2011年03月07日

1年後に届いた返事

 届いた封書の差出人に心当たりはなかった。よくある苗字だし。中身をみてようやく思い出した。ちょうど1年前に台湾の民宿で会った熟年夫婦だった。絶対に日本人なんて来そうにない、しかもバックパッカーならまだしもリタイア世代の夫婦が来るとは思えないところだった。

 当然ながら会話が弾んだ。飛び込みだった私とは違い、既に何回も来ていてその時も宿泊予約をしていた様子の夫妻は、食事まで予約していたらしい。私が食事をしに近くの食堂まで出かけようとしたところ、この夫婦と宿の主人が「よかったら一緒に食べませんか?」と誘ってくれた。喜んでご一緒させてもらい、夕食をご馳走になってしまった。

 その時に撮った写真2、3枚を帰ってきてからお礼状と一緒に送り、返事がこないまますっかり忘れていた。1年たってから写真とともに手紙が届き、驚くやら嬉しいやら。夫妻は今月また台湾に行くことになったそうで、それで私のことを思い出してくれたらしい。切れたようで細〜くつながっていた縁。だから人間は面白い。雪の降る寒い日になんだかほっこり温まった気分になれた。

 そういえば1カ月前の旧正月に台湾の温泉宿から宿泊割引券つきのグリーティングカードが送られてきた。先日は台湾の温泉マニアとネットを通じて知り合いになり、台湾の温泉のことなら何でもメールで聞いてくれと嬉しい言葉をもらった。今度行くときは直接会って情報交換をすることになっている。

 なんだか台湾に呼び寄せられているように感じる今日このごろだ。でも、当分行けそうにないなぁ。
   
posted by らくだ at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする