きょうたまたま見かけたブログに「ブログを続けるコツ」が出ていた。いわく(1)テーマを絞る(2)フィードバックを楽しむ(3)好敵手を探す(4)ネガティブなことは決して書かない−−だそうだ。
わが身を振り返ると、このコツとはかけはなれたところでブログを書いているような気がする。まず(1)については、このブログを見れば分かる通り、私が扱うネタはかなり範囲が広い。ダラダラ、グダグダと思いつくままに様々なことを書くのが個人ブログの醍醐味だと思う。
私はこのブログとは別にテーマを絞ったブログ(ニュースサイト)も持っている。自分の経験からいうと、テーマを絞ると更新は簡単だが消耗も早い。消耗というよりも飽きなのかな。脳みそのキャパシティが極めて限られた私のことだから、一定のところまで行くと新しい発見がどんどん少なくなっていく。太く短く燃え尽きるしかない。ニュースサイトの寿命は一般的に2、3年といわれて納得した。ただ、やめるのは始めるのよりも難しいことが分かり、ここんとこちょっとジタバタしている。
(2)のフィードバックを楽しむもなかなか難しい。そんな余裕を見せられるのは、訪問者がある程度少ないブログだと思う。このブログがまさにそんな感じ。1日に万単位のアクセスが殺到した時期は、コメントやトラックバックへの対応なんて100%不可能で、ただなすすべもなく傍観しているしかなかった(この記事のことです)。
別ブログはこれよりもずっとアクセスが多く、コメントも多い。最初は「すべてのコメントにレスする」を目標にしていた。けれど、半年でムリと分かった。双方向のコミュニケーションを無視した自分語りの相手をしても消耗するだけだ。
(3)好敵手ねぇ。私の場合ブログは自己満足のたまものなので、ライバルなんていらない。たとえ探そうとしても、どこでどうやって探せばいいのか分からない。人気ブロガーなら意識しているライバルがいるかもしれないが、一般のブロガーはライバルなんて関係ないでしょ。
(4)聖人君子でもない限りもうこれは絶対ムリ。そもそもこのブログは私にとってデトックスの場であり、こいうい場で毒抜きをしてリアルの世界でいい子?にするってのが、私にとってのブログの正しい利用方法だと思っている。読む人に不快感を与えずにネガティブなことを書けるかどうかってところに書き手の力量が問われるのだ。他人のブログを読んで難しい話をさりげなくまとめて自分の意見も織り込んでいたりすると「うわ〜すごいな〜」と内容よりも記事のまとめ方に感心することが多い。