今年は喪中ということもあり、例年になくお正月の実感がない。普段なら作る「おせちまがい」の料理もなし。日常と違うものといったら、大量に頂いた佐渡産スルメの一夜干しだけだ。
一夜干しのスルメなんて買ったこともなく、どうやって食べるのか分からない。網であぶって醤油マヨネーズで食べるとおいしいことをググッて知った。実際にやってみると簡単だし、身が厚くてすっごくおいしい。近所のスーパーで買うイカとは全然別物。8月に初めて佐渡に行ったとき、両津ではマンホールのふたがイカ模様だったことを思い出した。さすが本場のイカだ。2人ともお酒は飲まないので、このイカはおかずとしてむしゃむしゃ食べている。
我が家に関係なく世間はお正月だなと感じるのは、朝方のジョギング時に人出が少なく、路駐の車もほとんどないことぐらい。テレビをつけると箱根駅伝をやっていて、どことなくお正月気分が盛り上がった。
駅伝で一番いいのは、タスキを渡した走者がフラフラになって倒れ込むところ(こんなことを書くと、なんてサディスティックな奴だと思われちゃうかもしれない)。人間はその気になれば自分の体重を支えられなくなるところまで自分を追い込めるんだ、いや〜すごいな〜とスルメをかじりながら感動した。