そしてみずほ銀行の外為ショップで日本円からユーロに現金を両替した。銀行の窓口だと1ユーロにつき6円の両替手数料を取られ、外為ショップだとこれが4円になるという。どっちにしても結構高い。ここで早くもやや意気消沈する。
しかし、5年ほど前だったかユーロ圏で日本円の現金を両替した際、あまりに手数料の高さに「これだったら日本で両替したほうがマシ」と思ったのだった。その手数料がいくらだったかは思い出せないのだが、その記憶を信じて両替した。
最近の旅行では空港のATMでキャッシュカードかクレジットカードを利用して現地通貨をゲットするのがほとんどで、特に海外旅行の予定もないまま為替相場を見て外貨の現金を準備したのは初めてのことだ。相場に疎い私がこんなことをすると、ユーロがさらに下がりそうな予感がする。
ユーロを家に持ち帰り、ヨーロッパ旅行に出かけることにした。本当は実際に行きたいんだけど、仕事のスケジュールがっどううにも調整できない。で、脳内旅行になった。行先はイタリアのシチリア島。ローマから鉄道で向かう。列車ごと船に載ってシチリア島に移動、えいが「グラン・ブルー」に出てきたタオルミナに行く。シチリアにはもちろん温泉がある。あちこちにある温泉を尋訪ねようと思ったら2週間くらいは必要だってことが分かった。
いくら脳内旅行でも現実味がないので、行き先をドイツ南部に変えた。ノイシュバンシュタイン城など観光しながらあちこちの温泉を訪ね、柄にもなくロマンチック街道を回ろうっていうルート。
イタリア&ドイツとも古いガイドブックを眺めたりグーグルアースで調べたりして日程を組んでみた。しかし、実際には行けないので欲求不満だけが残った。一体何やってんだよ、あたし…。実際にヨーロッパに行けるのはいつのことなんだろう? そしてその時のユーロ相場は一体いくらなんだろう?
両替ということでは先日のシンガポール旅行で面白いことが分かった。チャンギ空港到着時、夫はUOB(大華銀行)のATM、私はUOBの有人窓口で日本円の現金を両替した。その結果は現金だと1シンガポール・ドル=67.024円だったのに対し、ATMで新生銀行のATMカードを使うと1シンガポール・ドル=69.025円。なんと現金で両替した方が1ドルにつき2円もお得だった。
今回現金で両替してみたのは、友人に「チャンギは現金の方がレートが良いらしい」と聞いていたから。半信半疑だったのだが、友人の言う通りだった(他の空港については確認したことがないので不明)。