の方が子供の安全を考えていたといえるかもしれません」なんて話になっていないことを祈る。
        
posted by らくだ at 23:58 | Comment(6) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

2011年05月03日

自由時報&聯合報

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

 台湾訪問中の友人が今日の自由時報と聯合報に掲載された「謝謝台湾計画」の広告を撮影してアップしてくれた。



 多くの日本人の思いが形になった。単なる賛同者兼参加者の私としても、華字紙にくっきりと浮かび上がる「ありがとう」の平仮名を見て、じんわりと胸にこみ上げてくるものがあった。今朝までに届いたメールなどから判断すると、このブログを見て謝謝台湾計画に参加してくれた人が少なからずいる様子、ご協力いただいたみなさん、本当にどうもありがとう! 

 台湾を旅した際の春子ばあちゃんはじめ素晴らしい人達の出会いについてこのブログに書いたのは、単に自分の感激を記録するためだった。今回、「らくださんのブログを読んで台湾人の心の温かさはわかっていたから、義援金がたくさん集まったのも不思議ではありません。謝謝台湾にはもちろん参加しました」というメールをいただいたのは本当に嬉しかった。
    
posted by らくだ at 08:49 | Comment(1) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

2011年05月02日

不安と風評被害

 4月29日に内閣官房参与を辞任した小佐古敏荘氏の辞任会見の資料全文がNHK科学文化部のブログに掲載され、話題になっている。テレビでは同氏が涙ぐむ場面ばかりが繰り返し放送されていた。これを読む限り、このオッサン(失礼!)の言うことはまともに感じられる。

 私が断片的に覚えている最近の報道は、(1)福島第一原発から20km圏内が警戒区域に指定されて立ち入り禁止になった、(2)福島県内の一部の公園に「利用は1日1時間までにしてください」と看板が立った、(3)その昔夫が通っていた学校を含め、郡山市の一部の小学校で校庭の表土が取り除かれた−−と、不安になる材料ばかりが記憶に残っている。

 それなのに、不安だと言いにくい雰囲気をどことなく感じている。東京の人間が使う電気を作っていたのだから…とか、原発の近くに住んでいる人はもっと大変なのだから…と言われればその通りなんだけど、この漠然とした不安を「風評被害」に結び付けられるのは違和感がある。

 原発関連の問題は断片的に伝えられるとはいえ、全体的な風潮として「被災地は大変で観光客が来ないと復興もできないのだから、放射能に対する不安や文句は口にしてはいけない。それが風評被害につながるのだから」というような重苦しい空気を感じるのが、放射能そのものよりも不気味だ。

 自分のモヤモヤ感というか、のどに小骨が引っかかっているような気持ちをうまく説明できないのがもどかしい。こんな風に感じるのはひねくれ者の私だけ?
posted by らくだ at 23:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

1日早いけれど…

 「謝謝台湾計画」の新聞広告が掲載されるのは明日(3日)だけど、それとは別の「謝謝台湾」を見つけた。3月20日の記事で紹介した「台灣如何看待日本311」に対する日本からの動画レスポンスだそうで、同じように手のひらに書いた感謝のメッセージを次々につないでいる。

posted by らくだ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする