2008年04月27日

そっくりさんCMソングの罪

 ここ数カ月ず〜っと気になっていることがある。最近のテレビCMで使われている洋楽懐メロ?で極めてオリジナルに近いニセモノがあるってことだ。経費削減のためにそっくりさんを起用することが増えているそうだ。

 一例はキャメロン・ディアスが出てくるソフトバンク携帯のCMで流れる「ザナドゥ」。あれは教えてもらうまでオリビア・ニュートンジョン(以降オリビアと表記する)のオリジナル曲だとばかり思っていた。

 しかし、これってオリビア本人は納得しているのだろうか? どうみたって(聞いたって)、企業側の意図はなるべくオリビアのオリジナル曲を再現しようってことでしょ。オリビア側が「自分に入ってくるはずのロイヤルティー収入」を求めて裁判を起こしたりしないのかな? もし訴訟が起きて私が裁判員だったら、間違いなくソフトバンクが「有罪」だ。

 経費削減のために他のシンガーを使うのだったら、明らかにオリジナル曲と違うと分かる形でCMに利用すべきだ。やることがセコイ。

 考えれば考えるほど納得できない。昨年話題になった中国の偽ディズニーランドは、見る人が全員が「なんちゃって」のニセモノと分かるにもかかわらず、あそこまで問題になった。そっくりさんCMソングは本人が歌っているようにみせかけて視聴者を欺いているのだから、ずっと悪質な気がする。

 車のCMで流れていたゴールドフィンガーのテーマ曲もそっくりさんが歌っていたという。そんなことを知って聞くと、すべてそっくりさんに聞こえてくる。何のCMだったか忘れたが、ビリー・ジョエルの「ピアノ・マン」は声の質が軽いように感じた。あれは本物?ニセモノ?
posted by らくだ at 22:32 | Comment(3) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする