2007年03月16日

不思議な日本語

 ここ数日、立て続けに不思議な日本語を聞いた。面識のない人と電話で話していたときのことだ。

その1) 返答はいたしかねません

 相手は自信たっぷりに言い切っている。会話の流れからいったら断られていることは間違いないのだが、それだったら「返答はいたしかねます」なんじゃ…。「できない」を否定しているから肯定になって「できる」ってことなのか、一瞬頭が混乱してしまった。

 私は単刀直入な人間なので、断られるのだったら、そんな回りくどい言い方をせずに「できません」て言ってもらったほうがありがたいな。

その2) ○○社が方針を180度どころか360度転換した

 「いたしかねません」では言葉に詰まって何も反応できなかった私だが、このときは無意識のうちについ「360度転換したら元にもどるんじゃ…」と言ってしまった。いえね、突っ込むつもりはなかったんです。素朴な疑問ていうか条件反射っていうか。気まずい沈黙が流れ、「あ〜余計なことを言ってしまった」と反省した。私はいつも一言多いのだ。

 そういえば我が家でも不思議はある。冬の寒い日の服装のことを私は子供のときから「温かい格好」と言ってきた。温かくするってことだ。夫はそれを「寒い格好」と言う。寒い日の格好だから。最初はすご〜くヘンな感じだった。それが今は「寒い格好で行く?」「うん、温かい格好にする」と会話がなりたっている。ほかの人が聞いたら意味が不明なんじゃないだろうか。
posted by らくだ at 22:44 | Comment(4) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする
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