2011年03月22日

「宝くじより確率が高い」牛乳購入

 久しぶりに食パンを買うことができた。東日本大震災が起きてから初めて買えた。先週デパートの外資系パン屋?で食パンを見かけ、喜び勇んで買おうとしたら値段をみてビックリ。普通の食パンよりも小ぶりなのに500円近くする。サ〜ッと手が引っ込んじゃった。さすがに売れ行きはよくない様子だった。

 近所の店できょう見つけた食パンは176円。いつも買う店に比べたらこれでも高いのだが、もちろん迷わずに買った。しかし、牛乳は近所ではいまだに見つからない。

 あちこちの店で聞いてみたところ、食パンも牛乳も買い占めは起きていないそうだ。確かにコメやカップ麺、トイレットペーパーなら買い占めも理解できるのだが、牛乳や食パンを買い占めるって非現実的だなぁと思っていた。食パンは冷凍保存できるにしても、普通の家庭の冷凍庫で保存できる量なんてたかが知れている。

 問題は入荷が不安定かつ少ないこと。最後に寄った店では「数十本注文してもまったく来ない。来る日でも1本だけということも多く、あっという間に売れちゃう」とのこと。入荷時間もまちまちだそうだ。しかも「確かうちで置いている牛乳は北のほうで作っているから、原発の放射能とか問題になってこれからどうなるのか…」と店の人も不安な様子。「そうですか、わかりました」と絶望的になった私に「宝くじよりも当たる確率は高いと思いますよ」と声をかけてくれたけれど、慰められた気がしなかった。

 我が家周辺で牛乳を買えるのは一体いつのことだろう。これまで家にあるのが当たり前だと思っていた牛乳が、とんでもない貴重品に思えてきた。食パンが手に入ったのだから、牛乳もあと数日で店頭に並ぶと期待したい。トイレットペーパーはどうにかこうにか使い切る前に買うことができ、我が家のトイレでインド式を試さないで済んだ。    
     
posted by らくだ at 20:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする