2009年12月09日

気がつけば宴会

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 きのうの記事に「私以外の客は老夫婦しか見ていないのに、ほかの部屋は満室だと言われて6人部屋になった」ということを書いたが、満室というのは本当だったみたい(疑り深くてすみません)。
 
 老夫婦は日帰り客だった。宿の車に乗って去っていったので「え〜っ、客はあたし1人じゃん!」と思った次の瞬間、乗用車が何台も連なってやってきた。台湾第二の都市・高雄からやって来た50−60歳代の仲良しグループ十数人だった。

 リーダー格の男性・陳さん(写真の一番奥で立っている人)が声をかけてきたので「日本人なんです。ごめんなさい。中国語は分かりません」と言ったのに、彼らの食事に招かれた。食事を済ませたと言っても「スコシ…」と言うので、「んじゃ、ちょっとだけ…」なんて顔を出し、気がついたら夜遅くまで盛り上がっていた。

 彼らは年齢層からいって日本語世代じゃないし、英語もほとんど話せないのだが、オープンマインドな人たちに言葉は関係ない。太極拳の先生が実演してくれたり(本物じゃないと思うけれど刃渡り70センチくらいの刀まで振り回していた)、社交ダンスを習っている夫婦がタンゴを見せてくれたり、カラオケが好きだというおばちゃんが演歌を歌ってくれたりと、ワケの分からない騒ぎになった。ほかの客がいたら絶対に苦情が出ていたと思う。

 食事に招かれたといっても、レストランに招待してもらったわけじゃない。彼らはもともと食料をすべて持参。客室前のポーチでバーナーを使って半自炊だ。次から次にいろんなものを食べさせてくれた。お酒で煮た鶏肉とか、鶏足とか、グアバやマンゴスチン、お餅やお菓子など。次から次に「これも食べな!」と何か渡され、両手にずっと食べ物を持っていたので、何かのパフォーマンスを見せてもらっても拍手するのに困ったほど。

 「6人部屋に泊まっている」と言ったら、私が冗談を言っていると思ったらしい。みんなで代わる代わる私の部屋を見に来て、おなかを抱えて笑っていた。「ほかの部屋はいっぱいだったから…」と言ったら、「私たちのおかげで面白い部屋に泊まれてよかったね」とまた爆笑している。私も笑いすぎて涙が出た。

 酒も飲まないし言葉も通じない私がこんなに盛り上がってしまうとは…。いや〜楽しかった。お別れに1人1人と握手して、陳さんとメアドの交換をした。いろいな偶然が重なって今回もこれまでいい旅ができている。
       
タグ:台湾
posted by らくだ at 20:50 | Comment(3) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする
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