シギラ天然温泉がユニマットグループ傘下だということに気付いている人はそんなに多くないかもしれない。直接の経営母体は南西楽園リゾートって会社なので、ユニマットのユの字も表に出てこない。同社はユニマットリバティーとユニマット不動産の子会社だ。
シエスパは結果としては爆発と同時に閉館(2007年6月)、六本木のザブーも2008年1月に閉館しており、温泉経営への復帰は2年3カ月ぶり。リゾート内の温泉施設なので普通の温浴施設とはちょっと異なるかもしれないが、温泉施設の運営に復帰することは間違いない。
このシギラ天然温泉の利用料金は2800円と高い。これを6月30日まで1800円に割り引くそうだが、それでも高く感じる。私が訪問することは多分ないだろう。
4月11日現在、ユニマットグループの公式サイトには「シエスパ事故に関するグループ関係者の処分について」というPDFファイルへのリンクがあり、役員が在宅起訴されたことについてプレスリリースを出しているが、もう片方の大成建設は、社員の起訴に関するリリースはない。2008年12月の書類送検に関しては「大変重く受け止めています」とリリースを出しているのに、実際に起訴された時はだんまりを決め込むってのが理解できない姿勢だ。こうしてシエスパの事故は風化していく。