2011年04月06日

原発のニュースに慣れてきた

 慣れとは恐ろしいもので、朝方テレビをつけて原発のニュースをやっていても「あぁ、またやってるな」くらいの反応になってきた。私が鈍感なだけだろうか。

 ニュースを見ても何がどうなっているのか私の頭では分からない。どこまでが天災でどこからが人災なのか…。最終的な落とし所に向かって前進しているのか後退しているのか…。どうも「後退しないように必死に食い止めている」状態に見えるのだが、現実を認めたくないだけかもしれない。

 海外の友人からは「日本人が大挙して国外脱出しないのが信じられない」なんてメールが届く。「このところ“自己責任”なんて言葉を使うようになってきたといっても、日本人は結局のところお上の言うことを信じるんだね」と言われれば、素直にあぁ、そうかもしれないと思う。

 最近、ネットで話題になっている「原発がどんなものか知ってほしい」を読む。20年間原発に関わった平井憲夫さん(97年に死去)が96年に書いた文章とされている。首をかしげたくなる部分もあるけれど、今になってみれば「今回の事態を予言していた」と言われるのも納得。公平を期すために上記文章への反論が紹介されている「嘘? ホント?問題文章『原発がどんなものか知ってほしい』について」にもリンクしておく。

 私自身は学生時代は原発には強固に反対する立場だった。いつのまにか転向して?原発は必要悪と認めているといえるのかな。正直なところ日本でこんな原発事故が起きるとは思ってもいなかった。日本人は緻密で几帳面だし日本の技術は世界最先端を行っていて…なんていう自負があり、大規模な原発事故が起きるのはアバウトな人たちが管理しているからでしょ、なんて思い込んでいた。

 原発が使えなくなったから休止していた火力発電所を再開させて電力不足に対応するという話だけど、温暖化の話はどこかへ消えてしまったみたい。「温暖化」という言葉そのものを聞かなくなった。環境問題の活動をしている人は反原発で忙しいみたいだ。原発にせよ火力発電にせよ「自分たちが電力を使って今この時を快適にすごすのが最優先で、そのためには後世にツケが回るのもしょうがない」ってことには変わりがないように感じる。自分も罪深い人間の一人だと自覚している。
posted by らくだ at 23:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。