2010年05月05日

最低未満の総理大臣

 連休最終日。東京周辺に限れば、今年のGWはいつにないほど好天に恵まれた。とはいえ普段と大して変わらない日々を送っている私、行動半径は自宅から半径10キロ程度。私の周辺はそろそろ仕事復帰モードとみえ、昼前に仕事の電話が一本入ってきたのをきっかけに関連のメールが何通も舞い込み、完全にGW明けといった感じになってしまった。

 テレビをつけると、どこのチャンネルも普天間問題を取り上げていた。「最低でも県外移設」なんて豪語していた勢いはキレイさっぱりと無くなり、もともとウツロな目がさらに泳いでいた。おまけにこの段階まできて初めて海兵隊の存在意義に気付いたかのような無神経な発言をしている。

 「あんたは一年生議員じゃなくて、一国の総理大臣でしょ!」って言いたい。私がこう感じるのだから、県外移設を信じて民主党に投票した沖縄県民の皆さんの心中は察するに余りある。これでは結局、辺野古案に戻る(多少の修正はあるにしても)ことを認めたわけでしょ? 一体これまでの数カ月何してきたんだか。

 この人の言うことには全く期待しちゃいけないのだな、と実感した瞬間だった。とはいえ「じゃあ今までは期待していましたか?」と聞かれたらそれも微妙なところ。最初から様子見していて、ここにきてどうしようもなくダメだってことが分かったってところ。

 この分じゃ今のところは「5月末決着」なんていっても、下旬になったら「5月末というのは2011年の5月末のことです」なんて言い出しかねない。民主党の傷をできるだけ浅く抑えるためにも早めに辞めた方がよさそうな気がする。

 どうせなら小沢・鳩山のダブル辞任を。トップ2人が退いたら、随分と雰囲気は変わるだろう。しかし、そういう好ましい展開になったらなったで後継者不足が心配だ。
    
posted by らくだ at 20:49 | Comment(4) | TrackBack(0) | 国内政治 | 更新情報をチェックする