2009年12月31日

大晦日に思うこと

 12月は他の月よりも過ぎるのが早いように感じる。毎年のことだ。今年も今日で終わり。これを読んでいる方(いつもいらしている方もいれば、たまたま何かのきっかけっで今日初めてのぞいた方もいらっしゃるでしょうが…)にとって、今年はどんな年だったでしょう?

 私にとっての2009年は行動の年だった。「いつかやりたい」「いつか行きたい」「いつか会いたい」の「いつか」は自分が動かない限り永遠にやってこないという、ごく当たり前のことを今更ながら実感した。自分から働きかけてみたところ、意外なところで簡単に道が開けたりした。例年になくあちこち出かけた年でもあった。総合的に良い年だったと思う。

 ネット上での活動を縮小した結果、意味不明なメールや罵詈雑言のメールが送られてくることが減った。今さらながらにネットの世界にはさまざまな人がいるってことが分かり、どう考えても理解できないもの(者&物)からは極力遠ざかるようにした。スルー力(スルーりょく)というのはまさに「触らぬ神にたたりなし」ということ。

 来年はさらにアクティブに。新しいことにチャレンジしつつ(いくつか構想はある)自分の人生に必要ないものを捨て去りシンプルに。選択と集中を進める年にしたい。あらゆる煩悩を克服して↓のような表情で温泉につかるところまで行ければ最高なんだけど(写真は地獄谷野猿公苑で温泉につかるサル)。

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 皆さまどうぞ良いお年を。
           


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2009年12月29日

サル動画の編集に四苦八苦



 ここ一両日というもの動画編集に四苦八苦していた。ここ数カ月で何回か動画をアップした。スライドショーを作ったり、そのスライドショーを分割することはできた。

 今回は何本かの動画をつなげようと試みているのだが、どうもうまくいかない。ホームページビルダーについている編集ソフトが使いにくく、Windows Liveムービーメーカーというのをインストールしてみたのだが、私の使い方が悪いのか思い通りに5つの短い動画をつなぎあわせてユーチューブにアップしたら画質の劣化が著しくてガッカリ。

 もともと何年も使っているデジカメの動画機能を利用しているのだからそんなにキレイに撮れないっていうのに、編集してさらに劣化してしまうのが悲しい。あまり時間を無駄にしたくないのでもう諦めることにした。何かいい動画編集ソフト(無料)をご存じの方は教えてください。

 何の動画を撮ってきたかっていうと、長野県の地獄谷野猿公苑のおサルさん。ここのサルたちは人間を全くといっていいほど無視。すごく近くまで寄っても平然としている。サルが入浴している風呂の周りには注意書きの看板とかフェンスなどもなく、日本にしては珍しい観光地だった。一番上に貼り込んだのは、うまくいけば最後の部分に入っていたはずの動画。この↓写真の動画版。

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 こういうポストを書くと、分類を「旅」にすべきか「web」にすべきか迷ってしまう。
   
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2009年12月26日

お巡りさんにドキッ!

 自転車通行可の広い歩道を自転車で走っていたら右斜め後ろに別の自転車の気配。ちら見したところ、どうもお巡りさんの自転車だ。

 お巡りさんの近くを走るのも落ち着かない。追い越して行ってもらおうと少しスピードを落としたら、その自転車も同じように速度を落とした。今度はちょっと速めてみる。同じように速度を上げてついてくる。内心穏やかじゃない。今日はこれまでのところ信号無視もしていないってのに、自覚しないまま何かマズイことをしているのだろうか? 

 だいたい他の自転車が信号無視をしてスイスイ追い越して行っても、このお巡りさんは注意もしない。どうみても私がターゲットとしか思えない。気味が悪い。こういうときに全速力で逃げたくなる人の気持ちが分かる。全速力で飛ばせばぶっちぎれる自信はある(なんて考えている自分が情けない…)が、それじゃ思い切り怪しいオバサンになってしまう。

 何も心当たりがないだけにかえって不気味だ。警戒しながらもそのままこいでいたら、お巡りさんが速度を上げ隣に寄ってきて「もしもし」と声をかけてきた。キター! 何この緊張感。

 「はいっ。何ですか?」かしこまって相手を見ると、お巡りさんは私の自転車の後輪を見ている。「後輪のタイヤ甘くないですか? 空気入れた方がいいですよ。重いでしょう」だって。なんだ、そんなことか〜。思い切り脱力した。つい「ケツ圧が高いものですから後輪は空気が抜けやすくて…どうもありがとうございます」なんて言ってしまって笑われた。

 しかも、このお巡りさん、「この先を左側に入ったところにある自転車屋さんならタダで空気入れ貸してくれますよ」なんて教えてくれる、とてもいい人なのだ。「年末のパトロールですか? お疲れ様です」と言う私に、「いや、そうじゃないんだけど…、あれ、おたくの後輪ばっかり見ていたから、行こうと思っていた交番を通りすぎちゃった」とうろたえ、まわれ右して猛スピードで去って行った。業務そっちのけで心配してもらっちゃってどうもすみません。
         
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2009年12月24日

クリスマスブーツ

P1150210.jpg 月曜日(21日)に旅行帰りの夫がクリスマスブーツを買ってきた。近所のセブンイレブンで買ったという。お土産代わりらしい。クリスマスブーツなんてここ何十年も手にしていないので、嬉しいといえば嬉しい。

 しかし、ビジュアル的に説明すると「うれしい」の「う」の点を打ったくらいでふと心配になった。つい「ま、まさか、今年のクリスマスはこれで終わりじゃないよね…」と確認していた。もごもごしていたものの大丈夫みたいで一安心。そういえばこちらも何もクリスマスプレゼントを買っていない(10年もたつとそんなものよ)。お互いの都合がなかなか合わないので、クリスマスの買い物は年明けに行くことになった。

 クリスマスプレゼントは別だと確認して安心すると、今度はブーツの中身が心配になる。一見お菓子であふれているように見えるけれど、中はスカスカに違いない。パッケージのまま数日間飾っていて、イブになってあけてみた。入っていたのは↓の写真の通り。

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 見えない部分には何も入っていないだろうと思いきや、左下の「ぱふチョコ」が入っていた。あとはチートス、ベビースターラーメン、餅太郎(初めてみた)、ミルキー、うまい棒と、全然クリスマスらしくない顔ぶれだ。

 子供の時だったらつま先までぎっしりお菓子が入っていなかったことにガッカリしていたに違いないのだが、見えないところに一つ入っていたことで逆に儲けものをした気分。これが子供とオバサンの違いだ。
     
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2009年12月22日

2つの再生温泉

 思わぬところで思わぬ事が結びついていることがある。1000キロ以上も離れた札幌と大阪で今月オープンした温浴施設の関連性を知っている人はそんなに多くないかもしれない。両施設のこれまでの経緯をたどっていくと10年以上も前の都銀破たんにたどり着き、その都銀破たんをめぐる裁判で最近になってようやく最高裁の判断が下ったことまで関連づけて知っている人はほとんどいないだろう。

 札幌の施設は9日にオープンした「ていね温泉ほのか」。6月にいきなり閉館した「ワンディ・スパていねの湯」の経営が変わって再生した。大阪の施設は今日(22日)オープンした「天然温泉りんくうの湯」。今年2月から9月までのわずか半年余りで閉館した「寿楽の湯」の再生だ。

 といっても両者に共通するのはともに再生施設ということだけじゃない。大阪の「寿楽の湯」は当初、「ワンディ・スパ」として開業するはずだった。ワンディ・スパは経営が悪化して大阪の事業を続けられなくなり昨年初めに撤退。今年4月には第三者から破産手続きの開始を申し立てられ、6月15日の破産手続き開始とともに既存店「ワンディ・スパていね店」の営業を停止していた。

 この6月までの経緯はこのブログでも6月16日付の「2度目の破産」に書いた。その後の展開は密かにウォッチするにとどめていたが、ここにきて記録を残しておこうと思い直した。というのも、温泉関連情報を紹介するブログをやめてからそろそろ1年になろうというのに、未だに情報を送ってくださる方がいるからだ(ブロガー冥利につきるじゃありませんか…)。

 新たな動きがあったのは先月のこと。ワンディ・スパの親会社で美容院経営のモーリスフランク・ジャパンが11月9日に民事再生手続を申し立てた。主因はもちろんワンディ・スパの破たんだ。このモーリスフランク・ジャパンの前身はソフィア中村。10年以上も前に破たんした北海道拓殖銀行が乱脈融資した貸付先がソフィアグループだ。

 モーリスフランク・ジャパンの中村楊一社長は北海道拓殖銀行の破たんに関して旧商法の特別背任罪容疑で実刑判決を受けて最高裁に上告していた。11月12日付の新聞で「11日までに最高裁が上告を棄却し、実刑判決が確定した」という記事を見てビックリ。報道では正確なタイミングが分からないものの、民事再生手続きの申し立てと社長の実刑確定は何らかの関係があるのだろうと納得できた(ただ、複数の方の情報によると先週末の段階では中村楊一氏はいまだ収監されていないもよう)。

 前述した6月半ばの当ブログで「中村一族はどうも温浴事業には向いていないように思えるのだが、3度目の挑戦はあるのだろうか?」と書いたが、この半年でその可能性が小さくなったことは間違いない。

 2つの再生施設はもちろんワンディ・スパともモーリスフランクとも関係ない。がんばって長期にわたる営業を続けてほしいものだが、大阪に限って言えば12月1日には近隣のイオン日根野に「滝の湯別館」がオープン、競争は激しくなりそうだ。寿楽の湯の時よりも入浴料を大幅に引き下げており、経営環境は厳しいだろう。
         
タグ:大阪
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2009年12月20日

築300年の宿

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 某ミニオフ会で築300年の旅館に泊まってきた。もちろん改築工事は何回も実施されているに違いないのだが、写真の黒い梁や柱のように300年の歴史を感じさせるものも数多く残っている。

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 客室に飾ってある(といえるのか不明)絵も年代物に違いない。女将さんに聞いても「すごく古いものだと思う」としか分からない。そのアバウトさというか商売っ気のなさがよい。宿泊料金は一泊二食付きで6000円しない。

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 しかし、寒がりの私が真冬に泊まるにはちょっと厳しい宿だった。石油ファンヒーターとコタツがあったのだが、夜はしんしんと冷えた。

 残念ながら来年中に旅館をたたむ予定とのこと(来年のいつごろかは未定)。300年超の歴史がここで途絶えてしまうのは残念でならない。廃業前にもう一回行けるかな?
   
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2009年12月18日

災害時広報の問題点

 伊豆で震度5弱の地震がわずか半日の間に2回も起きた。不幸中の幸いは負傷者が7人とそれほど多くないこと。もともと地震の多い地域だけに物理的・精神的な構えができているのだろうか。(とはいえ、被害に遭われた皆さまにはお見舞い申し上げます)

 温泉にも多少の被害が出ている。TBSテレビは「旅館の露天風呂に亀裂が入ったり、温泉の給湯管が壊れたりと、年末のかき入れ時を前に観光業者は頭を悩ませています」と伝えている。また産経ニュースでは「伊東マンダリン岡本ホテルでは外壁や玄関口の天井が崩れる被害があった」と伝えた。

 TBSが伝えた被害のある旅館はどこだか分からないし、伊東マンダリン岡本ホテルの公式サイトをみても被害状況も書いていないし、その後修復して営業しているのか、まだならいつ再開見通しかなど一切掲載されていない。支配人ブログも最後に更新されたのは11月13日だ。

 伊東観光協会の公式サイトを見てみた。「地震の影響によりご迷惑をおかけしましたが、JR伊東線及び伊豆急行は、現在通常運行しております」と出ている。要するに都合のいい情報だけはちゃんと掲載されているのに、温泉にどのような被害があったのかなかったのかは分からない。伊東温泉旅館ホテル協同組合の公式サイトは更新された形跡すらない(すべて12月18日夜現在の確認)。

 要するに、全体的に「被害などマイナス情報は載せませんから、調べたかったら自分で調べてください」って姿勢だ。そりゃ、露天風呂に亀裂が入れば利用できないだろうし、そういう情報を公にするのは格好悪いことは分かる。

 でも、誰のためのウェブサイトかを考えたら、できるかぎり詳細な情報を掲載するとともに逐一更新するのはマイナスどころか評価につながるはず。どうして消費者視点ではなく身内視点でウェブサイトを運営するのか理解できない。

 似たような災害で多くの温泉地が同じことをしてきた。都合の悪い情報を出さず、「ほとんどの旅館・ホテルに被害はありません」などとあいまいな表現をしておいて、あとになってから「風評被害で迷惑している」なんて騒ぎになるのがいつものことだ。キッチリと情報を開示しない自分たちにも原因があるってことが分かっていないのが歯がゆい。

 例えば2005年秋に箱根で台風のために温泉供給が停止した際、137カ所の施設で温泉が利用できなくなったと伝えられたが、その内訳は一切公表されなかった。ちょうど箱根に行こうとしていたのだが、観光協会のサイトをみても分からないので電話したら、個別の営業情報は出していないとのことだった。いちいち電話して営業しているかどうか確認するのも面倒だったので箱根に行くことをやめた。

 あとになってから、137カ所の大半が別荘、保養所、個人宅などだったことを知った次第。どの旅館・ホテルが営業/休業しているかを開示してくれていれば多分箱根に行っていただろう。

 その後も台風や地震の被害は各地で何回かあったけれど、情報公開はほとんど進んでいないように思える。私が認識している中で唯一の例外は石川県の輪島・和倉温泉で、2007年の能登半島地震の際に旅館・ホテルの営業/再開情報が個別にウェブで公開されていて更新も頻繁だった。これを手本に業界全体が災害時広報を見直してくれるのかと淡い期待を抱いたのだが甘かったみたいだ。
    
    
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2009年12月17日

さよならウェンディーズ

 数カ月前にマクドナルドのアイスランド撤退を書いたら、台湾に行っている間にウェンディーズが日本から撤退すると発表されていた。

 そういえばここ何年もウェンディーズに行っていない。過去10年で1回か2回入ったかな〜という程度だ。もともと店舗が少ないし。私が思い出せる店は池袋のサンシャイン通りと銀座にある店だけ。撤退のニュースで71店舗もあると知って驚いたくらいだ。

 マックはあちこちにあり、アメリカに家族旅行で行った子供が「お父さん、アメリカにもマクドナルドがあるんだね!」と言ったとか言わないとかいう話も聞くが、ウェンディーズはいかにも異国アメリカの店って感じだったし、少なくとも私にとってファストフードチェーンの中ではちょっと高級感があってほかのチェーンとは一線を画していた。あそこのチリビーンズはほかのファストフードにはないメニューで、学生時代に一時期はまったっけ。

 なくなると聞くと急に愛おしく感じる。私と同じ人が多いらしい。閉店前の駆け込み客で売り切れるメニューもあるとか。混雑していると聞くと行く気が失せるので、多分もう行くこともないだろう。

 別企業とフランチャイズ契約を結んで再上陸なんて可能性もゼロじゃないだろう(バーガーキングは再上陸を果たした)し、海外の店舗に行くこともあるかもしれない。私が今度ウェンディーズに行くのはいつどこでだろう。
     
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2009年12月16日

台湾の車窓から

 台湾北部のローカル線・内湾線の車窓風景。鉄ちゃん向きというか、鉄ちゃんじゃない人は見てもしょうがないと思う。8分半余りもあるし。正直いって自分でもさっぱり面白くないのだが、内助の功だと思って撮ってきた。



