2007年04月27日

嫌な偶然

 十数年ぶりにデービッド・ハルバースタムの本を読んでいたら、数日前にハルバースタムが亡くなったとの報道。次回作の取材に出かける途中での交通事故死だという。愕然としてしまった。

 大学時代にゼミのレポートで何回も課題になった。私には「ベスト&ブライテスト」はかったるく、「メディアの権力」がお気に入りだった。読んだのは文庫版じゃなく、つぶれちゃったサイマル出版会から出たやつ。今でも本棚の奥に入っている。今読んでいるのは「静かなる戦争」の上巻だ。

 それから数日前のこと。ロストロポービッチのバッハ無伴奏チェロ組曲を5、6年ぶりに聴いたら、きょうになってロストロポービッチの訃報。ちょっと気味が悪い。本を読むのもCDを聴くのもなんだか怖くなってしまった。
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2007年04月23日

シェリル・クロウの提案

 歌手のシェリル・クロウが、環境保護のため1回のトイレ使用で使えるトイレットペーパーの量を制限すべきだと提案しているそうだ(BBC)。

 具体的にはonly one square per restroom visitという表現なのだが、このonse squareとはトイレットペーパーのミシン目とミシン目の間を指すのだろうか? 提案は「もちろん非常時を除く」という例外規定?つきなのだが、ちょっと厳しいような感じがする。トイレットペーパーの使用を制限する前にペーパータオルの使用をやめるとか、ほかにもっとできそうな感じだ。

 インドに住んでいたときは、「水で洗わずに紙で拭くなんていう西洋式のやり方を日本でもやっているのか」と驚かれたことが何回もあった。

 こっちはこっちで「水で洗うって言ったって、手を使うんでしょ。それはそれで遠慮したい」と思うのだが、彼らは食事の手(右)と御不浄の手(左)の分業体制ができているから「西洋式よりも絶対に清潔」と自信満々。何回か「環境も破壊しない」と言われたこともあったっけ。最近は西洋化が進んでトイレットペーパーを使っているんだろうか。
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2007年04月20日

デジカメ店頭価格の怪

 ず〜っとフィルムカメラを使い続けてきた夫がいよいよ初めてデジカメを買うというので一緒に行く。買うのは最初から決まっていた。パナソニックのFZ50ってやつ。

 Amazonで見たら6万2000円台で、ビックカメラでは何日か前に確認したら5万円台で売っていたというから、ずいぶん安い。それならビックカメラで即決と思って店頭に行ったら6万7800円だった。

 店員さんに聞く。「これこの間5万円台だったんだけど、そんなに変わるものなの? ほかの支店は同じ値段?」。そういうものらしいし、ほかの店でも同じだと言われた。

 次に「1週間もたっていないと思うんだけど、先週これいくらだったか調べてくれる?」って聞いたら、あら不思議「きょうから5万3800円になりました」って、一気に1万4000円も安くなった。しかもタイムサービスをしている気配もなければ、値札を直すわけでもない。言ってみるもんだね。 

 1年前に私のコンパクトデジカメを買ったときはAmazonを利用した。あとのときも1日で1万円くらい値段が変わることなんてザラで、デジカメを購入するのに「相場師」になった気分だったっけ。

 きょうは付き添いだけのつもりだったのに、トランセンドの2GBのSDメモリーカード(22.5MB/秒)が1日限定4980円だったので、こりゃ安い!とつい衝動買いしてしまった。これでSDカードのコレクションは2GBを筆頭に1GB、512MB、256MB×2、128MB×2、16MB×2に増えた。
  
タグ:デジカメ
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2007年04月16日

「激しい運動」と「適度な運動」

 ちょっと前に医者から「激しい運動」を禁止されてしまった。当然といえば当然の話なのだが、私の認識している「激しい運動」と他人の認識している「激しい運動」の間に格差がありそうだ、ということに最近気づいた。

 私としては、たとえばランニングのレースに出場したり、マラソンのトレーニングで何十キロも走るのは「激しい運動」。ジョギングは「適度な運動」だと認識しているものの、2、3時間も走ればかなりの負担になると思っている。だから来年の東京マラソン出場は諦めた。満足に走りこめそうにないから。

 ウォーキングは別だ。運動強度でいったらすごく軽いから、10キロや20キロ歩くのはヘでもない。「適度な運動」なら許可されている私にとって、数十分だって数時間だって歩くのは「適度な運動」で変わらないわけ。

 で、1週間ほど前に大阪と金沢でそれぞれ1日に20キロ以上とか10キロとか歩きまわった。一部はかなりのスピードで歩いた。土地勘のある人に自分の歩いたルートを説明すると全員が驚き呆れ、「そりゃ、どうみても『激しい運動』だよ」という。そんなもんかね。

 私の場合、パワーが低下しても活動面にはそれほど影響が出ない。影響が出るのは対人面だ。元気のない顔を見せると相手からエネルギーを奪ってしまいそうで申し訳なく、今回もあちこちで不義理にしてしまった。唯一「会いたい」と連絡して会ったのは、私と同じ持病を抱え、既に2回も手術している友人だけ。要するにお互いに傷口をなめ合ったってわけだ。

 今になって何人かの友人から「近くまで来たのに何で連絡してくれなかったの?」と責められている。これを読んでいる人がいたらどうもすいません。元気になったらまた行きますから、そのときは遊んでください。
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2007年04月12日

カート・ヴォネガットJr.死去

 米作家のカート・ヴォネガットJr.が亡くなった。享年84歳と聞いて驚く。もっとずっと若いかと思っていた。

 代表作「スローターハウス5」を発表したのが1969年というから、そのぐらいの年でもおかしくないのか。私が読んだのが翻訳されてから随分あとになってからなので、頭の中でタイムラグが生じているらしい。

 いつの間にかカート・ヴォネガットJr.からジュニアが取れていて、本屋で「え、これ同一人物? 名前変えたの?」と手に取ったことがあったっけ。

 彼の本は何冊か持っているし、「スローターハウス5」だけは何回か読んだ。でも、正直言うとそれほど好きな作家ではない。どことなくセンスが合わないっていうか、私の頭では分かりきれないっていうか。だから学生時代に「好きな作家はカート・ヴォネガットJr.です」なんて言える友人は私とは別物の文化人にみえて羨ましかった。
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2007年04月08日

湖西レジャー号

春の青春18きっぷ最後の日曜日を甘くみすぎてエライ目にあった。

 大阪7時45分発の敦賀行き新快速「湖西レジャー号」に乗る。大阪に早く着きすぎたため、わざわざ芦屋まで行った。

これで大阪から座れるだろうと思っていたら、やってきた新快速はメチャ込み。大阪で座るどころか、やっと吊革につかまれただけ。

新大阪と京都でも降りる人がほとんどいない。この段階でかなり絶望的な気分に。みていると途中の駅で乗るのを諦めている人もずいぶんいた。

 神戸から乗ったのにずっと座れないというおばちゃんが話しかけてきて、会話がはずむ。「これじゃ『湖西レジャー号』じゃなくて『湖西苦行号』ですね」って言ったら、周りの人も「あんた、いいこと言うな」って頷いていた。

 最終的に座れたのは敦賀の3つ手前の永原。2時間以上立ち続けたなんて、私の18きっぷ利用歴で初めての出来事だ。敦賀から金沢はどうにか座れた。とにかく疲れた。
posted by らくだ at 21:42 | Comment(5) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2007年04月07日

桜の通り抜け貨幣セット

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京都と大阪でお花見の一日。

まず嵐山へ行く。というのも何年か前の桜の季節に嵐山へ行った夫が良かったと言っていたからだ。夫は私とは趣味が正反対。温泉も嫌いだし、桜も「花粉症の季節の花だから、見るだけで条件反射的に鼻がムズムズする」と冷たい。

そんな夫が誉めるくらいなのだから、さぞかし素晴らしいのだろうとワクワクしていた。嵐山へ行くのは高校の修学旅行以来。どこで桜を見るべきか知らなかったので渡月橋のあたりを散策してみたものの、期待が大きすぎたのか、歩き回る場所を誤ったのか、それほどの感動はなかった。

正直いって『川の雰囲気などをのぞいて桜の花だけって話になったら、我が家の近所の石神井川だってかなりの名所だよ』と思ったし、それにも増して『あたしには嵐山よりも新世界の方が性に合ってるな〜』としみじみ感じた。

寄り道をして大阪にもどり、造幣局の桜の通り抜けへ。あいにく雨に降られた上、暗くなってしまったけど、こちらは見ごたえがあった。

 これだけ多くの種類の桜を見たのは初めて。中にはまだツボミのもあって、全体的には見所にはちょっと早いかなってところ。出口付近は咲き乱れ状態で嬉しくなった。

でも、個人的に一番受けたのは、写真の貨幣セット。実物は見なかったのだが、全種類の硬貨が特製の台紙にはられていて1800円だったかな。すごいボッタクリに感じられて苦笑した。造幣局ともあろうものが、暴利をむさぼる土産物屋みたいなことしてもいいのだろうか。

それにしても、携帯からの更新は疲れる。
タグ:大阪
posted by らくだ at 22:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2007年04月05日

食いだおれ

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午後四時すぎ尼崎で友人と再会。少なくとも12年ぶりだ。なぜかこんな時間から串かつを食べることになる。「お腹すいてないの」といいながらパクパク食べる。

場所をかえてお茶を飲み、友人のだんなも合流。大阪まで車でおくってもらったついでに、うちのだんなも合流。

通天閣にくりだしたものの串かつの店ばかり。で、また串かつを食べる。勢いに乗って土手焼きとバッテラも食べてしまい、苦しくなってしまった。
posted by らくだ at 22:02 | Comment(9) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2007年04月01日

都知事選その3

都知事選ポスター1

 盛り上がりに欠ける都知事選ながら、きょうだけは新しい発見があった。我が家の近所の掲示板ときたら、これまで石原現知事、チャレンジャーの浅野氏、黒川氏、吉田氏の4人分のポスターしか張られていなかったのに、気がついたらドクター中松のも仲間入りしていたからだ。

 ドクター中松の選挙ポスターを見るのは久しぶりだと思う。ここ数回の都知事選で見た記憶がないから、ポスターを作るのをやめたのか、我が家の周辺まで手が回らないのかどちらかなのだろうと思っていた。

 その昔見たポスたーはドクターの顔写真が出ていた。今回は写真がなくて文字が多い。怖いもの見たさで近づいてみる。ポスターの本文はどうでもいいのだが、右下にドクターらしい一文を見つけてしまった。「このポスターはドクター中松『ビシャット』で止めてあります」とある。

都知事選ポスター2

 その「ビシャット」がどんなものだか知らないのだが、私には普通の、あるいは少し大きめのステープラー(ホッチキス)を使っているようにしか見えなかった。他の4人のポスターは画鋲で止めてあったから、とにかく1人だけ違っていたのは確か。
  
posted by らくだ at 13:32 | Comment(5) | TrackBack(2) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする