お年玉付年賀ハガキといえば、つい先月友人から怖い話を聞いたばかりだ。仮に友人をAさんとしておく。そのAさんは学生時代からの友だちBさんと毎年欠かさず年賀状を交換していた。数年前のお年玉付年賀ハガキの当選番号発表日、Bさんから久しぶりにメールが送られてきたそうだ。その内容は…
「私があなたに送った年賀ハガキで特産品が当選しました。私の買ったハガキが当選したので、当然私にも受け取る権利があるはずです。直接会って分けるのでは時間も手間もかかるので、商品はすべてあなたにあげますから、現金3000円を以下の私の口座に振り込んでください」
こわい、あまりにも怖すぎる話だ…。世の中にそんな人がいるんだぁ、と驚愕した。このBさんていう人は、自分が送った年賀状の番号を全部控えていたわけでしょ。それだけでも信じられないのに、自分の送った年賀状なんだから賞品を受け取る権利があるっていうのも私の理解力を超えた発想だ。
Aさんは当選番号なんてチェックしていなかったので、メールが来るまで当選したことも知らなかったそうだ。それにその賞品の特産品とやらがどんな内容でいかほどの価値があるのかも全く分からなかったそう。怖くなって手紙に「どうぞBさんが受け取ってください」と書いてBさんからの年賀状とともに送り、それきり連絡するのをやめたそうだ。私も多分そうするだろうな。
Bさんみたいな人ってほかにもいるんだろうか? 年賀切手シートって確か50円と80円とで130円分。送り主が『半額の65円分を返せ!』なんて思っていないといいなぁ。