2011年04月05日

誰かの「役に立つ」って難しい

 ソフトバンクの孫正義社長のツイッターで余っている携帯充電器をソフトバンクショップに持って行くと被災者に回してくれると書いてあった(誰かのRTだったかな?)。ポイントでもらったのが1つ余っていたので持参したら、零細ショップまで社の方針が行き渡っていないのか、そのようなサービスはやっておりませんみたいな対応だった。

 日本赤十字社のサイトには4月4日付で「義援金の配分について」というページがアップされていて、「義援金配分委員会の早期設置を要望しています」とのこと。要するに委員会が設置されておらず、義援金が被災者の手に渡るのはまだまだ時間がかかりそうだ。それを考えて他のところに義援金を出すべきだったんだろうか。

 いつもなら、赤十字に義援金を出せばそれがまるまる被災者に渡って中間コストに充てられないということで安心感があった。今回は従来とは比べ物にならない被害の大きさのため、なかなか義援金が分配できないというのは皮肉な話だ。末端の募金者である私がジタバタしてもしょうがないと分かってはいるけれど、それにしてもじれったい。

 amazonで購入した復興支援のための壁紙も確か代金は赤十字に回るということだったので、直接出した義援金と同じことだろう。自分にできることをわずかながらやっているつもりなのに、これまでのところまるで役に立っていないようで何だか心苦しい。

 好意的に考えると、買い占めに動いた人たちだって「頑張れニッポン」とか「頑張ろうニッポン」とか言われても何をどう頑張っていいのか分からず、つい「買い占めを頑張ってしまった」のかもしれない。ふと、そんな風に思った。我が家の周辺では水以外の買い占めは一段落した様子。それとも物流と生産が復活してきたのか、パン、牛乳、納豆の順に手に入るようになり、きのうは震災後初めてヨーグルトを買うことができた。
       
posted by らくだ at 18:27 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2011年04月02日

FIATも復興支援クリック募金を始めたよ

 イタリアの自動車メーカーFIATが震災復興支援のクリック募金を始めた。↓を開いて下にスクロールすると緑の帯に「ワンクリック募金はこちら」と書いてあるのでよろしく。

http://www.fiat-auto.co.jp/clickdonation/

 ちなみに始まったばかりらしく、私がクリックした時点でまだ総額は1万円に達していなかった。1クリックに付き1円がFIATからピースウインズジャパンに寄付される。

 FIATからバナーが提供されていないので、このブログにバナーを貼ることができない。毎日クリックしてもよい、という人はぜひブックマークして毎日せっせとクリックしてください。
   
posted by らくだ at 00:24 | Comment(5) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

2011年04月01日

台湾の義援金100億円突破がニュースになった!

 なんだかほとんど台湾からの義援金カウントアップ・ブログになってきた(笑)。前の記事の追記で予想した通り、台湾からの義援金が3月31日で102.4億円(36億1926万元)に達して100億円を突破した(交流協会のお知らせ)。

 心配だったメディアの対応も、さすがに100億円とあって無視できなかった様子。ヤフーニュースに台北発の時事電が載っている。米国が赤十字を通じて集めた義援金が99億円で、人口が14分の1の台湾で同規模の義援金が集まったことを「台湾人の親日ぶりを端的に示している」と紹介している。ただ、アメリカについては160億円の義援金が集まったというニュース(MNS産経ニュース)が何日も前に出稿されている。米赤十字社単独の金額を持ち出してくる意味がよく分からない。

 スポーツニッポンに掲載されている共同電は、4月1日の最新の数字として106億9000万円(37億3833万元)と伝えた。そのうち9割以上が民間から寄せられたという。こちらも米赤十字社の金額と並べ、台湾の人口は10分の1以下と説明している。

 大手新聞社のウェブサイトをざっと見て回ったのだが、現段階では関連記事は見つからなかった。時事電、共同電ともに割と短い記事で少し物足りない。正直な気持ちとしては「もうちょっと大きく扱ってよ!」と言いたいところ。そんな私のような人にはサイゾーウーマンの「平均年収150万円なのに100億円の募金! 台湾からの熱い支援をどうぞ。30日時点で100億円に届こうとしていると情報は少し古いものの、台湾についてサラリーマンの平均年収は約150万円、コンビニでバイトすると時給は約300円と説明があり、台湾で100億円の義援金が集まるというのがどれほど大それたことなのか分かりやすい。台湾で被災者のホームステイ受け入れ態勢が整っているという話も初めて知ってビックリだ。私が尊敬する李登輝元総統も数日前に「より一層の支援をしよう」と呼びかけたという。

 ここまで書いたところで、台湾で昨年訪問した温泉の方から「元気を出してください」とメールが届いた。知っている人の優しさも、知らない人の優しさも、ともにしみじみとありがたい。
   
posted by らくだ at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする