私は海外旅行で意識して土産物を買った記憶がほとんどない。物欲とはそれほど縁がないと思っていた。ところが、今回のモロッコとアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイの旅はまったく別だった。
というのも、こういうアラブの国というか砂漠の国にはラクダがいる。当然ながら観光客を狙ったラクダの土産物も多い。普通の人がそんな物をそれほど欲しがるかどうかは分からないが、らくだを名乗っている私はラクダグッズを見るたびに欲しくなり、物欲の塊と化していろいろと買い込んでしまった。
なんせドバイのショッピングモールには「キャメル・カンパニー」なるラクダグッズの専門店まである。ここまで出稼ぎ労働者の使う路線バス(すごく不便)とタクシー(復路は根性が続かなかった)で往復。ラクダ柄のマウスパッド、カード、マスコットなど安い物ばかり大量に買い込んだ。
モロッコとドバイの市場でも、それぞれラクダ柄のTシャツをゲット。名古屋行きの飛行機に搭乗する直前にもラクダのぬいぐるみを買っている始末だ。エミレーツの機内で売っているぬいぐるみはどうにか買わないで我慢できた。
もちろん久しぶりにラクダにも乗り、ラクダとのツーショット写真をいっぱい撮ってもらった。相変わらず乗り心地は悪いけど、乗り心地の悪さではラクダは象に負けるな。