2010年09月10日

悲しくて嬉しいメール

「初めまして」という件名のメールが届いた。送信者にまったく心当たりはない。ネットで活動しているとよくあることだ。軽い気持ちでクリックしてメールを読んだら、これまでに受け取ったどの「初めまして」メールとも違う、悲しくも嬉しい内容だった。

 この方はご主人を数カ月前に亡くしたそうだ。そして、私はそのご主人と10年ほど前にメールを交換したことがあったのだという。そう指摘されてよ〜く考えると、ホームページを作り始めた頃にそんなことがあったような気がする。あまりにも昔の話で記憶は鮮明ではない。メアドは何回か変わっている。当然ながら当時のメールは保存していない。

 もう10年も前にメールを1、2往復しただけの人の遺族が私に連絡してきたのには理由がある。ご主人は入院中に常々「元気になって退院できたらバックパックを買って海外旅行に行きたい」と話していたそうだ。そしてつい最近遺品整理をしていたら、私のホームページとメールをプリントアウトしたものが見つかり、そこに亡くなったご主人が細かく感想をつづって(詳細は省略)「いつかはこんな旅をしたい」と書いていたそうだ。

 驚いたのは当時とはメアドだけでなくホームページのURLも変わっているのに、奥さまが私を見つけ出してくれたことだ。旅の部分についてはホームページの内容はあまり変わっていないから、検索すれば見つけるのはそれほど難しくなかっただろう。でも、そこまでして連絡をくれる人はなかなかいないので、すごく感激した。同時に、そんな昔から私の文章を読んでくれていた人が念願だった旅に出ることなく亡くなってしまったことがすごく寂しかった。

 すごく心に染みるメールでした。どうもありがとうございました。ご主人さまのご冥福をお祈りいたします。
   
posted by らくだ at 01:16 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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