そういう基準のせいか、ビル・ゲイツは21位と中途半端なランク。グーグル創業者の2人が2位なのは目新しさがない。最近は米企業ニュースもそれほど詳しくチェックしていないので、知らない名前が多い。
日本からはトヨタの張富士夫会長が8位に入っただけ。その他有名どころというか、私に馴染みのあるところではニューズのルパート・マードックが4位、アップルのスティーブ・ジョブズが5位、バーナンキFRB議長が20位、アマゾンのジェフ・ベゾズが42位、ヴァージンのリチャード・ブランソンが45位といったところだ。マードックが上位にいるのが意外。
ところで、このリストの一番興味深いところは1位。それが原文では「You!」となっている。要するにあなた自身ということで「クリエーターとしての消費者」となっている。まさにWeb 2.0とやらを反映した順位だ。7位は「新興中流層」で、説明は「中国、インド、ロシア、ブラジル、その他あちこち」となっているのが面白かった。
同時に発表された「重要でない人10人」というか「旬をすぎた10人」は特に順位付けはされていないものの、マイクロソフトのスティーブ・バルマー、SCEの久多良木健、スラッシュドットのロブ・マルダ、ボーダフォンのアルン・サリン、リナックスのリーナス・トーバルズなど。こっちのほうが大胆に選んだ感じでおもしろい。