2006年06月26日

ビジネス界の重要人物ランキング

 フォーチュン系の「ビジネス2.0」誌がビジネス界の重要人物50人のリストを発表した(原文=英語)。選考基準はこれまでの業績や名声、資産などは関係ない。あくまでその人のアイデアや製品、ビジネスの洞察力が世界を変えつつあるかどうか、重要な新技術の開発などで詳細を形成しつつあるか、を基に選んだという。

 そういう基準のせいか、ビル・ゲイツは21位と中途半端なランク。グーグル創業者の2人が2位なのは目新しさがない。最近は米企業ニュースもそれほど詳しくチェックしていないので、知らない名前が多い。

 日本からはトヨタの張富士夫会長が8位に入っただけ。その他有名どころというか、私に馴染みのあるところではニューズのルパート・マードックが4位、アップルのスティーブ・ジョブズが5位、バーナンキFRB議長が20位、アマゾンのジェフ・ベゾズが42位、ヴァージンのリチャード・ブランソンが45位といったところだ。マードックが上位にいるのが意外。

 ところで、このリストの一番興味深いところは1位。それが原文では「You!」となっている。要するにあなた自身ということで「クリエーターとしての消費者」となっている。まさにWeb 2.0とやらを反映した順位だ。7位は「新興中流層」で、説明は「中国、インド、ロシア、ブラジル、その他あちこち」となっているのが面白かった。

 同時に発表された「重要でない人10人」というか「旬をすぎた10人」は特に順位付けはされていないものの、マイクロソフトのスティーブ・バルマー、SCEの久多良木健、スラッシュドットのロブ・マルダ、ボーダフォンのアルン・サリン、リナックスのリーナス・トーバルズなど。こっちのほうが大胆に選んだ感じでおもしろい。
posted by らくだ at 22:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする