2008年08月30日

姫ご乱心

 民主党ってのは笑える人材を集めることにかけては文句なく第一党だ。姫井由美子議員が「やめるのやめた」ニュースには私の想像を超えたものがあった。

 おかしいと思ったんだよね。改革クラブの面子を見ると、なぜか姫だけ意外感がある。きっと政党要件を満たす人数の5人目が見つからず、な〜んにも考えていなさそうな姫をおだてれば乗ってくるだろうと白羽の矢が立ったに違いない。

 前日まで「記者会見でお話します」って言ってた姫は、その記者会見を無断ですっぽかした。そんなの前代未聞だ。記者会見のためにスタイリストだか美容師まで呼んでいたというのが笑えた。

 あとになってから別の記者会見にボサボサ頭で現れて「やめるのやめます」だもんね。有権者への裏切り行為だと指摘されたことを理由に挙げていたけれど、そんなこといちいち指摘されなくちゃ分からないのかな。

 改革クラブへの参加をやめれば、それはそれで4人への裏切りにもなることは理解しているのだろうか。政治家とかいう前に人間として終わっているとしか思えない。

 民主党もこんな人を慰留するリスクを考えなかったんだろうか。どうも「改革クラブを4人にして政党交付金や企業献金を受け取れなくする」っていう目先の意地悪な考えを最優先したように思えてしょうがない。

 肝心の姫が「私って改革クラブにも誘われるし、民主党幹部からは直々に慰留されるし、人気者で困っちゃうわ♪」と勘違いしていないことを祈る。どうせ次の選挙では落ちるだろうから、今のうちにさらに常識はずれの“ご活躍”をすることを密かに期待している。

 こんなことを書くと誤解を招くかもしれないけれど、この姫とか山本モナとか、自分の立場を省みず他人への配慮も一切抜きで好き勝手なことをできる人って、ある意味すごく羨ましい。
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2008年08月28日

テロの脅威

 まず最初にアフガニスタンで誘拐・殺害された伊藤和也さんの死を悼み、心からご冥福をお祈りする。

 誘拐のニュースを聞いた時、2003年から8年近くも現地で活動していて現地の言葉も堪能という話だったので、なんとなく『この人なら大丈夫』と思っていた。完全に甘かった。日本の常識なんて通用しないところだっていうことを忘れていた。

 誘拐の一報で思い出したのは、イラクで人質になった男女3人のことだ。確か2004年春の話だったっけ。それより前からずっとアフガニスタンで地道な活動をしていた日本人がいたなんて全然知らなかった。

 5年間の時の重みを考えれば、それだけ価値のある人間が殺されるはずないと思ったし、テレビで見る伊藤さんの写真はどれも充実感に満ち溢れていて『この人はアフガンでまさに水を得た魚なんだな。もっともっと活躍してもらいたいな』なんて勝手なことを考えていた。

 生存情報が一転し殺害を確認したと伝えられたご家族の心中は察するに余りある。お父さんやペシャワール会の人たちは、このまま活動を続ける(続けてほしい)という趣旨の話をしていた。そのほか「テロに屈しない」なんていう格好いいことを言っている人もいた(音声だけ聞いていたので誰が言ったか未確認)。

 そりゃ、伊藤さんの遺志を受け継いで現地の人たちの自立支援が続けられれば、それが一番いいと思う。でも、「善意」が「悪意」と受け止められる場所で命をかけて活動する価値はあるのだろうか。

 「テロの脅威に屈しない」と断言できる人は、たぶん安全な場所にいる人だと思う。アフガンではつい先日もアメリカ人だったかカナダ人の女性3人が射殺されている。丸腰の民間人が1人でテロの脅威に立ち向かうというのは限界に来ている。

 伊藤さんのような人がこんなに簡単に殺害されたというショックから、ひとまずテロの脅威に屈して民間ボランティアは引き上げるべきではないか、と思い始めている私だ。
posted by らくだ at 22:56 | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2008年08月27日

キター!2連発

 早朝、カーテンの隙間から外をみて驚いた。晴れている。天気予報が外れた。毎日雨続きで全身にキノコでも生えてきそうな気分になっていたところだったから、織田裕二のモノマネをしている人(すみません、名前を知りません)になって「キター!」って叫びたい気分だった。早朝の公園をウォーキングしている人はいつもに比べて明らかに多かった。みんな私みたいに「キター!」と思った人だろうか。

 それとは別にもうひとつ「キター!」があった。7月19日のブログに初代iPod Shuffleをうっかり洗濯してダメにしちゃったことを書いて以来、電車の中もジョギング中も音楽なしですごしてきた。乾かしたら復活したという幸運な方もいらっしゃるようなので放置したまま様子をみていた。

 1カ月以上たって試したところ、音楽データは残っているのが充電がどうにもうまくいかない。充電を始めてものの10分で終了サイン(緑色のランプ点灯)が出る。そして音楽は聴けるのだが、10分くらいでバッテリーが切れちゃう。電源を入れても切っても10分でダメになる。これじゃ使い物にならない。

 1カ月以上たったのでこれ以上乾かしようがないと諦めた。そろそろ新しいのを買おうと思いつつ、現iPod Shuffleはクリップ型でさらに小さくてより洗濯向きっていうか、さらに存在を忘れてしまいそうに思えて二の足を踏んでいた。

 そうしたらブログを読んだ大阪の友人が「使っていないのがあるから」と初代shuffleを送ってくれ、今日届いたのだ。しかも、先代のshuffleは512MBだったのに、届いたのは1GB。まさに「キター!」だ。たくさん曲を追加して入れた♪ 

 横目で見ていた夫は「ウォシュレットが壊れたときも、買い換える前にブログに書けば『使わないのがあるから』ともらえたかもしれない」とつぶやいていた。
posted by らくだ at 23:09 | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2008年08月25日

「まさかの」続きの北京オリンピック

 やっと北京オリンピックが終わった。「やっと」というのは正しくないかもしれない。前回のアテネ・オリンピックよりも短く感じたからだ。メダル獲得数が前回に比べて少なかったせいだろうか。

 期間中は朝方のテレビで画面の右側ないし左側の上部「金メダルへ」という文字を見て、どこかの局の「あきら〜めないえでぇ〜♪」という歌を耳にタコができるほど聴いて(そもそも各局ごとに異なるテーマ曲なんていらない)、実際に競技が終わると朝方の「金メダルへ」が「まさかの敗退」に変わっているのを確認するような日々だった。何回「まさかの」を見ただろうか。マスコミが勝手に期待を煽っておいて「まさかの…」もないだろう。

 そりゃ、私だって心から「よかった!」と思った競技もある。先に書いたなでしこジャパンの中国戦とか、ソフトボールとか、男子400メートルリレーとか。マスコミの注目度がそれほど高くなかった種目と選手ばかりだ。

 少し違った意味で心に残ったのは男子マラソンの佐藤敦之選手だった。完走した選手の中で最下位の76位。2時間41分8秒のタイムでは一部の女子ランナーにも抜かれそうな遅さだが、それでも最後まで走り通したことが私は静かに嬉しかった。

 暑さの中の過酷なレース。先頭集団にいた選手さえ途中棄権していく中で最後尾を走っていたら棄権したくなるのも当然だ。その誘惑を乗り越えてゴールしたことに本来のオリンピック精神みたいなものを感じた。

 考えてみれば金メダルがいればビリもいるからオリンピック(というかすべての競技)は成り立っている。例えば男子平泳ぎには北島をはじめとする強豪国の選手以外にも、ほとんど名前が知られていないような国からも出場していたはず。彼らだって自分にメダルが取れないであろうことは重々承知していたに違いない。それでも国を代表して出場し、世界から集まった選手の中で全力を尽くすことにオリンピックの意義があるはずだ。

 野球の星野監督は「金以外はいらない」と言ったそうだが、マスコミは「メダリスト以外はいらない」って感じだ。競技が始まる前からメダル、メダルと騒ぐオリンピック中継が心の底から悲しい。獲得して初めて「メダルを獲得しました。おめでとう」でいいじゃない。

 選手側にも言いたい。タレントに転向したスポーツ選手は多々いるけれど、現役のうちから引退後を考えてマスコミに擦り寄るのはやめたほうがいい。勝つことにハングリーになれないから。そういう意味では、現役を引退したわけでもない(よね?)のに北京に出向いてスポーツキャスターみたいなことをしていた浅尾美和選手の先行きが心配だ。
posted by らくだ at 22:20 | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする

テスト

 テスト投稿。昨日書いた記事がなぜかアップされていない。いつの間にか「再構築」機能がなくなっていて、どうすればいいのか分からん。
posted by らくだ at 19:32 | TrackBack(1) | お知らせ、訂正など | 更新情報をチェックする

2008年08月24日

ウォシュレット騒動

 ウォシュレットが壊れた。我が家で遣っているのはTOTOじゃないから正確には「温水洗浄便座」と書かなくてはいけないらしいが、いつも「ウォシュレット」と呼んでいるのでそのままいく。

 夫が掃除をしようと動かしたら、タンクにつながっている金属パイプがズレて水が漏れてきた。もともと前の持ち主が置いていったものなので、少なくとも10年くらい使っているはず。それなら新しいのを買いましょうということになった。

 10年くらい前、当時の上司が家を新築した際に自分でウォシュレットを取り付けたという話を聞いていたので、簡単に自分でもできるものだと思っていた(その上司によると、取り付け方のビデオが同梱されていて、「テレビのあるリビングルームとトイレを何往復もしなくちゃならなかったので面倒くさかった」そうだ)。

 ビックカメラとヤマダ電気で価格を比較しながら話を聞く。ヤマダでは「自分で取り付ける人と業者に頼む人は半々の割合」、ビックカメラでは「自分で持ち帰る人は多いけれど、水周りのことなので多くの人は業者に依頼する」とのことだった。

 あまり深く考えず、2番目に安かったナショナルの製品を買ってきた。壊れたのもナショナル製なので交換するのは簡単だと思っていた。

 ところが実際の作業に取り掛かってみると(といっても私は見ていただけだが…)、どうもうまくいかない。分岐水栓がどうしても設置できない。そもそも梱包されていた分岐水栓の形が合わないのだ。カスタマーサービスセンターに電話して相談した結果、やはり業者を呼ばないと設置できないことが分かった。ただ、「翌朝になります」という。

 しかたなく、元に戻そうとしたら元に戻らなくなった。というかトイレのタンクへの給水パイプから水が漏れてしまう。しょうがなく止水栓を閉め、トイレを使うたびにバケツで水をくんでタンクに入れた。手動でタンクをいっぱいにして初めて『トイレってすごく水を使うんだなぁ』と実感した。

 業者がやってきたのは翌朝午前10時すぎ。もとからある給水管をちょいと切断して、ひょひょいと簡単に作業してくれた。昨日の苦労がうそみたいに簡単だった。どうも古いウォシュレットの部品に互換性がなかった様子。最初から頼めばよかった。
posted by らくだ at 22:11 | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

秋のセミ

 この夏はこれまで東海以西に出かけていない。そのためか「猛暑」といわれながらも、私がつらさを感じた時期は例年よりも短かった(と過去形にしてしまう)。すっかり秋らしくなり、昨日はマンションの6階の窓から赤トンボの群舞が見えた。

 今朝は6時前の段階で肌寒いくらい。この涼しさがこたえたのか、あちこちでセミがジタバタと地上でもがいていた。もともとわずか数日の短い生涯、こんな晩夏に生まれてしまってかわいそうだ。公園を走りながら悲しくなってきた。

 セミとは対照的にカラスは息を吹き返したかのようだ。セミをついばんているカラスを2回も見てしまった。弱っているセミは格好のエサみたい。カラスはセミの羽を食べないらしく、羽だけはきれいに食べ残されていた。地面に残った2枚の羽が物悲しさを誘った。
posted by らくだ at 21:27 | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2008年08月16日

メンテナンスのお知らせ(8月19日)

 8月19日(火)の日本時間午前2時から同8時ころまでSeesaaブログのメンテナンスがあります。作業時間帯は原則的に閲覧は可能ですが、断続的にアクセスできなくなる可能性があるそうです。ご了承ください。
posted by らくだ at 15:27 | TrackBack(0) | お知らせ、訂正など | 更新情報をチェックする

なでしこジャパン

 昨晩テレビをつけたら、なでしこジャパンの対中国戦で沢のヘディングシュートが決まるところだった。結局最後まで見てしまった。これまで『女子サッカーなんて女の子のボール遊び』とバカにしてテレビ観戦したこともなかった自分を恥じた。

 もちろん技術的なレベルは男子サッカーに比べて格段に低い。プロ野球と高校野球なんてもんじゃない格差がある。でもメンタル面のタフさやボールへの執着心は反町ジャパンどころか岡田ジャパンにもまさっているのではないかと感じた。

 これまで見慣れていたのは、ボールが回ってきた時に自分の近くに相手チームの選手がいたら「ヤバっ、敵がきた…」とばかりにすぐにパスを出してボールを回す(しかもそのパスは後ろに出すことも多い)サッカーだ。後ろの方でちまちまとボール回しをしているイメージが強い。