 運転手脇に鉄ちゃん席があって、そこがあいていたので座っていたら運転手さんが同僚に「あれ、こんなところに女性が座っているよ」というようなことを言って笑っていた(女性という言葉だけは分かったものの、あとは想像)。しかも運転中に「なに、日本人なの?」「そうか、この車両も日本製なんだよ。いいねぇ日本製品は、ガハハ…」などと話しかけてきて、こっちがヒヤヒヤした。おまけに駅につくたびにこちらのカメラをチェックしにくるし。上の動画は運転手さんが飽きておとなしくなった最後の2駅間部分。
タグ:台湾 鉄道
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2009年12月14日

帰国とタイガー・ウッズ騒ぎ

 楽しかった旅も終わり昨日無事に帰宅した。実際は帰国前日の晩から現実に引き戻された。今回は移動だらけの旅だったこともあり、1枚も絵葉書を書かなかった(届くのを待っていた方はすみません)。しかし、帰国の前日夜になって気付いた。1人旅ということは留守宅にお土産を買って帰らなくてはいけないってことを。

 いくら夫が鉄道マニアだからといって台湾の鉄道時刻表だけだと100円もしない。満足するとは思えない。いつも飲み物などを買っていたコンビニに出かけ「パイナップルケーキはありますか?」と聞いてみた。顔なじみになっていたお兄さんは事情を察したらしい。「没有」に続けて「日本に帰るの?」と言った(らしい)ので、「はい、明日ね」と答えると、「デューティーフリー」とニヤッとした。

 そうだよな。お土産をコンビニで買う人なんていないよな〜。台湾でまともなお土産なんていつにも買ったことないし、買い物に行くのは本屋だけ。どこで何を売っているのか皆目見当がつかない。夜の10時すぎからお土産を探しに繁華街をフラフラしても非効率だと判断、コンビニのお兄さんのアドバイスに従って?空港の免税店でパイナップルケーキを買って帰った。

 日本に着いたら駅の売店で「タイガー・ウッズ引退」の見出しのスポーツ紙が並んでいた。えっ、まだ騒ぎは続いていたのか。1週間というもの、台湾のテレビとCNN、たまにNHKのBSを見ていたけれど、タイガー・ウッズの話題なんて一度も見なかったから、すっかり忘れていた。天才的プレーヤーとはいえ日本で特に人気があるとも思えないのに、なんでこんなに長いこと注目されているんだろう? 非常に不思議に感じた。
   
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2009年12月09日

気がつけば宴会

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 きのうの記事に「私以外の客は老夫婦しか見ていないのに、ほかの部屋は満室だと言われて6人部屋になった」ということを書いたが、満室というのは本当だったみたい(疑り深くてすみません)。
 
 老夫婦は日帰り客だった。宿の車に乗って去っていったので「え〜っ、客はあたし1人じゃん!」と思った次の瞬間、乗用車が何台も連なってやってきた。台湾第二の都市・高雄からやって来た50−60歳代の仲良しグループ十数人だった。

 リーダー格の男性・陳さん(写真の一番奥で立っている人)が声をかけてきたので「日本人なんです。ごめんなさい。中国語は分かりません」と言ったのに、彼らの食事に招かれた。食事を済ませたと言っても「スコシ…」と言うので、「んじゃ、ちょっとだけ…」なんて顔を出し、気がついたら夜遅くまで盛り上がっていた。

 彼らは年齢層からいって日本語世代じゃないし、英語もほとんど話せないのだが、オープンマインドな人たちに言葉は関係ない。太極拳の先生が実演してくれたり(本物じゃないと思うけれど刃渡り70センチくらいの刀まで振り回していた)、社交ダンスを習っている夫婦がタンゴを見せてくれたり、カラオケが好きだというおばちゃんが演歌を歌ってくれたりと、ワケの分からない騒ぎになった。ほかの客がいたら絶対に苦情が出ていたと思う。

 食事に招かれたといっても、レストランに招待してもらったわけじゃない。彼らはもともと食料をすべて持参。客室前のポーチでバーナーを使って半自炊だ。次から次にいろんなものを食べさせてくれた。お酒で煮た鶏肉とか、鶏足とか、グアバやマンゴスチン、お餅やお菓子など。次から次に「これも食べな!」と何か渡され、両手にずっと食べ物を持っていたので、何かのパフォーマンスを見せてもらっても拍手するのに困ったほど。

 「6人部屋に泊まっている」と言ったら、私が冗談を言っていると思ったらしい。みんなで代わる代わる私の部屋を見に来て、おなかを抱えて笑っていた。「ほかの部屋はいっぱいだったから…」と言ったら、「私たちのおかげで面白い部屋に泊まれてよかったね」とまた爆笑している。私も笑いすぎて涙が出た。

 酒も飲まないし言葉も通じない私がこんなに盛り上がってしまうとは…。いや〜楽しかった。お別れに1人1人と握手して、陳さんとメアドの交換をした。いろいな偶然が重なって今回もこれまでいい旅ができている。
       
タグ:台湾
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2009年12月08日

なぜか6人部屋

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 昨日は有線、今日は無線LANにつなげられた。本来なら今日は庶民的な温泉民宿に泊まるつもりでいた。金崙駅からテクテク30分ほど歩いて(タクシーがいなかった)たどり着いた先は通行止め。それ以上進めなくなっていた。すご〜くイヤな予感がした。

 傍らの食堂に入って話を聞くと、壊れた橋がまだ修復されていないだけでなく、民宿自体もこの夏の台風でやられて廃業していた。ガ〜ン、そこまで調べていなかった。民宿は川に流されたわけじゃなく傾いただけで人的な被害はなかったそうだが、とにかく跡地には何も残っていない。周辺では道の修復工事が進められている。

 その食堂にいた人が「近くに別の民宿があるから、連れていってあげる」と、バイクに乗せて送ってくれた。予想以上に高級感のあるところで宿泊料は予定額の2倍以上。しかし、連れてきてくれた人の手前、今さら「やめます」とも言えない雰囲気。「1人で泊まるのだから」と3分の2まで割り引いてくれたので泊まることにした。ドアを開けてビックリ。なぜか6人部屋でベッドが一列に6個並んでいる。どのベッドで寝ようかと、こんなに迷うのは初めてだ。

「こんなに大きな部屋じゃなくていいのに…」と言ったら、向こうは「ほかの部屋は満室です」という。お互いに言葉は不自由ながら、相手の発言内容は想像がつくので話が通じる。でも、ほかの客なんて年配の夫婦者しか見ていないんですけど…。ま、いっか。

 部屋には温泉露天風呂つき(上の写真に写っている窓の外に水風呂と温泉風呂が1つずつある)。水着で入る温泉プールも自由に使える。明日の朝は駅まで車で送ってもらえる。なんだか私らしくない部屋に泊まっている。温泉はスルッと肌触りがよくてゆで卵の匂い。一時はどうなることかと思ったけれど、温泉に入ったら疲れがふっとんだ。
     
タグ:台湾
posted by らくだ at 18:08 | Comment(4) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

10カ月ぶりの台湾

 台湾に来ている。今日泊まっているのは東海岸の花蓮。駅の近くでふらっと入って決めた宿の部屋で有線LANにつなぐことができた。

 2月に来たばかりの台湾だが、この10カ月で大きな変化があった。どこに行っても団体旅行のツアーバスをたくさんみかける。景気がいいのかなぁ、それとも今が台湾人にとっての旅行シーズンなのかなぁ、ぐらいに思っていたのだが、たまたま話した人にそう伝えたところ、「あれは台湾人じゃない。中国からの旅行者」と言われた。

 中国本土からのツアーが急増しているという。そういわれて気をつけて見ると、中国の旅行会社の名前がついた袋を持っている人もいる。なるほど〜。

 考えてみると、日本に観光旅行で来るのに比べたら言葉も通じるし、物価も安いし、食べ物の味だって予想がつくだろうし、旅行するのはずっとラクだろう。以前だったら服装で台湾人と中国本土の人を見分けられる自信があったのだが、少なくとも今回はどちらか分からない人もかなりいる。

 2月11日の「2年ぶりの台湾(1)」で、グググッと中国寄りに舵が切られたことを実感したと書いたのが何年も昔のことみたいだ。

 私は台湾独立を支持しているつもりなのだが、今回台湾に来てから「ひとつの中国」という言葉が頭の中をグルグルと回っている。建て前や過程はともかく、両国は「ひとつの中国」という落としどころに向かって動き始めたように感じて、自分としてはちょっとショックでもある。
    
タグ:台湾
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2009年12月05日

いざ出発!

 バタバタと仕度をして成田までやってきた。今回は久々の1人旅だ。旅の途中で2、3日1人旅状態になったり、夫が先に帰ったりしたことは多々あるものの、出発から帰国までず〜っと1人旅なのはなんと9年半ぶり。すっごく新鮮だ。

 不思議なのはユナイテッド航空のセキュリティシステムだ。夏にアイスランドに行く際もアメリカ経由で、その時も同じだった。前の日にオンラインチェックインを促すメールが来て、オンラインでチェックインして自分のプリンターで搭乗券を印刷すれば、空港でチェックインカウンターに行く必要はない。建物の外にあるバゲージチェックインで荷物を預ければそれでおしまい。

 この際に形式的なパスポートチェックはあるものの、今日なんてバックパックにつけるネームタグを書くために下を向いているうちにチェックが終わっていた。「それでは出国手続きをして時間までに搭乗口にお進みください」と言われただけだった。

 液体は少量にして透明のビニール袋に入れろなんていう面倒くさい規制が実施される一方で、搭乗手続きがこんなに簡略化されているっていうのに大きな矛盾を感じてしまう。ほかの航空会社については知らないし、周囲を見回した限りでは自分で印刷した搭乗券をもっている私みたいな人はごく少数だったが…。

 そんなわけでしばらく出かけてきます。PC持参ですが、旅先での更新やコメントへのレスはちょっと難しいかも。
  
posted by らくだ at 17:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2009年12月04日

4年ひと昔

 「10年ひと昔」なんていうけれど、移り変わりの激しいスポーツの世界では「4年ひと昔」といったほうがいいかもしれない。テレビでやっていたフィギュアスケートを見て、ふとそんなことを思った。

 というのも、一連の大会の決勝戦に相当するグランプリファイナルというこの大会に浅田真央選手が出場していなかったからだ。4年前の彼女は飛ぶ鳥を落とす勢いだった。年齢制限さえなければオリンピックに出て金メダルが取れるのに、と多くの人が思っていた。それが今じゃ誰がどうみても不調としか思えない。ふと気がついてみると、彼女が出演するCMを最近見かけなくなった。勝負とショービジネスの世界は残酷だ。

 一方の安藤美姫選手、4年前は絶不調だった。メダル待望の重圧に押しつぶされたかのように見えた。テレビで見る彼女の態度は、ある水泳選手に似ていた。その彼女もオリンピックでのメダル期待が重すぎて実力を発揮できなかった。帰国後は、オリンピックを楽しんだからいいのだという態度でバッシングにあったと記憶している。

 その安藤選手が今はまったく別人のようだ。身体が絞れているし、顔も憑き物が落ちたっていうか、険がなくなった。マスコミ対応もしっかりしている。ずいぶん成長して大人になったな〜と目を見張った。

 浅田選手の巻き返しに期待したいけれど、今の彼女にはそれが苦痛かもしれない。トリプルアクセルなんて跳べなくていい、メンタル面で強くなってほしいと思う人は私のほかにもいるはずだ。
   
posted by らくだ at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする