来年(2007年)3月1日から国際線の航空機内に液体を持ち込むのが厳しく規制されるという内容で、(1)あらゆる液体物は100ml以下の容器に入れる(2)それらの容器を再封可能な容量1L以下の透明プラスチック製袋に余裕をもって入れる(3)袋は1人当たり1つのみ−というのが柱。容器の容量が100mlということで、たとえば500mlのペットボトルに100mlの水が入っているのもダメ。
機内持ち込みじゃなくて、受託荷物にすれば大丈夫だそう。でもね、私はほとんど荷物を預けたことがない。一度メキシコのカンクンでトランジットした際に荷物を積み忘れれたことがあり、それ以降はなるべく預けないようにしている。バックパックを見せて「この大きさなら機内に持ち込んでも大丈夫ですよね」と言えば、いつも「それなら大丈夫です」とOKだ。
そのバックパックの中には500mlのペットボトルが入っているのが慣例。海外のペットボトルって国によってはペコペコだったりして、日本の丈夫なペットボトルが水筒代わりに役立つことは結構ある。3月以降は持ち出せないなんて残念だ。
飲み物だけじゃない。化粧品やコンタクトレンズの保存液、シャンプーも規制の対象。練り歯磨きって液体なの? 歯磨きの計量単位ってミリリットルじゃなくてグラムかと思っていた。
国交省の品目別リスト(PDFファイル)によると、コーラだのみりん、タバスコ、もみじおろしなど、考えられるありとあらゆるものが載っている。タバスコなら(わざわざもって行く人がいるかどうかは別として)容器は100ml以下で大丈夫かもしれない。
コンタクトレンズの保存液なんて「着ないで必要となる最小限のみ可」って…。到着してすぐに保存液が手に入る国ばかりじゃないのに。来年の3月以降は荷物を機内持ち込みにしないで預けることになりそうだ。安全とは面倒くさいものなり。