 なでしこの場合は「あたしからボールを奪えるもんなら奪ってみな!」とばかりに自分で持っていく。ドリブルで相手を抜き去ってからパスを出す日本サッカーを初めて見た(しかもパスの精度もなかなか高い)。

 とにかく各人の「前へ前へ」という意識がものすごく強く、見ていてすがすがしい。久しぶりにオリンピック観戦の醍醐味を味わった。特にすばらしかったのは大黒柱の澤選手。攻守にクレバーな動きを見せ、最後まで運動量が落ちない。彼女のプレーには随所で鳥肌がたった。

 最近、岡田ジャパンの試合がつまらなくて見る気になれないのは、勝ち負けとか技術以前に気持ちの問題というのがよく分かった。なでしこには次のアメリカ戦も体当たりですがすがしい試合をしてもらいたい。そして今回の活躍でマスコミのおもちゃにされてしまわないことを願う。
posted by らくだ at 09:24 | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする

2008年08月15日

最近読んだ新書4冊

 一時期遠ざかっていた新書を7月下旬から4冊読んだ。しばらく読まなかったのは、新規参入も含めて多くの出版社が競うように出版して質が落ちているように感じたからだ。もともと1000円もしない本にそれほど多くを求めるのが間違っているのかもしれず、最近買った本は全体的にレベルが高かった。私が新書を読むのはもっぱら電車の中。旅先の本屋で目に付いた本を買うことも多い。

◎調べる技術・書く技術=野村進(講談社現代新書)
 とても価値ある740円。野村進の文章はスキがなく、内容がみっちりと詰まっている。材料を集めてモノを書くノウハウ本だが、文章を書くことへのこだわりを教えてもらった。新書は1回読んでそれっきりになることが多いのだが、この本は折にふれて何回も読み直すと思う。

○わかる! 使える! 広報活動のすべて=山見博康(PHPビジネス新書)
 全体的によくまとまっている。広報担当者が読むにはものたりないが、一般的な社会人が「広報とは何か」を知るにはお勧めできる一冊。ただ、内容がちょっと古い気もした。というのは、「インターネットを駆使しよう」という項目があるのに、駆使の仕方についての記述に乏しい。著者がネットを駆使しているとはとても思えなかった。

○ジャーナリズム崩壊=上杉隆(幻冬舎新書)
 帯を見ただけで内容はだいたい分かった。記者クラブ問題は私の知っている限り10年以上前から同じように取り上げられているので新鮮味はない。全面的なNYタイムズ礼賛もちょっと鼻につく。それでも読んで価値があると思ったのは、たとえネット上でもモノを書いて公表する責任について考えさせてくれたから。

×旅館再生=桐山秀樹(角川oneテーマ21)
 期待が大きすぎたのか、不満が残った。ほぼ全編を通して著者は再生旅館と再生業者のスポークスマンになってしまっているように感じた。もう少し突き放した視点で書いてほしかった。

 内容が1、2年前の古い話に感じられたっていうのもある。例えば、星野リゾートによる長野・浅間の「夜まつり長者」再生について、著者は「星野リゾートの再生事業のもう一つの特徴は一度コンセプトを決めたら、目に見える結果を出すまで実行するという『粘り強さ』だ」と書いているが、夜まつり長者は目に見える結果を出す前に伊東園グループ入りしている。この本の校正が出た時期には既に名称も新たにオープンしていたはず。

 細かい部分では「債務を100%減資」という表現も気になった。減資で減らすのは資本金で、債務を100%減らすなら債務免除になるのではないだろうか。そのほか「山梨県小淵沢町」には「おぶちさわちょう」とルビがついている。のけぞったのは「皆生温泉」の読みだ。著者が「旅やホテルに関する著作多数」というのにルビは「かいけい」となっていた。これは著者よりも編集者を責めるべきなんだろうか? 角川書店て大手だと思っていたのに、こんな雑に作られた本を出して経営の屋台骨は揺るがないのか疑問だ。
posted by らくだ at 22:30 | TrackBack(0) | 書評・芸能など | 更新情報をチェックする

2008年08月13日

オリンピック

 オリンピックのせいでNHK総合テレビは朝も夜も7時のニュースがなかった。正確には朝7時のニュースはあったのだが、7時から30分以上オリンピックの話題だけ。北朝鮮が拉致被害者の再調査で合意したというニュースが出てきたのは7時半をすぎていた。

 北朝鮮が再調査に着手するのを条件に経済制裁を一部解除すると聞いて、ありゃりゃ、こりゃ完全に北朝鮮にイニシアチブを握らちゃったと思った。前例から想像すると「再調査しましたが新事実は何も出てきませんでした」という回答が寄せられる可能性はかなりの確率でありそう。

 その際に「こっちは合意に基づいてちゃんと再調査をした」と主張されちゃったら、再び経済制裁を強化するにしてもちゃんと根拠を示さなくちゃならない。新事実が何も出てこないまま経済制裁の一部解除を続けるなんてことになるとしたら腹立たしい。どうせなら「拉致被害者が1人帰国するごとにマンギョンボン号を1往復させてあげる」みたいな条件にすればいいのに。

 こんなことをボンヤリと考えているうちに、ニュースは再びスポーツコーナーになってほぼオリンピック一色だ。公共放送がこんなに大衆迎合的でいいのかね。かねてから民放も含めて騒ぎすぎだと思っているが、さらに悪化していく一方だ。

 夜7時のニュースは「オリンピック中継の後」ということでまったく存在しなかった。やっていたのは柔道だ。そういえば「ママでも金」がかなわなかった土曜日も7時のニュースの時間帯は柔道中継をやっていたっけ。

 それほど注意して見ていた訳じゃないのに、あることに気付いた。私が柔道やレスリング観戦の面白さに気付いたのは小学生時代のオリンピック中継を通じてだった。柔道では「イッポン」や「マテ」などの日本語が使われているのが新鮮だったし、何よりも見ていてスカッとしたというか爽快感があった。

 それが今になってみると柔道はどことなくチマチマしたスポーツになっている。子供のときに感じた面白さ、魅力をまったく感じない。これはルールが変わったなどのテクニカルな理由によるものなのか、私が年をとったという理由によるものなのか、その両方なのか分からない。

 もともとスポーツ観戦は好きなのに、オリンピックはますます嫌いというか敬遠するようになっている私だ。そのせいかもしれない。オリンピックなんて早く終わればいいのに、と思ったのは今回が初めてだ。
posted by らくだ at 22:45 | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2008年08月10日

花火

20080810.jpg

 花火を見てきた。正確には出かけた先でたまたま花火大会があったので見物してきた。毎年のように荒川の花火大会を遠く離れた自宅マンションから見物しているが、やはり近くで見るのは全然迫力が違う。ちょっとだけ見物するつもりだったのに、結局最後まで見てしまった。花火にはあまり関心がなさそうな夫も最後まで何も言わずに見ていた。

 花火の写真を撮るのはなかなか難しい。デジカメについている「花火」モードを使って撮ってみた。もちろん三脚なんて使わずに手持ち。十数枚撮ったなかで一番カラフルに撮れたのが上の写真。それでも実際に見たのに比べるとずいぶんショボイというか地味な感じだ。
posted by らくだ at 23:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2008年08月07日

やめるにやめられず…

 自分がこんなに往生際の悪い人間だとは思わなかった。3年近く前に始めた別のブログをそろそろやめようと思い出してから一体どのくらいたつのだろう。

 一通り楽しく遊んだし、web2.0はそろそろ終わりだと思っているし、このまま続けても新しく得られるものは少なくて消耗しそうだし、と自分では見切りをつけたつもり。ところが、当初の計画以上に規模が大きくなってしまって(運営期間はこのブログよりもずっと短いのにアクセスは2倍以上ある)、どうも身軽に動けない。

 あまりにも多くの人たちを巻き込みすぎたかもしれない。読者からのメールを読むと、私のブログに私以上の愛着を持っているとしか思えない人がいる。すごく不思議な気分だ。

 ここ数週間、お世話になった人たちにメール送るだけじゃなく、時間を割いてもらって直接会って相談に乗ってもらっている。皆さん真剣に考えてくれる。自分では考えてもいなかった提案をしてくれる人もいて、ますますどうすればいいか分からなくなってきた。
posted by らくだ at 21:49 | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2008年08月03日

夏バテ

 涼しかった東北から帰ってきたら、東京はまるで壊れたサウナ。蒸し暑くて不快でしょうがない。家にいるならエアコンを使えばいいのだが、外に出るとアスファルトの照り返しや室外機の熱気やら排気ガスやらで頭がクラクラする。東京の生活環境はじりじりと悪くなっているな気がする。

 これまで暑さに強いことを自認してきたのに、きょうの暑さは相当こたえた。昨日までと気温が10度近く違うもんな。食欲も低下気味だから少しやせるかな。
posted by らくだ at 21:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする