そんな恩知らずな状況では恥ずかしいと思っていた人は私以外にもたくさんいたらしい。有志の木坂麻衣子さんという女性が立ち上げたプロジェクトの名前は「謝謝台湾計画」(http://www.xiexie-taiwan.info/ )。早い話が、広く一般からお金を集めて台湾の新聞に感謝の広告を掲載しようっていう話だ。
お金を出すなら、そんな広告費よりも被災地への義援金に充てたいというのはもちろん理解できる。しかし、私はかねてより台湾に行くたびに現地の人にすごくお世話になっている。日本に義援金を寄せてくれたであろう人の顔は10人以上思い浮かべられる。人からの「厚意」に対して「感謝」を示すのは人間としての基本だ。
しかも台湾の場合は人口1人あたり600円の義援金を出すという桁外れの支援を寄せてくれているのだから何かするのは当然だと思い、この運動に賛同してお金を振り込むことにした。
金額は自由ではなく、1口1000円。ランチを何回かしょぼくすれば捻出できる。決してムリな金額じゃないと思うので、賛同していただける方は公式サイトをよく読んで納得した上で振りこんでいただけたら嬉しいです。受付期間は4月26日までと短いので要注意。
公式ブログの19日付の記事「集計日報 4月18〜19日分」によると、ATMで記帳しようとしたら件数が多すぎて不可能だったとのこと。そんなに賛同者が多いなんて、日本政府は情けなくても日本人はまだまだ大丈夫だと嬉しくなった。すでに台湾のメディアでも取り上げられている様子。
木坂さん、すてきなプロジェクトを立ち上げてくれてありがとう! ぜひ多くの日本人の感謝を台湾の人に伝えてください!
参考:謝謝台湾公式ブログ
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