近所の石神井川沿いを散歩して花見をしてきた。昨日からずっと風も強い。雨が降りだしたら桜はずいぶん散ってしまうに違いないと思い、慌てて出かけてきた。
例年なら携帯を片手に桜を撮りつつ歩いている人が多いのに、今日は週末だというのに人影もまばらだった。どんよりと曇っているせいなのか、そんな気になれないのか…。
今年は開花がずいぶん遅かった。都心で開花とか満開とか言ってても、我が家周辺はいつも数日遅れなので、木によってバラつきがあるとはいえ今がちょうど満開といったところかな。
橋から下を見下ろすと、桜の花びらが流れていく。下の写真の方が川面の様子が分かりやすいはず。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。淀みに浮かかぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし」。鴨長明の方丈記の一節を思い出した。