日本赤十字社のサイトには4月4日付で「義援金の配分について」というページがアップされていて、「義援金配分委員会の早期設置を要望しています」とのこと。要するに委員会が設置されておらず、義援金が被災者の手に渡るのはまだまだ時間がかかりそうだ。それを考えて他のところに義援金を出すべきだったんだろうか。
いつもなら、赤十字に義援金を出せばそれがまるまる被災者に渡って中間コストに充てられないということで安心感があった。今回は従来とは比べ物にならない被害の大きさのため、なかなか義援金が分配できないというのは皮肉な話だ。末端の募金者である私がジタバタしてもしょうがないと分かってはいるけれど、それにしてもじれったい。
amazonで購入した復興支援のための壁紙も確か代金は赤十字に回るということだったので、直接出した義援金と同じことだろう。自分にできることをわずかながらやっているつもりなのに、これまでのところまるで役に立っていないようで何だか心苦しい。
好意的に考えると、買い占めに動いた人たちだって「頑張れニッポン」とか「頑張ろうニッポン」とか言われても何をどう頑張っていいのか分からず、つい「買い占めを頑張ってしまった」のかもしれない。ふと、そんな風に思った。我が家の周辺では水以外の買い占めは一段落した様子。それとも物流と生産が復活してきたのか、パン、牛乳、納豆の順に手に入るようになり、きのうは震災後初めてヨーグルトを買うことができた。