2010年06月08日

新旧総理大臣とさかなクン

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 先週末泊まった三宅島のペンションに、新旧総理大臣の色紙があった。ふと「友愛」という言葉に気付き、『鳩山サンみたいな格好つけたことを書く人がいるな〜』と思ってよくみたら、鳩山サン本人の署名があった。

 その時点では隣にある菅サンの色紙には気付かず、次の日の朝方に女将さんに教えてもらって初めて「あ、ホントだ。菅サンの色紙もあった」と気付いた次第。少なくともペンションの色紙コレクションの中では存在感が薄かった。

 2006年の夏に釣り好きの小沢サンを交えた当時の党三役がプライベートで訪問したそうだ。小沢サンの色紙がないのは、硯と墨と筆がないのを口実に断られてしまったんだそう。サインは毛筆に限るスタンスらしい。さすが大物。しかし、プライベートでも3人で行動って疲れないのかな?

IMG_0862.jpg 数ある色紙の中で異彩を放っていたのは、TVでお馴染みのさかなクンの色紙だ。

 あまりにも描き込まれているので色紙とは思わず、正方形のポスターが貼ってあるのかと思った。聞いたところによると、さかなクンはすごくいい人で、たとえ食事中にサインを求められても嫌な顔一つせず、30分くらいかけて魚の絵までサインに添えて描いてあげていたそうだ。チェックアウトの際もメモ用紙に感謝の言葉とイラストを描いて部屋に残してあったとか。

 部屋から出るときはいつも魚の帽子を被っていて、海に潜るときはダイビング用の帽子に換えていたと聞き、そのプロ根性に芦ノ牧温泉駅の名誉駅長バスを思い出した(2月13日付の「ネコ駅長と人間たち」を参照)。ネコと一緒にしてごめん、さかなクン。

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 三宅島自体は予想以上に観光客というか、釣り客とバードウォッチャーとダイバーが多かった。ちょうど植林ボランティアの団体も来ていて東海汽船も混んでいた。でも、写真の通りに島内のいたるところで枯れ木が目立つ。レベル1とかレベル2の火山ガス警報の放送も何回もあった。こちらは初めてなので一瞬緊張したけれど、島の皆さんは何事もなかったかのように平然としていた。村営バスの運転手さんによると、火山ガスの影響で羽田−三宅島間の航空便は欠航することが多く、就航率はわずか3割程度とのこと。
      
posted by らくだ at 22:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする