2009年10月05日

1人旅と2人旅

 10日以上前の話になるが、インドネシアのバリ島で日本女性が殺害されたというニュースはすごくショックだった。犠牲者の冥福をお祈りする。

 事件については断片的に報道を見たり読んだりしただけで全貌を詳細に知っているわけじゃない。場当たり的な犯行だし手口もずさんでどうにかして悲劇を防げたんじゃないかと思う一方、私が彼女の立場だったら、同じ目に遭っていたかもしれないと思った。

 というのも、言葉が満足に通じない海外で「あなたの友人がトラブルがあった」と言われれば大抵の人はパニクる。深夜でも、相手が私服警官を名乗りパトカーじゃなくてオートバイで1人やってきても、怪しむ余裕もなく言いなりになって出かけて行くに違いない。

 私は1人旅だったら絶対に部屋のドアを開けない。あるいはドアチェーンをはずさない。これまでも、滞在先のホテルで深夜に部屋のドアをノックされたことがある。

 ホンジュラスでは「ポリスだがコカインの所有をチェックする」と言われた時には「深夜に取り調べを受けるような重大な容疑があるのだったら、真夜中に構わらずサイレン鳴らしたパトカーで来てくれる? さもなかったら日本大使館を通して明日来て」って追い返した。パキスタンでも宿の兄ちゃんが深夜2時すぎに「この部屋を使いたい客がいるので、別の部屋に替わってくれないか?」と来た。ドア越しに「NO!」でおしまい。翌日チェックアウトして別の宿に移った。

 ソウルでは夫と2人でツインルームに泊まっていて、途中で夫が1泊だけ別の都市に泊まりに行った日の深夜、ドアをコンコンとノックされた。窓から外を見ても火事などの非常事態とは思えない。ノックの音がいかにも「なるべく周りに聞こえないように」といった密やかな感じだったこともあって無視した。なんだか気持ち悪くて、その宿にはそれ以来泊まっていない。

 日中に街中でニセ警官に呼び止められ、結果としてこちらが警官に暴力を振るう形になったこともあった(このページのボリビア・ポトシの項を参照)。

 上記のいずれの場合も、おとなしく言うことを聞いていたら何らかのトラブルに巻き込まれていた可能性が大きいと思う。でも、「あなたの友人が…」と言われ、別の部屋に泊まっているはずの友人が深夜にもかかわらず部屋に戻っていなかったら冷静な判断ができるかどうか疑問だ。

 少なくとも私の場合、2人旅よりも1人旅の方が安全なのかもしれない。自分の心配だけしてりゃいいんだから。2人だと相手に頼って油断しちゃうというのもある。

 それにしても、最初に被害に遭った友人女性の件で警察がもっと早く対応していれば、最悪の事態は免れることができたはず。通報が遅れたのか、警察の対応が遅かったのか、表に出ていない事情があるのか知らないが、なんともやりきれない。
 
posted by らくだ at 21:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする
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