しかし、このメールによると、IMFの国際決済部があるのはなぜか中国・広東省の東莞だし、リー氏のメールアドレスはIMFのドメインじゃなくてヤフー・チャイナのフリーメール。それにもかかわらず、なり切りぶりが徹底していて楽しく読んだ♪ 内容はだいたい以下の通り。
私が何かの手続きを不完全なまま放置しているため、受け取れるはずのお金が銀行口座に振り込まれないままになっている。私たち(IMF)は関連金融機関の合意に基づき、あなたにこのメールを送っている。私たちがあなたに送るキャッシュカードを使えば、これまで受け取れなかったお金を世界中のどこでも引き出すことができるので、ぜひ以下の情報を返信メールにて送るべし−−だって。
それで求められているのは(1)氏名(2)電話&FAX番号(3)現住所(4)年齢と職業。これだけで詐欺に遭うとは考えにくいのだが、個人情報を悪用されることはほぼ100%確実だろう。
最後には「あなたが滞りなく支払いを受け取れるよう、他の個人や企業にはこの話を伝えてはいけません」とか「あなたの問題についての問い合わせコードはATM-3914なので、カードセンターに問い合わせる際にはこのコードを伝えて下さい」なんてもっともらしいことが書いてあるのだけど、こんなバカらしいメールに引っかかる人はいるのかな? かなり笑えた。