2008年11月12日

実感ない円高メリット

「円高ウォン安だから韓国に行くわよ!」と鼻息荒く宣言、夫も異論はないというので2年半ぶりに韓国にやってきた。実質2日間(夫は3日間)の短い滞在だ。マイレージ利用では予約が入らなかったので格安航空券(燃油サーチャージ込みで2万円弱)を買った。ここまではよかった。

 直前になってから『そういえば前回の旅行で余った韓国ウォンがあったはず』と探したら、どっさりと20万ウォン以上もあった。夫もほぼ同額を持っていた。20万ウォンといえば今のレートだと1万5000円くらいにしかならないものの、ちょっと前は2万5000円以上の価値があったはずだ。

 私は旅先で高級ブランド品を買う趣味もなく、韓国での関心の対象はB級グルメと温泉(健康ランド)程度。買うといってもせいぜいチープコスメくらい。ホテルは日本から宿泊予約サイトを通して予約したからクレジットカードで円建て払いした。要するに実質2日間の滞在では新たに両替する必要がないほどのキャッシュ(しかも以前のレートで両替した)を持っていたわけ。この時点で『あれ、これって円高メリットの旅っていえるのかなぁ』と若干不安になった。

 しかも韓国に着いてみると、過去2年半での物価の上昇が著しい。日本だって過去1年くらいは値上げのニュースが多かったから無理もない。

 まず空港から市内に出るバスは9000ウォン(前回は7000ウォン)に上がっていた。いつも利用しているチェーン店のキンパプ(海苔巻き)は1500ウォン(同1000ウォン)、鉄道時刻表は5000ウォン(同3500ウォン)といったところ。最高で50%も値上がりしている。もちろん価格据え置きのものもあるのだが、全般にずいぶん上がったなぁという印象だ。

 繁華街の明洞あたりを歩くと「あら、安いわ〜」と大きな声を上げてコスメを買いあさっている日本人を見かけるので、円高メリットを実感している人も結構いるらしいのだが、私にとっては残念ながら円高メリットと値上げデメリットが均衡している状態だ。そこで次に韓国に来るときのためにウォンを両替しておくことにした。そうすれば今の円高メリットを今度来るときに実感できると信じて。
タグ:韓国
posted by らくだ at 08:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする
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