2006年09月02日

行ってみて良かった国

 オリコンで「海外旅行に行ってみて良かった国」のランキングが発表されていたのをきょうになって知った。男女年齢を問わずアメリカが一番人気だ。総合ランキングは以下の通り。
 1位 アメリカ
 2位 イタリア
 3位 オーストラリア
 4位 韓国
 4位 イギリス
 6位 フランス
 7位 カナダ
 8位 タイ
 9位 ドイツ
10位 中国
 この中で私が同意するのはタイかな。アメリカは子供のころからの憧れの国で、一人旅の手はじめに行った国だ。まず成田から乗った某米系エアラインの客室乗務員は、白人客にはニコニコと笑顔を振りまくのに、日本人には無愛想かつぶっきらぼうな対応なのに心底驚いた(いつの間にか、あんな差別待遇はなくなった)。

 おまけに親戚の家を訪ねて行ったら、叔母さんは髪の毛を金髪に染めているし、日米ハーフのいとこは日本人の血が混じっているというのを恥じている様子(自分の中で東洋と西洋が出会っているなんて、考えたこともなかったそう)で、期待が大きすぎたのか失望も大きかった。グレイハウンドバスを使ってアメリカを1周したのは楽しい体験だったけど、「なんか違う」って思いが残った。

 旅人にはいろんなタイプがあると思う。何回か旅をして気がついた。旅には準備も必要だけど、私の場合は事前にあまりにもたくさんの情報を詰め込んでしまうと、テレビや本の情報を確認する旅になりがちだ。どこかで見たことのある写真を撮ったりガイドブックに出ているレストランで食事しておしまい、の旅はなんかつまらない。

 私の興味は観光名所やショッピング、グルメよりも人間にある。言葉の問題もあってコミュニケーションは難しいし、旅先での見知らぬ人との交流はそれなりにリスクも伴うと分かってはいる。それでも、私の元気の素は旅先での人との触れ合いだ。言葉が通じないのに気持ちが通じた(と思えた)ときなど、ついウルウルしてしまう(こんなおめでたい性格なのに、今まで痛い目にあってないのが奇跡的かもしれない)。

 そんな私が選ぶ「行ってみて良かった国」は以下の通り。旅に非日常を求める人間として無責任に選んだ。順番はつけられないので順不同で羅列する。
キューバ
パキスタン
ビルマ
バンクラデシュ
チュニジア
ヨルダン
ジンバブエ
ペルー
チリ
 こうしてみると、なぜかアメリカにとっての「ならずもの国家」が私の好みかもしれない。政治体制とそこに住む人々はまったく別物だ。だからといって北朝鮮に行く気はしないけど。
posted by らくだ at 23:15 | Comment(9) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする