2008年02月29日

三浦騒動

 この一週間近く、サイパンで逮捕された三浦和義氏の話題でメディアは大賑わい。中国で農薬入り餃子の取材をしていた人たちがこぞってサイパンに大移動したかと思わせるほどだった。実際は担当が違うんだろうけどね。

 不思議なのはマスコミがこぞって三浦氏を「元社長」という肩書きで呼んでいること。さすがに日本で無罪になった(&有罪分の刑期を終えた)人のことを「容疑者」と呼べないとはいえ、元社長といわれてもどんな会社の社長をいつまでしていたかなんていうのは多分大半の人が知らないことだし、どうでもいいこと。「三浦和義氏」にすればいいのに、なんで「元社長」なんて肩書きが必要なんだろう。

 もっと気になっていることがある。三浦氏は一美さん殺害の件については「無罪」が確定している。彼につきまとうある種の「胡散臭さ」は置いておくとして、日本政府はせめて表向きだけでも「彼はわが国の最高裁で無罪になった人物なので、逮捕は不当。日本に返しなさい」みたいなことを言わなくてもいいのだろうか?

 関連報道を丹念にフォローするつもりもないから、たまたま私が知らないだけかもしれない。でも、町村さんが「(アメリカから捜査協力を依頼されたら)できないわけではない」みたいなことを言っていたのだけは聞いた。

 なんとなく「有罪にしたかったのに無罪になってしまったから、アメリカで思う存分やってください」って雰囲気だ。私のような無関係な野次馬が無責任にそう言ったり書いたりするのなら分かるのだが、政府がわが国の司法を尊重しなくていいのだろうか?
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2008年02月26日

花粉開幕

 今年のスギ花粉は強力だ。きのうの朝、公園を走ったあとにいきなりやってきた。週末に風が強かったせいで、花粉が撒き散らされたらしい。

 レーザーで鼻の粘膜を焼いたから今年は楽勝よ!なんていう週末までの余裕はどこへやら。鼻に栓をしたいくらいだ。レーザー治療の結果、鼻の通りがよくなって花粉が奥まで入るようになったんだろうか?

 花粉が来る前に確定申告を済ませておけばよかったと思っても後の祭り。
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2008年02月23日

11年前のハガキ

 久しぶりにホームパーティを開いた。招待した友人の1人から「秘蔵品を持参する」と予告があったので楽しみにしていた。もともとはダイビングの仲間だった人だから、一緒にダイビング旅行に行ったときの写真か何かだと思っていた。

 出てきたのは1枚のハガキ。それも返送されてきたハガキだった。文面の末尾にある日付は1996年12月9日。11年以上も前に書かれたクリスマスカード兼年賀状で、あて先は私が当時住んでいたニューヨークの家。あて先は正確に書かれているのに、なぜか私の手元には届かなかった。

 そして切手の上から貼り付けられたシールには英語で「差出人に返送 理由不明 転送不可能」と書いてあり、その日付はなんと2007年12月24日。その下に「転送先不明との理由で返送されてきました 成田国際空港支店」と赤字のスタンプが押されていた。

 このハガキは去年のクリスマスイブまでアメリカにいたんだろうけれど、一体どこでどうしていたんだろう? 

 私が住んでいたマンションは600戸くらい入っている大型コンドで住民の出入りは激しく、ポストの名前と違う郵便物はメールルームのカウンターにたくさん置き去りされていた。私の帰国後は多くのDMなどが行き場を失って置き去りにされ、その後はすべて廃棄処分になるものだと思っていた。

 11年たってハガキが届いたことに『96年の日付が書かれたハガキ1枚だっていうのに律儀に返送してくれた! よくぞ戻ってきたもんだ』と大感激したあとでふと冷静になり、『当時の住所がちゃんと書いてあるのに、その時になんで配達してくれなかったんだ!』とちょっと憤慨している。
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2008年02月21日

コインロッカーベイビーズ!?

 世の中にはいろんな人がいると分かってはいるものの、時代はいよいよここまで来たか!と驚き呆れるような実話を人づてに教えてもらった。

 舞台は都内のとある温泉の女性用脱衣所。鍵のかかったロッカーの中から赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきたという。それに気づいてビックリ仰天した入浴客が従業員に伝え、従業員が女湯の中で保護者を探したところ、髪を洗っていたお母さんが「あら、もう起きちゃた? いつもならもっと寝ているんだけど…」と答えたんだそうだ。

 あちこちの温泉・スパ銭に行っている私だって、そんなの見たことも聞いたこともない。ロッカーの中から赤ちゃんの声がするって、私にしてみれば犯罪かホラー映画の世界だ。

 このお母さん、保護者責任遺棄を問われても仕方ないのでは? 日本だから「イタイ母親」という笑い話ですむけれど、アメリカだったらたぶん施設から警察に通報されて逮捕されると思う。

 あと何年かしたら、脱衣所の張り紙や館内放送で「赤ちゃんはロッカーに入れないでください」と注意を促すことになっていたりして。常識ある人には笑い話みたいに聞こえても、言われなくちゃ分からない人がいて、それがどんどん増殖するのだったら仕方ない。

 ここまで書いて給食費の滞納の話を思い出した。給食費の滞納に困ったどこかの自治体が、保護者に給食費支払いの誓約書を提出させることにしたというニュースが1、2年前にあった。「そこまでしなくても」という声が強かったらしい。でも、そこまでしなくちゃ払わない親が増えたのだからしょうがない。最近は追随して誓約書を導入する自治体があるとか。

 時代は確実に変わっている。年を取るとはこういうことをいうんだね。

(表題に村上龍の小説のタイトルを使いましたが、その施設のロッカーはコイン不要で、入れられていた赤ちゃんは1人でした)
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2008年02月19日

嫌いな言葉「遺憾」

 テレビをつけたらニュース番組で防衛省の偉い人(副大臣だったかな)が2回ほど「遺憾」という言葉を使って謝っていた。いや、個人的にはあれで謝ったことになるとは到底思えない。

 そもそも「遺憾」という言葉は「思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒」という意味。実際は『自分たちは悪くないと思っているものの、ひとまず表向きは反省しているような振りをするときに使う言葉』という意味に感じられてならない。

 この言葉を使うのは役人とか政治家が多く、この言葉が飛び出すどの場面も発言者の誠意がまったく感じられないからだ。それよりも、『下々の人間に正面から詫びるなんて冗談じゃない。とりあえずこれでお茶を濁して面目を保とう』という上から目線を感じる。とにかく私の大嫌いな言葉だ。

 冒頭のニュースは、イージス艦が漁船に衝突、漁船が沈没して乗組員2人が行方不明になっているという朝方から大きく取り上げられている話。ご主人と息子さんが同時に行方不明になってしまった奥さんは、「遺憾」という言葉を聞いてどんな思いだったのだろうか。
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2008年02月16日

やっぱり不便なIE7.0

 先日のwindows updateでインターネットエクスプローラーのバージョンが6.0から7.0にアップグレードされた。今使っているパソコンが壊れたときに緊急用として買ったノートパソコンでIE7.0を少し使ってはいたものの、やっぱり使いにくくてしょうがない。セキュリティーを高めたそうだけど、そのおかげでいちいち確認を求められる。

 たとえばこのブログでリンクを張る際、URLのアイコンをクリックすれば、URLを書き込むウインドウがポップアップするはずなのに、「このWebサイトはスクリプト化されたウィンドウを使用して情報を依頼しています。このWebサイトを信用している場合、ここをクリックして、スクリプト化したウィンドウを許可してください」との注意がタブの下に出てくる。そこをクリックして、さらに「スクリプト化されたウィンドウの実行を一時的に許可」をクリックして、最初の作業に戻らなくちゃならないから、今までに比べると手間が大幅に増えた。

 いままでワンクリックでできたクリップボードへの貼り付けも許可を求めるメッセージが出てきて、OKを押す手間がかかるようになった。

 たぶん、java scriptについての設定を変えればいいんだろうけれど、その方法を自分で調べなくちゃいけないのが面倒くさい。いっそのこと全面的にFirefoxに移行しちゃおうかな。
posted by らくだ at 15:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする

2008年02月14日

デパ地下からスーパーへ

 毎年恒例のバレンタインデー。チョコレートケーキやチョコチップクッキーを焼いてきたのだが、去年初めてデパ地下でチョコとケーキを買った。そして今年は…

 1週間ほど前、ちょっと有名なケーキ屋さんオリジナルのチョコを買うつもりで出かけたものの、小指の先程度のチョコが6個で1500円とか2000円もする。値段を確かめて2、3回まばたきして店を出た。

 その近くにあるスーパーにフラッと立寄ったら、パソコンのキーボードくらいの大きさのジャンボ板チョコを売っていたので『やっぱチョコは質より量だよな』と自分に言い聞かせて購入した。値段はヒミツ。ラッピングペーパーとシールは100円ショップで買って包んだものの、ほとんど手間いらず。今年はなんてラクなんだ。

 文句を言われたら夫の好物のシュークリームを追加してごまかそうと思っていたら、特に文句は出なかった。手作り→デパ地下→スーパーと来たから来年はコンビニかなぁ。その先はどこへ行き着くんだろう。
posted by らくだ at 23:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2008年02月10日

日米入院比較

 ミネアポリスの友人から久しぶりに電話があった。たまにメールを交換しているものの、声を聞くのは7、8年ぶりだ。アナログ女の彼女のことスカイプなんて知らないという。固定電話なのについつい長電話になってしまった。

 話しているうちに彼女も昨年、私と同様の手術をしていたことを知った。「偶然だね〜」と盛り上がったものの、同じだったのは同じような症状で手術をしたってことだけ。日米の入院事情に大きな違いがあった。

 まったく同じ開腹手術をしたという彼女が「病院にいたのは一晩だけ」ってケロリと言うのを聞いて耳を疑った。私だってアメリカに3年近くも住んでいたのだから、それなりに事情は分かっているつもりだったのに、それでも驚いた。

 彼女は朝方車を運転して病院に行き、昼ごろ手術をして夕方には歩く訓練、翌日の昼には退院して自ら車を運転して帰宅したってんだから、一瞬ことばを失った。会社は6週間休んだというけれど、家ではほぼ普通に生活していて、帰ってきた日から普通にお風呂に入っていたばかりか、リハビリとしてプール通いを勧められたそうだ。

 「え〜っ、こっちなんて手術前日に入院して、結局1週間入院したよ。退院後もしばらくはシャワーだけって言われて、本当なら術後1カ月検診でお風呂解禁になるらしいんだけど、先生のいうことを自分なりに解釈して退院後1週間でお風呂に入ったんだ。いろんな人に回復が早いって驚かれたんだけど…」と自分のことを説明したら、「日本人ていつも忙しそうにしているって言われているのに、入院はのんびりなんだね〜」と向こうも驚いていた。

 年齢とか体型・体力からみて彼女と私にそれほどの違いがあるとは思えない。むしろ彼女からはいつも「フルマラソン走るなんてスゴイね〜」と感心されていたくらいだ。

 郷に入れば郷に従え。私もアメリカで暮らしていたら1泊2日入院で退院して、それが当たり前だと思っていたんだろうな。そう考えてみると自分の置かれている環境に慣れきっているのが恐ろしくなってきた。

 ちなみに1泊2日の入院費用は手術代別で1万ドルくらいっていうから100万円以上。私なんて手術代を入れてももっとずっと安かった。彼女はもちろん保険でカバーするのだが、国民皆保険制度のないアメリカでは、必要な時に手術を受けられない人も多そうだ(いちおうメディケア・メディケイドといった社会的弱者向けの保険制度はある)。 
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2008年02月05日

欲しい! 5万円パソコン

ASUSTek ノートPC EeePC 701/4GA/512M/JPN/Win/B EeePC 701/4GA/512M/JPN/Win/B
ASUSTek ノートPC EeePC 701/4GA/512M/JPN/Win/B EeePC 701/4GA/512M/JPN/Win/B

 つい最近、5万円を切るパソコンが発売されたと聞いて欲しくなってしまった。重さ1キロ弱。出かけるときのメモ代わりに使って、あわよくばネット接続も、なんて考えだすと欲しくなるばかり。そんなに長持ちしないだろう(根拠はなく単なる勝手な想像です)けれど、5万円なら諦めもつくってものだし。

 今使っているパソコンの電源が一時故障した時に予備用に買ったエイサーの15インチノートパソコンは、持ち運びするには大きすぎるし重過ぎる(でも、10年くらい前は大して変わらない重さのパソコンを持って出張していたっけ)。今じゃすっかり夫の画像処理用パソコンになっている。

 この5万円パソコン、アマゾンのレビューを見たら数カ月中にも新製品が出るとのことで、それまでちょっと様子見かな。

【追記】結局、2008年7月12日に発売された後継機Eee PC 901-Xを買った。詳しくは7月12日付の記事「6万円パソコン」を参照のこと。
posted by らくだ at 21:01 | Comment(3) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

大雪

 この冬一番の大雪で青梅マラソンが中止になったそうだ。大雪といっても我が家周辺では一番雪が多かったときで積雪5センチあるかないか。一日中すごく静かで、たまにチェーンを巻いた車が通る音が響いていた。特に朝方は静まり返った中で雪がしんしんと降っていた。

 私が子どもの時だったら、日曜日に雪が降るなんていったら前の晩からウキウキして、朝はワクワクしながらカーテンを開け、朝ごはんもソコソコに外へ飛び出して雪だるまやかまくらを作ったり、雪合戦を楽しんだもんだ。

 それなのに、我が家の南北両方の窓から下を見下ろしても、だ〜れもいない。子供は一体何をやっているんだ? いくら少子化の時代といっても、このマンションにだって子どもはたくさん住んでいる。みんな家でゲームでもやっているんだろうか。今の子どもは雪が降ってもワクワクせずに『明日は道が滑りやすくなって困るぜ』なんて眉をひそめているんだろうか。

 午後に入り駐車場で雪だるまを作っている子供をようやく1人発見。なんとなく嬉しくなって、窓から伸び上がって下を見ていたら、夫に「一緒に遊んできたら?」と言われた。正直言うと本当に「おばちゃんも入れて」って言いたいところだった。
posted by らくだ at 23:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする