2008年04月14日

桜と田んぼとカレセン

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 なぜかこの春は桜に心が震えない。おかしい。例年なら3月末から4月にかけては桜を見たくてウズウズ、ソワソワしているのに。週末には「日本さくら名所100選」に入っている宮城の船岡城址公園に行ってきた(写真上)。それでも、花見に集中できず『人が多いな〜。本当にみんな桜が好きだな〜』と去年までの自分を棚に上げてぼんやりと思っていた。

 今年に限って言えば、桜よりも春を感じさせたのは田んぼだ。冬の間は切り株と枯れ草しかなかった田んぼに水が引かれているのを電車の窓から見て『あ〜春だな』と思った。それは東海道本線に乗ったときの話。東北のあたりでは田植えに向けて水を引いたというよりも、雪解け水に大雨が混じってドロドロになっているようなのも見かけ、日本の広さを実感した。

 桜よりも田んぼの水に季節を感じるなんて枯れてきた証拠かもしれない、と友人にメールで報告したら、今は「枯れ」がブームだから流行の最先端かもよ、という同意とも慰めともつかない返信が来た。

 キーワードは「カレセン」だという。略す前の言葉は「枯れたおじさん専科」だって。「カレセン」でググッって一番上に来たアスペクトのページを開くと本当にそんな本がある。
男は枯れてナンボでしょ?

 格好ばっかりの、いわゆる“イケメン”にはまったく魅力を感じない。かといって、油っぽいギラギラしたオヤジも勘弁。なんとなく流行ってる感のある“年下男子”も、可愛いだけで、なんだか頼りない。

 今、いちばん魅力的で、恋の駆け引きに疲れた女子の心を癒してくれるのは、人生の荒波で湯通しされて、すっかり油の抜け落ちた「枯れた」オジサマたち。
 う〜ん、本の内容を読んだわけじゃないけれど、本当にこれが昨今の風潮なの? 世の中高年男性にとっては嬉しい話なんだろうけれど、売れ筋の本を作ろうとして考え出された流行って気がしないでもない。

 それに「枯れたおじさん専科」なら格好がついても「枯れたおばさん専科」じゃまったく話にならないよね。
posted by らくだ at 23:05 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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