2011年04月30日

Evernoteを有料アカウントに移行

Quick Tip: Use Evernote to back up your blog in real timeQuick Tip: Use Evernote to back up your blog in real time / joe.ross

 昨年11月にEvernoteを使い始めて以来公私で活用している。もう、これなしではプライベートはどうにかなっても仕事は完全に立ち往生だ。

 ずっと無料アカウントで利用していたのだが、先月ふと気づくとなぜかプレミアムアカウントになっていた。無料アカウントは毎月の容量が60MB、有料アカウントは1GBだからエライ違いだ。アップグレードした覚えはないので何かトラブルが起きているのかと思ってEvernoteの公式ブログを見たら、震災翌日の3月12日の記事に「日本語でEvernoteをお使いの全てのユーザーの皆さんを一ヶ月無料でプレミアムにアップグレードすることを決定しました」と書いてあるのを発見した。

 その理由が「我々が海の向こうからできるささやかな貢献ではありますが、Evernoteのフル機能をより多くの人にお使いいただくことで、被害の記録を残し、生の声を録音し、救援に役立つ情報のノートブックを共同で作り共有し、そしてそういう叡智を後世より多くの人に役立ててもらえるよう、活用していただければと考えています」とのこと。

 私がEvernoteの意図した使い方をしかたといえば疑問だが、気がついたら1カ月で150MBも使っていた。やっぱり容量を気にせずに利用できるっていい。つい、いろいろな資料のデジタル化を進めた。

 一度有料アカウントを使うともうダメ。4月11日か12日あたりから無料アカウントに戻ったのだが、つい先月と同じペースでwebクリップをして4月29日の段階でもう無料アカウントの容量いっぱいになってしまった。当然ながら有料アカウントに移行することにした。

 Evernoteって商売がうまいな。でも、私としては1カ月間の無料アップグレードでその良さを実感して納得した上で有料アカウントに移行するのだから満足だ。
   
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2011年04月27日

最終的に2000万円近く集めた「謝謝台湾計画」

 このブログで先週紹介した「謝謝台湾計画」の振り込み受け付けが昨日終了、最終的な振り込みは延べ6015件、集まった金額は1924万5494円に達したそうだ。すごいな〜。昨日は産経新聞にも紹介されていた(この記事下部参照)。私は一賛同者兼参加者にすぎないのだが、とても嬉しい。

 口座には締切り以後も振り込みがあった様子で公式ブログにアップされている最新残高は1829万2366円。既に払い込みを済ませた聯合報の広告掲載費を併せると(私の計算では)1936万9686円集まったことになる。

 感謝広告の掲載は聯合報・自由時報ともに5月3日の予定(それぞれ2分の1ページ)だそうで、秋に予定している台湾訪問の際に古新聞をもらえるよう、友人・知人に頼んでみるつもり。古新聞を手に入れやすい仕事をしている人もいるので、どうにかなるだろうと楽観的だ。

 一方で交流協会の発表によると、台湾からの義援金は25日の段階で150億円(53億2181万台湾ドル)を超えた。これで日本からの感謝の新聞広告なんか掲載されると、さらに義援金が集まってしまうのではないか、台湾の人たちはそんなにお金を出して大丈夫なんだろうか、と心配になってくる。
 
 それでも、台湾の支援と台湾人の思いやりが日本で広く知られるようになり、こうして「お礼をしなくちゃ」という運動が広がったのは本当に嬉しかった。何かポジティブなことで興奮したのって震災以後はもちろん初めてのことだし、ネット上のイベントを振り返っても随分久しぶりのように思える。

 このブログをご覧になっている方の中にも「謝謝台湾計画」に賛同・参加してくれた人が少なくとも数人はいる様子、どうもありがとうございました。こうして細々とブログを続けていて本当によかった。

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2011年04月24日

ノーベル平和賞候補者の醜聞

 2009年の夏、ニューヨークのラガーディア空港で日本までの長いフライトに備えてペーパーバックを買った。ノンフィクションの棚から選んだのは平積みになっていて#1 New York Times Bestsellerの文字が目についた"Theree Cups of Tea"という本だ。K2の登頂に失敗して遭難しかかったグレッグ・モーテンソンという登山家がデビッド・オリバー・レリンという人と一緒に書いている。

 ベストセラーになっただけあって内容は感動的だ。モーテンソンを助けたパキスタンの寒村の人たちに恩返ししようと、彼は学校を建てる。アメリカで働きながら赤貧生活を送ってお金が一定額貯まるとパキスタンに飛んで資材を確保、お金がなくなるとまたアメリカに戻ってという繰り返しで、現地の支援者に裏切られたり、アメリカでの資金調達に苦労しながら夢を実現させていたく様子がつづられている。

 本が売れたおかげで彼の活動は広く知られるようになって資金集めの苦労はなくなった。オバマ大統領が10万ドル寄付したと聞いた覚えがある。ノーベル平和賞の候補者として名前が挙げられたという話もどこかで読んだ。

 そのヒーローが一転して「詐欺容疑者」扱いされるようになったのは1週間前のことだ。4月17日放送の米CBSテレビ“60ミニッツ”で彼の社会貢献活動に対する疑惑の数々が報道された。内容は「本に出てくるエピソードは事実ではない」「彼の運営する団体セントラル・アジア・インスティチュート(CAI)の会計が不透明」などというもの。

 具体的には(1)K2登頂に失敗し、仲間とはぐれたモーテンソンが迷い込んだ村はコルフェではない(2)タリバンに誘拐されて8日間にわたって身柄を拘束されたというのはウソ(3)CAIの集めた資金はアフガンやパキスタンに学校を建設するためよりも米国内で使われる額が多い(4)同資金は2009年にはモーテンソンの本の宣伝・販促に152万ドル以上が使われた(5)同じく2009年には米国内の移動費に129万ドルが使われており、一部はプライベートジェットでの移動だった(6)パキスタンとアフガニスタンでモーテンソンが建てたという141校の学校の中にはまったく存在しないものや、放置されて空っぽのものもある−−という内容。

 う〜ん、彼の本を読んで感動した立場から言えば残念だけど、本の内容については私は我慢できる。だって「これはノンフィクションではなくてフィクションだった。彼はフィクションを書いてパキスタンとアフガニスタンの子どもを助けたのだ」と思えばいいのだから。しかし、資金関連のスキャンダルは、これが事実なら命取りだと思う。

 放送後にモーテンソンとCAIが出した声明というか言い訳はこちらとかこちら。ざっと読んだけど説得力には乏しい。モーテンソンのツイッターによると、22日付の最後のツイートは代理人が書いているらしいが本人は入院中とのこと。信用を築くには時間がかかるのに、無くすのは一瞬だ。

 私が尊敬するジャーナリスト、ニューヨーク・タイムズのニック・クリストフが「'Three Cups of Tea,' Spilled」というコラムを20日付で書いている。モーテンソンのベストセラーのタイトルにかけて「3杯のお茶がこぼれた」というタイトルが秀逸だ。しかし、中を読み進めると、切れ味が鈍い。全体的な論調としては「モーテンソンには問題があったが、パキスタンとアフガニスタンの女児教育における貢献は計り知れない」というところ。呉への同情がにじみ出ている。

 でも、これはちょっと違うのでは。本来なら「パキスタンとアフガニスタンの女児教育における貢献は計り知れないが、彼のやり方と資金の運用には問題がある」と糾弾するべきではないだろうか。モーテンソンがクリストフの個人的な友人だからと擁護するような内容になっているのだとしたら、それこそガッカリだ。

Three Cups of Tea: One Man's Mission to Promote Peace . . . One School at a Time [ペーパーバック] / Greg Mortenson, David Oliver Relin (著); Penguin (Non-Classics) (刊) スリー・カップス・オブ・ティー [ペーパーバック] / グレッグ・モーテンソン, デイヴィッド・オリバー・レーリン (著); 藤村奈緒美 (翻訳); サンクチュアリパプリッシング (刊) Stones into Schools: Promoting Peace with Books, Not Bombs, in Afghanistan and Pakistan [ハードカバー] / Greg Mortenson (著); Viking Adult (刊)
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2011年04月22日

震災復興支援クリック募金にユニリーバも参加

 震災復興のクリック募金をユニリーバも始めた。1クリックで1円が同社から寄付される。1日につき1クリックのみ有効。

http://www.unilever-sabd.jp/click

 これまでに紹介したクリック募金は以下の2つ。

Civic Force(右側欄外のバナー)
http://www.clickbokin.ekokoro.jp/139.html

フィアット
http://www.fiat-auto.co.jp/clickdonation/

 ユニリーバとフィアットはDFFのサイトからアクセスすると両社のサイトに簡単にアクセスできるから便利かも。右側欄外とこの記事の下部に貼りつけた横長のバナー「クリックで救える命がある。あなたの1クリックで企業が1円をNPO団体に寄付します」をクリックすると、この2社の復興支援クリック募金以外にも環境や教育などのクリック募金が出てくる。関心のある方はのぞいてみてください。

 その代わりというわけでもないのだけれど、電力需要が一段落する時期になったので電力使用量のブログパーツを一時的に外すことにした。夏場には再び掲載するつもり。
  
クリックで救える命がある。
     
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2011年04月20日

「謝謝台湾計画」に1日半で680万円集まる!

 昨日紹介した「謝謝台湾計画」がすごいことになっている。公式ブログの20日付の記事「集計日報4月18〜20日分」によると、4月18日の午後9時から20日正午までの1日半余りで賛同者から集まった金額は682万2817円に達したそうだ。これを知ったときは椅子ごとのけぞって後ろに倒れそうになった。

 20〜30万円くらいは集まるかと思っていたけれど、その数十倍だった。2紙への広告掲載に240万円くらいかかるとのことだったので、友人に「お願い」のメールを送ろうかと悶々としていたところだった。心配無用で目標額を軽々と突破。あまった金額は日本赤十字への義援金になるという。

 私と同じように感じている人がこんなにいたなんて…。ほとんどの賛同者にとって主宰者の木坂さんはどこの誰かも分からない人だろう。それなのにこれだけの金額が集まるなんてビックリだ。みんな、義援金詐欺とか増えているっていうから気をつけるのよっ! って私もその一人なんだけど…。真面目な話、木坂さんのサイトを見れば、信用しても大丈夫だってことは分かるので安心して振り込んだ。

 昨年はネットの世界にとことん疲れ「下手な親切心は出さない」「ネットで知り合った人の常識に期待しない」「ネットよりもリア充」−−を自分の課題にしてきたつもり。この「謝謝台湾計画」主宰者の木坂さんとそれに賛同した人たちの温かい気持ちに触れ、諸外国の人たちによる支援の動画の数々を見たのとは違う嬉しさを感じた。

 もし、このブログの昨日の記事を見て振りこんでくれたという奇特な人がいたら、本当にありがとう。そして、ツイッターやfacebook、ブログ、クチコミなどで他の人たちに告知してくれた人がいたら、それもどうもありがとう。今日はいい日になりました。

 このブログにたびたび登場する春子ばあちゃんに報告しよう。日本時代の教育と日本人に感謝しているばあちゃんだから(詳しくは2010年3月10日付の「2人の陳さん」を参照)、日本人から台湾人への感謝を示すプロジェクトが盛り上がっていると知れば、すごく喜んでくれるはずだ。

 振り込みの受付は締め切ったわけじゃなく、当初予定通り26日まで受け付けているそう。こういう企画は金額じゃなくて頭数だと思うので、これから!という人はぜひヨロシク。
    
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2011年04月19日

台湾の新聞に感謝の広告を出そう!という運動が始まった

 このブログでも繰り返し書いている台湾からの義援金は、財団法人交流協会の発表によると、15日の段階で140億円を超えている。日本政府が海外の新聞に出した感謝の広告には台湾が入っておらず、菅首相と交流協会の代表が感謝状を送ったのみ。

 そんな恩知らずな状況では恥ずかしいと思っていた人は私以外にもたくさんいたらしい。有志の木坂麻衣子さんという女性が立ち上げたプロジェクトの名前は「謝謝台湾計画」(http://www.xiexie-taiwan.info/ )。早い話が、広く一般からお金を集めて台湾の新聞に感謝の広告を掲載しようっていう話だ。

 お金を出すなら、そんな広告費よりも被災地への義援金に充てたいというのはもちろん理解できる。しかし、私はかねてより台湾に行くたびに現地の人にすごくお世話になっている。日本に義援金を寄せてくれたであろう人の顔は10人以上思い浮かべられる。人からの「厚意」に対して「感謝」を示すのは人間としての基本だ。

 しかも台湾の場合は人口1人あたり600円の義援金を出すという桁外れの支援を寄せてくれているのだから何かするのは当然だと思い、この運動に賛同してお金を振り込むことにした。

 金額は自由ではなく、1口1000円。ランチを何回かしょぼくすれば捻出できる。決してムリな金額じゃないと思うので、賛同していただける方は公式サイトをよく読んで納得した上で振りこんでいただけたら嬉しいです。受付期間は4月26日までと短いので要注意。

 公式ブログの19日付の記事「集計日報 4月18〜19日分」によると、ATMで記帳しようとしたら件数が多すぎて不可能だったとのこと。そんなに賛同者が多いなんて、日本政府は情けなくても日本人はまだまだ大丈夫だと嬉しくなった。すでに台湾のメディアでも取り上げられている様子。

 木坂さん、すてきなプロジェクトを立ち上げてくれてありがとう! ぜひ多くの日本人の感謝を台湾の人に伝えてください!

参考:謝謝台湾公式ブログ

【関連記事】
台湾の義援金100億円突破がニュースになった! (2011年4月10日) 
台湾からの義援金が100億円に接近(2011年3月30日)
台灣如何看待日本311(台湾の友人が教えてくれた日本支援の動画)(2011年3月20日)  
台湾のチャリティ番組が日本に21億円の義援金
(2011年3月22日)
       
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2011年04月18日

ソフトバンクが緊急地震速報に本腰?

 先日も書いた通り、ソフトバンクの緊急地震速報っていうのはインチキといってもいいシロモノで、対応はN831の一機種だけ。一機種だけでもやっていれば「緊急地震速報を実施している」ということになるらしく、気象庁のサイトには以下のように掲載されている。
現在(平成22年8月25日)、携帯電話の同報機能を使用して緊急地震速報を配信しているのは、NTT ドコモ(平成19年12月より)、au(KDDI)(平成20年3月より)、ソフトバンク(平成22年8月より)の3社になります。
 私はソフトバンクの公式サイトを見る前にこっちを見たので、全機種で対応しているのだろうと思った。設定できないのでおかしいと思ってソフトバンクの公式サイトを見たら対応機種のページには一つしか載っていなかったので文句を書いた。(3月28日付の「クリック募金とソフトバンクの緊急地震速報」を参照)。

 私と同じような不満を感じていた人から要望が寄せられたのか、ソフトバンクが緊急地震速報への対応を今日発表した(プレスリリース)。よし!と力を込めて読み始めたのだが、これから発売する機種がほとんどすべて対応するっていうことと、既存の機種でアップデートにより対応するのは「DELL Streak 001DL」「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」「HTC Desire X06HT」「HTC Desire X06HTU」「HTC Desire HD 001HT」「Libero 003Z」っていうことで、2年前に契約した古いガラケーを使っている私は対象外だった…。なんか対応してもらえそうにないなぁ。
  
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2011年04月16日

健康相談デスク@香港国際空港

 昨日の夜遅く帰宅。飛行機は行きも帰りもガラガラだった。香港到着時に放射能の測定があるのだろうと思っていたのだが、ノーチェックだった。その代わりにイミグレ(入国審査)の手前にこんな張り紙があった。一体どんな相談を想定しているのだろうか? 相談していた人はいなかった様子だ。  

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2011年04月14日

NO MAS FUKUSHIMA (NO MORE FUKUSHIMA)

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 急遽香港にやってきた。きっかり10年ぶり。現地のフリーペーパーに載っていた写真は、スペインのタラゴナにある原発の落書き(写真をクリックすれば大きなサイズで見られるはず)。ムンクの叫びのパロディがうまい。そして悲しい。

スリーマイル島とかチェルノブイリと聞けば原発しか思い浮かばないが、フクシマも同じように世界で記憶されてしまうのか…。「世界のみなさん、福島は本当はいいところなんですよ」といいたい。

日本からいち早く香港に逃げてきたアメリカ人は「いや〜、なんか東京よりも香港の方が空気がいいのが自分でも分かるよ」と余裕の笑みを浮かべていた。軽くイラっとした。ま、別にあんたの国じゃないしね。あたしはあんたの言う「空気の悪い」東京へ明日帰るんだけど。

(上の記事タイトルでは省いていますが、実際はmasのaの上にアクセントがつきます。Androidアプリからの投稿だと写真がサムネイル表示にならなかったので、16日に写真を取り込み直しました。)
    
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2011年04月12日

Androidアプリその後

Seesaaブログがアンドロイドアプリをいつの間にかアップデートして横向き画面にも対応してくれた。嬉しい。

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 これで出先でもブログを頻繁に更新するかっていうと話は別。スマートフォンで文章を書くのって至難のワザ。このIS01はキーボードがあるから書きやすそうに見えるんだけど、キーピッチが全然違うのでミスタッチばかりで満足に文章が書けない。

 このSeesaaアプリは音声入力機能があるらしい(マイクのアイコンがある)ので、近いうちに音声入力によりブログ執筆を試してみよう。街中のカフェなどでブツブツつぶやいていたら、完全に危ない人に認定されそうなので気を付けなくちゃ。

【関連記事】
Androidアプリがリリースされたものの…(3月9日)
      

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2011年04月10日

都知事選

 記憶する限り、ここまで盛り上がらない都知事選は初めてだ。候補者の顔を一回も見なかっただけじゃなく、選挙カーすら見なかった。

 きっと投票する人もごくわずかなんだろうな〜と思いながら投票所に行ったら、予想よりは人が多かった。午前8時の段階で投票率1.68%と掲示されていた。この数字も予想よりも高かった。

 投票用紙を受け取っても、なお誰に入れるかまだ悩む。都知事になって欲しくない人は何人かいるけれど、なって欲しい人は誰もいない。次の都知事選の時には「この人しかいない!」っていう候補者がいることを祈りつつ、消去法的にある候補者の名前を書いてきた。
   
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2011年04月09日

雨が降る前に

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 近所の石神井川沿いを散歩して花見をしてきた。昨日からずっと風も強い。雨が降りだしたら桜はずいぶん散ってしまうに違いないと思い、慌てて出かけてきた。

 例年なら携帯を片手に桜を撮りつつ歩いている人が多いのに、今日は週末だというのに人影もまばらだった。どんよりと曇っているせいなのか、そんな気になれないのか…。

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 今年は開花がずいぶん遅かった。都心で開花とか満開とか言ってても、我が家周辺はいつも数日遅れなので、木によってバラつきがあるとはいえ今がちょうど満開といったところかな。

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 橋から下を見下ろすと、桜の花びらが流れていく。下の写真の方が川面の様子が分かりやすいはず。

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 「ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。淀みに浮かかぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし」。鴨長明の方丈記の一節を思い出した。
            
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2011年04月08日

携帯がダメならパソコンで緊急地震速報を受信

 ソフトバンクの緊急地震速報サービスは1機種しか対象になっていないので使い物にならないって話は以前書いた通り。そこで自宅のパソコンで緊急地震速報を受信できるようにした。

jishin.jpg インストールしたのはストラテジー株式会社の高度利用者向け緊急地震速報専用受信ソフトウエア「SignalNow Express」利用は無料。インストールは↑をクリック。ただし、対応OSはWINDOWS7、Vista、XPのみ。ダウンロードしてインストールするだけじゃなく、ライセンス登録してメールでライセンスキーをもらわないと利用できないので面倒だけど、テレビをつけっ放しにしなくても緊急地震速報が受信できるのはありがたい。

 私は「東京都」に設定して、速報が届く条件を「震源地のマグニチュード5以上」、「所在地の震度3以上」に設定した。モニター下部のタスクバーにカエルマークが現れるので、右クリックで設定できる。

 早速、きのうの余震の際にはあの緊急地震速報の音とともに画面がポップアップしたので、地震に備えることができた。関心のある方は利用してみてはいかがでしょう? ポップアップ画面は上記の画像をクリックすると原寸大で見られます。過去ログは3回までさかのぼれる。この画面は昨日の23時49分の地震速報。

【注】インストールしたい方は2段落目にあるソフト名のリンクをクリックして、ストラテジー社のサイトから自己責任でインストール&設定をしてください。
   
      
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2011年04月07日

「世界で最も影響力のある人」投票途中経過で14位に福島原発作業員

 米TIME誌が「世界で最も影響力のある人」の投票を14日まで受け付けている。日本時間7日夜現在サイトに掲載されているランキングを見ると、1位がピ(韓国)、2位がジェイ・チョウ(周 杰倫、台湾)とアジアの男性がトップツアーを独占、3位がビヨンセ、7位がスーザン・ボイル、9位レディー・ガガとアーティストが目立つ。

 しかし、ピってそんなに人気があるのか…。2位のジェイ・チョウの2倍近い得票だ。見た目はかなり地味なんだけど。彼のパフォーマンスを見たことがない私には魅力が分からない。「影響力がない」という得票でもケタ違いに多いのも納得だ。

 異彩を放っているのが14位の「Fukushima Power Plant Worlers」だ。福島第一原発で今まさにがんばっている作業員の方々。世界のトップアーティストらに混じっているのが不思議な感覚だが、彼らの作業の結果次第で「世界に大きな影響を与える」ことは確かだ。

 オバマ42位なのにファーストレディのミッシェル・オバマは23位、ヒラリー・クリントンが30位、スティーブ・ジョブスが31位、バフェットが32位、ジョニーデップ43位と、なんだか不思議な顔ぶれではある。
   
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2011年04月06日

原発のニュースに慣れてきた

 慣れとは恐ろしいもので、朝方テレビをつけて原発のニュースをやっていても「あぁ、またやってるな」くらいの反応になってきた。私が鈍感なだけだろうか。

 ニュースを見ても何がどうなっているのか私の頭では分からない。どこまでが天災でどこからが人災なのか…。最終的な落とし所に向かって前進しているのか後退しているのか…。どうも「後退しないように必死に食い止めている」状態に見えるのだが、現実を認めたくないだけかもしれない。

 海外の友人からは「日本人が大挙して国外脱出しないのが信じられない」なんてメールが届く。「このところ“自己責任”なんて言葉を使うようになってきたといっても、日本人は結局のところお上の言うことを信じるんだね」と言われれば、素直にあぁ、そうかもしれないと思う。

 最近、ネットで話題になっている「原発がどんなものか知ってほしい」を読む。20年間原発に関わった平井憲夫さん(97年に死去)が96年に書いた文章とされている。首をかしげたくなる部分もあるけれど、今になってみれば「今回の事態を予言していた」と言われるのも納得。公平を期すために上記文章への反論が紹介されている「嘘? ホント?問題文章『原発がどんなものか知ってほしい』について」にもリンクしておく。

 私自身は学生時代は原発には強固に反対する立場だった。いつのまにか転向して?原発は必要悪と認めているといえるのかな。正直なところ日本でこんな原発事故が起きるとは思ってもいなかった。日本人は緻密で几帳面だし日本の技術は世界最先端を行っていて…なんていう自負があり、大規模な原発事故が起きるのはアバウトな人たちが管理しているからでしょ、なんて思い込んでいた。

 原発が使えなくなったから休止していた火力発電所を再開させて電力不足に対応するという話だけど、温暖化の話はどこかへ消えてしまったみたい。「温暖化」という言葉そのものを聞かなくなった。環境問題の活動をしている人は反原発で忙しいみたいだ。原発にせよ火力発電にせよ「自分たちが電力を使って今この時を快適にすごすのが最優先で、そのためには後世にツケが回るのもしょうがない」ってことには変わりがないように感じる。自分も罪深い人間の一人だと自覚している。
posted by らくだ at 23:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする